ダイビングのお問合わせはこちらへ
留守番電話になった際はお問い合わせ
フォームよりご連絡をお願い致します
03-6276-5758
穏やかな陽気の大晦日、
2025年も今日が最後となりました。
厳しいなーと感じることもあれば、嬉しい出会いもあった一年。
厳しかったと感じたお話からすると、一つは日本のダイバーのレベルのこと。
7月の小笠原ツアー。
小笠原はアリエスの方向性を強くした海。
もう8年も前のブログに<小笠原で潜るダイバーのレベルが下がっているという問題>というのを書いた。
以前小笠原は、ここで潜る為にスキルを磨いたダイバーたちが来たが、すっかりレベルが下がったという話をガイドさんから聞いた。
今年オーナーに「昔と比べて小笠原に来るダイバーのレベルは下がりましたか?」と聞くと、「レベルが下がったというか、初心者が増えましたね」とのことだった。
やはり接客業なので言葉は選んでいたけれど、レベルが下がっているということに他ならなかった。
小笠原といえど、初心者が潜れるポイントばかりだと、驚くほどつまらない海になる。
小笠原は上級者ほどダイビングを楽しむのが難しい海になったのかもしれない。
機会があれば、この辺りもブログに書いてみたい。
~ 画像をタップすると拡大します ~
そして、気になる事故もいくつかあった。
まずは4月に石垣島で起きた、マスククリアが出来ない事が原因での死亡事故。
マスククリアは初歩的なスキルだけれど、これが出来なくて死亡事故になってしまうとはという感じだった。
一番気になったのは8月に黄金崎で起きた、バディ潜水をしていたご夫婦の行方不明後の死亡事故。
2年前にも似た事故があり、ブログ<ベテランダイバーの死亡事故から得る教訓>に書いた。
今年の事故もバディシステムを解消した後に事故が起きている。
黄金崎は深度も浅く、地形もフラット、湾になっていて流れも出にくい。
バディ潜水をしていた位だから、ある程度潜っているダイバーの方だと思われた。
ダイビングに慣れてくると、基本的な安全の為の行動をやらなくなってしまう方達もいる。
自分がダイビングを終えるその日まで、事故に遭わないダイビングをして欲しいし、
またインストラクターとして伝えていきたいと思う。
今年の海で特徴的だったのが、夏の低水温。
今までも一部が冷たいというのはあったけれど、こんなに全体的に低くなったというのは記憶にない。
8月に17℃台を記録した。
まるで真冬のような冷たさだった。
しかも陸上は暑い。
これは黒潮が、遥か南まで下がってしまい、深いところの冷たい水が押し上げられた為と言われていた。
黒潮が離れたせいで、例年になく季節来遊魚は少なく、黒潮が近いとバンバン出る神子元のハンマーも大苦戦となった。
が、そんな中でも嬉しい出会いは数々あった。
小笠原でのイトヒキコハクハナダイとカンザシスズメダイの群れ。
カンザシは一匹でも良いのに、それが群れているとは。
近海での出会いもあった。
インストラクターとしてではなく、いちダイバーとしての楽しみが、初めて見る魚たち。
今年は大瀬崎でテングノオトシゴやヨコスジイシモチ、井田のギンユゴイなどなど。
2025年に一番印象に残った魚はなんだったかというと、それは5月に赤沢で見たアカイサキだった。
自身二回目のアカイサキだったけれど、この時は遠く、深く、暗く、そしてアカイサキは小さかった。
この難しい条件の中で見られたのはオーナーが好意で連れて行ってくれたおかげ。
特に目印もないその場所に一発で行けるのは、さすが現地ガイドさんだなと思った。
さらにこの日は、赤沢では三年振り、自分でも二回目となるオビトウカイスズメダイもいた。
こちらも紹介してもらって見ることが出来た。
だけれど、いくらガイドさんの腕が良くても、それに付いて行けるだけのスキルがゲストダイバー側になければいけない。
自分が潜りたい海でダイビング出来るだけのスキルアップをしてから行く。
その当たり前だったことが、いつからか崩れてしまい、先述した小笠原のような状況が生まれ、<ガイドの役割>という声明まで出される事態になってしまった。
海に潜っていると、良い時も悪い時もあるけれど、悪い時を知っているからこそ、良い時の喜びが分かる。
潜っているからこそ様々な出会いがある。
来年はどんな新しい生物たちに出会えるだろう(#^^#)
今年もありがとうございました、来年も宜しくお願い致します。

< 冬期営業日時のお知らせ >
1~4月は定休日が水・木曜日、営業時間は12:00~19:00までとなります。
また、1/9(金)~13(火)は冬休みとなり、お問い合わせフォームへの返信、電話対応等が出来なくなります。
ご不便をお掛けしますが、宜しくお願い致します。
<アリエスはダイビングを上達したい初心者ダイバーのためのダイビングショップです>
ダイビングを本当に楽しむために必要なのは、
<本当の上手さ>と<生物を見る楽しさ>だと、アリエスでは考えています。
上手くなれば同じ海に潜っても見られる生物はまったく違い、安全性も高くなります。
「上達して、その先にある水中風景を見て欲しい」
ダイビングはただ本数をたくさん潜っても上手くはなれません。
上手くなりたい、きちんとしたダイビングをしたい、
そんなお客様はダイビングツアーの特長をご覧頂き、
当店のツアーにご興味をお持ち頂けたら、ツアー参加の流れをご覧ください。
<お問い合わせ&お申込み>
お電話03-6276-5758、または下部、メニューにあります問い合わせフォームよりご連絡を願い致します。
お気軽にお問い合わせください
03-6276-5758
電話受付時間 :12:00~20:00(お問い合わせフォームは24時間受付)
*留守番電話になりましたら、お問い合わせフォームよりご連絡をお願い致します。
(電話番号が履歴に残りません)
定休日:木曜日・不定休があります