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3月15日(土)は東伊豆・八幡野ダイビングツアー。
【天気】曇り一時雨、11℃
【海況】うねり少々
【潜水データ】
■ 透明度:~15m
■ 最低水温:15.4℃
■ 最大深度/①23.2m/②16.4m
■ 潜水時間/①49分/②49分
この日はアリエスツアー初参加のKちゃんがいらした。
「小笠原でのダイビングを100%楽しめるようになりたい」とのご希望だった。
まずは基本的なことからスキルを確認。
バディチェックは「なんとなくやっていた」とのことだったので、ここを詳しく。
えっ、そんな基礎的なこと?と思われる方もいるかもしれませんが、
アリエスは新規のお客様の半分ほどがダイバーですが、今まできちんとバディチェックをやっていたという人はほとんどいません。
ブログ「セッティングミスで起きたダイビング事故」や「防げたはずのダイビング事故」にも書いたように、バディチェックさえきちんとしていれば防げた事故というのがあるくらい大切なスキル。
~ 画像をタップすると拡大します ~
アリエスでは<本当の上手さ>を提供していきたいと考えているけれど、それは秘訣がある訳でも、限られたダイバーしか出来ない難しいことでもありません。
本来やるべきことをきちんとやるだけ。
うちがきちんとしているというよりは、きちんとダイビングを教える店が減って来てしまったのが、指導団体から声明が出るほどダイバーのレベルが下がってきてしまった原因だと思う。
まずは正しい潜降が出来ているかを確認。
「潜降を見ればダイバーのレベルが分かる」と言われるほど、重要なスキル。
一本目は浮力が取れているかを確認する為にホバリングを動画撮影。
ドライスーツを使用していて、浅場に来た時に浮いていってしまうのであれば、浮かない為には何をすれば良いか、浮いた原因はなんだったのかをお伝えする。
慣れてきた二本目にはキック停止のスキルを行い、
中性浮力、トリム、キックがきれいに出来ているかを確認。
一本目に潜っている時に、ひざ蹴りキックになってしまっているダイバーとすれ違った。
ひざ蹴りキックとは、ダウンキックの時に体の水平線から降ろす時に、膝から先に落ちてしまっていること。
体の水平線に足が来た時には、足も水平になるようにしたい。
このグループには何人か同じ蹴り方をしている人がいた。
最初に気付いた人も、まったく中性浮力が取れていないという感じでもないので、
個人的なものかもしれないけれど、正しいフィンキックを教わっていないのじゃないかと思われた。
普段先頭にいるインストラクターからは、中性浮力が取れているかは振り返って確認が出来るけれど、フィンキックについては、これを確認する練習をしないと、いつまで経っても上手くならない。
休憩中に、一本目に気が付いたスキルの改善点をお伝えしてから二本目へ。
準備をしている時に、ずいぶん沖の方で浮上したグループが見えた。
エア切れか、浮いてしまって水中に戻れないのか分からないけれど、水面移動を開始した。
まずいのはここから。
翌日海を大荒れにしてしまう低気圧が南にあって、既に波打ち際にはうねりによる高めの波が入っていた。
にも関わらず、水深2mもないんじゃないかという岸よりを泳いでいる。
「なんであんなに浅瀬を泳いでいるんだろうねぇ」とお客さまと話していたら、
一人のダイバーがゴロタの上に打ち上げられた。
こうなるとインストラクターも助けに行けない。
少しゴロタの上で転がった後、そのダイバーはフィンを脱いで、エキジット口ではないゴロタの上を歩き始めた。
ちょうどうちのお隣にいたチームで、当店でも情報を持っているお店さんだった。
上がってきた、まだ若い女性インストラクターが声を掛ける。
「〇〇さん大丈夫でした?」
「すみません、波に打ち上げられちゃいました」
いや、あなたが謝ることじゃなくて、あんな波があるのに岸よりを泳いだら、そりゃあ打ちあがるだろう。
スタッフの判断ミスなのだけど、そこまで大きな波じゃなかったので、怪我が無くて幸いだった。
このツアーの二日後、最近ダイビングライセンスを取得したばかりの新規のお客さま、Fさんが来店された。
Fさんは、まだ講習が終わる前に当店にご連絡を頂き「アドバンスコースを受けたい」とのことだった。
「このダイビングショップでは上達出来ない」と思ったそうだ。
ここも知っているお店で、ブログ「娘がダイビングショップで117万のローンを組んできたんですが、大丈夫でしょうか?」の東京にある系列店だった。
ログブックを確認すると、講習の深度は5~7m、潜水時間は30分ほど。
一番水温が冷たい時期なので、潜水時間がある程度短いのは仕方ないと思うけれど、30分は短すぎる気がする。
そして水深ももう少し取りたい。
最大水深が5mだと、4m位の所で泳ぐことになると思うが、あまり浅すぎても中性浮力は取りずらいし、深度変化がないと浮力調整の練習にならないし、エアが早いとか長いとかも分からない。
が、それよりも大きな問題があった。
それはFさんは痩せ型の体形なのだけれど、ウエイトを12キロ付けていたことだ。
聞くとインナーも薄いようだったし、とてもそんなにウエイトが必要とは思えない。
これだけ付ければ、水底を歩くことも可能だろう。
ダイビングを上達するには適正ウエイトが重要で、
当店では「適正ウエイトから1㌔違えば潜りづらく、2㌔違ったらめちゃくちゃ」とお伝えしている。
最初の講習で、完全に適正ウエイトにするのは出来ないかもしれないけれど、
このウエイト量を聞いただけで、とてもまともにダイビングを教えようとしているとは思えないが、「上達するには次のステップアップコースを受けた方がいいよ」と言われたそうだ。
このダイビングショップは、先に出てきた浜に打ち上げられちゃったお店と同じ指導団体で、ここの指導団体では「2万円でダイビングライセンス取れますよ」と表示して集客し、100万以上する器材をガンガン勧めてくるという所が多い。
Fさんに対してもそうだったらしい。
またマッチングアプリを使って、デート商法をしているお店もある。
そして、この指導団体はパディでいうアドバンスコースが6日間かかる。
老舗百貨店が並ぶ区にあるお店では、コースフィーが30万円だった。
「高いですよね?」と聞くと、
「うちが高いのではない、うちの指導団体が高いのだ」と返ってきたそうだ。
いや、6日間にしたのは指導団体でも、値段を決めたのは自分達でしょう。
もちろん値付けは自由だし、ダイビングはそう簡単に上手くなるものではないので、
期間がかかるのは仕方ないとしても、あまりに一度のコースが高いと受講しづらくなってしまうので、分ける方法もあるはずだった。
ダイビングショップは100店あったら、100通りのやり方があるほど違う。
ダイビングは誰に教わるかで、まったく上達度が変わってしまうので、
ダイビングを楽しむためにも、安全の為にも、
当店のQAにある「ダイビングショップの選び方」なども参考にして頂き、
”本当の上手さ”を教えてくれるお店を選んでください。
きっと自分が通える範囲の中に、よーく探せば、そういうダイビングショップがあると思いますので。
< 冬期営業のお知らせ >
1~4月までは水・木曜日が定休日、営業時間は12:00~19:00までとなります。
宜しくお願い致します。
<アリエスはダイビングを上達したい初心者ダイバーのためのダイビングショップです>
ダイビングを本当に楽しむために必要なのは、
<本当の上手さ>と<生物を見る楽しさ>だと、アリエスでは考えています。
上手くなれば同じ海に潜っても見られる生物はまったく違い、安全性も高くなります。
「上達して、その先にある水中風景を見て欲しい」
ダイビングはただ本数をたくさん潜っても上手くはなれません。
上手くなりたい、きちんとしたダイビングをしたい、
そんなお客様はダイビングツアーの特長をご覧頂き、
当店のツアーにご興味をお持ち頂けたら、ツアー参加の流れをご覧ください。
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