PADIダイビングショップ アリエス

DIVINGSHOP ALIES

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ブログ ~ 東伊豆・八幡野ダイビングツアー ~

適正ウエイトの答えは一つじゃない

イナダ@東伊豆・八幡野|ダイビングショップアリエス

頭上を通り過ぎて行くイナダ

10月18日(土)は東伊豆・八幡野ダイビングツアー

 

【天気】晴れ、24℃

【海況】凪

【潜水データ】

■ 透明度:10~15

■ 水温:25℃

■ 最大深度/①17.2m/②18.0m

■ 潜水時間/①64分/②59分

 

本日も生物を楽しみながらのスキルアップツアー。

当店の新規のお客様の半分以上は初心者ダイバーの方だけれど、大抵仰るのが

「中性浮力が苦手」ということ。

中性浮力は意識して練習をしないと、いつまで経っても上達しない。

ダイバーの中には100本以上経験本数があっても中性浮力が取れていない人もいる。

自分では取れているつもりでも、ホバリングなどチェックをすると、すぐに出来ていないことが分かる。

 

~ 画像をタップすると拡大します ~

クロホシイシモチの幼魚@東伊豆・八幡野|ダイビングショップアリエス

クロホシイシモチの幼魚たち

マツカサウオの幼魚@東伊豆・八幡野|ダイビングショップアリエス

マツカサウオの幼魚

中性浮力を上達する前提条件になるのが適正ウエイト。

これは潜降の速度で測る。

ウエットスーツの場合はBCからエアを抜くのは簡単なので良いのだけれど、ドライスーツを着ている場合は、まずドライからエアを抜くスキルを身に付けないとならないので、ここまでに一つハードルがある。

 

今回のお客様の中にも、ウエイト量など条件は変わらずに、一本目は潜降が出来なかったのに、二本目は出来たという方がいる。

これは前回からの期間が空いているので、二本目に慣れてきたというのが大きい。

これを、今まで2回に1回出来ていたものを、3回に2回成功出来るようにして、段々成功の確率を上げていく。

ここで気を付けたいのが、ウエイト量が正しいのかどうか。

当店にお越し頂く新規のお客様は、そのほとんどがオーバーウエイトで潜っている。

これは、きちんと教えられない、あるいは教えない店だと、潜降出来ないと、スキルを教えるのではなく、すぐに重くすることで沈めようとするから。

これだと、ゲストは永遠に上達しないけれど、スタッフ側は楽になる。

ウエイトが重ければ、潜降に苦労することもないし、浮いていっても、エアを抜けばすぐに下がってくる。

中性浮力を取って泳げるようにはならないけれど、別に上達しなくても、行ける範囲で生物を見せて楽しんでもらえばいい。

キンチャクダイの幼魚@東伊豆・八幡野|ダイビングショップアリエス

久しぶりなキンチャクダイの幼魚

クサフグ@東伊豆・八幡野|ダイビングショップアリエス

港内にいるクサフグ

ダイビングの上手さは潜降で分かる」と言われるほど、重要で難しいスキル。

これを時間が掛かってでもしっかりとやる。

そんな適性ウエイト選びをしている中のお一人のTさん。

前回潜った時に、こんなことを言っていた。

「水深5mで、エアが無い状態で泳ぎやすい」

これだと、泳ぎやすいのは良いのだけれど、ちょっと足りない。

5mより浅くなると浮いていってしまうので、これは良くない。

 

私は水深1mになっても浮いていくことはないけれど、お客様にお伝えしているのは

「これは上手いからじゃなくて、オーバーウエイトだからです」

「さっきの話と違う、オーバーウエイトだと中性浮力が上手くならないと書いてあったじゃないか」と思われた方もいるかもしれない。

そう、それは適正ウエイトの答えが一つじゃないから。

ここで言う答えが一つじゃないというのは、器材が変わったとか、インナーが増えたとかいう話ではありません。

まったく同じ装備でもウエイトは変えていく。

それは、初心者の内はビチビチの適正ウエイトで潜ってもらっているから。

スカシテンジクダイの幼魚@東伊豆・八幡野|ダイビングショップアリエス

スカシテンジクダイの幼魚

キンギョハナダイ@東伊豆・八幡野|ダイビングショップアリエス

アジ根上のキンギョハナダイ
他にもイトマンクロユリハゼ、ゼブラハゼ等も

ビチビチの適正ウエイトというのは、しっかりとした潜降のスキルを身に付けないと沈めない重さ。

オーバーウエイトにしているダイバーは、ドライのエアが抜けていなくても沈んでいくので、エア抜きのスキルも身に付かない。

潜降速度が速いので、それを遅くするために足動きの癖が付いてしまう。

潜降用のゆっくりとした、息を長く吐くことも覚えられない。

耳が抜けにくい人だと、耳を傷めてしまうこともある。

 

それだけ適正ウエイトを突き詰めると、浮力コントロールがしやすくなるので、Tさんも、今回見事なホバリングと、キック停止スキルでの、きれいなトリムが出来ていた。

きちんとした適正ウエイトでの技術を身に付ければ、少しウエイトが重くなったとしても、ホバリングやトリムが崩れるようなことはない。

さらに浮力コントロールが出来た上で、トリムやきれいなフィンキックの技術を高めていく。

 

浅場に来た時に、お客様の一人が水平姿勢のまま、エアを抜く行動がないまま水面まで浮いていった。

エキジットした後、「エアを抜く行動をしてみてください」とお伝えすると、

「水深8mで、全部エアは抜いたんですよ。でも浮いたんです」という答えが返ってきた。

これも聞くことがあるのだけれど、その返答としては「エアは全部抜けてません」です。

 

潜降の時などに、便宜上「エアを全部抜いて下さい」等と言うけれど、どんなにエアを抜いたとしても真空にはならない。

真空にならないということは、深度が浅くなれば、必ず空気は膨張する。

お客様が浮いていった時に、危険がない限り、私はそのまま浮いていくのを見ている。

そうして、浮いていく原因はどこにあるのかを探る。

足が動いているのか、エア抜きの態勢や方法なのか、息は吐けているか、ドライからエアが抜けないならBCには残っていないか、その切替の判断は素早く出来ているかなど。

出来なかった点を見つけて、それをフィードバックし、出来なかった部分を改善していって頂く事で、お客様は上達していきます(#^^#)

<アリエスはダイビングを上達したい初心者ダイバーのためのダイビングショップです

ダイビングを本当に楽しむために必要なのは、

<本当の上手さ>と<生物を見る楽しさ>だと、アリエスでは考えています。

上手くなれば同じ海に潜っても見られる生物はまったく違い、安全性も高くなります。

「上達して、その先にある水中風景を見て欲しい」

 

ダイビングはただ本数をたくさん潜っても上手くはなれません。

上手くなりたい、きちんとしたダイビングをしたい、

そんなお客様はダイビングツアーの特長をご覧頂き、

当店のツアーにご興味をお持ち頂けたら、ツアー参加の流れをご覧ください。

 

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