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ブログ ~ 西伊豆・大瀬崎ダイビングツアー ~

史上最小のシロクマ

極小のクマドリカエルアンコウ。下の黒いのは指先@西伊豆・大瀬崎|ダイビングショップアリエス

極小のシロクマ。下の黒いのは指先

10月13日(月)は西伊豆・大瀬崎ダイビングツアー

 

【天気】快晴、無風、28℃

【海況】凪

【潜水データ】

■ 透明度:8~12

■ 水温:23~24℃

■ 最大深度/①20.8m/②30.8m

■ 潜水時間/①69分/②52分

 

予定では12日の夜から今年最後の神子元ツアーだったのだけれど、台風23号の影響でクローズに…。

急遽希望者だけでの日帰りツアーとなった。

北東の強風、南うねりも考慮して、ポイントは四連続の大瀬崎。

こういう海況に強くて、初心者から上級者まで楽しめて、なおかつ施設もいいという場所があるのが本当にありがたい。

 

~ 画像をタップすると拡大します ~

ミヤケテグリ@西伊豆・大瀬崎|ダイビングショップアリエス

新漁礁のミヤケテグリ

クツワハゼ@西伊豆・大瀬崎|ダイビングショップアリエス

ミヤケテグリの周りに沢山いるクツワハゼ

神子元に行けるメンバーなので、この海ではスキルの話もないのでブリーフィングも短く、準備も早い。

渋滞もなかったので、新宿駅を朝6時15分に出発して、一本目のイン時間は9時39分だった。ダイビングの上手さは色々あるけれど、上手いダイバーは何もかもが要領よく行動が早い。

 

一本目は10リッターエアのタンクを使用して湾内へ。

見たい生物の希望を聞いて、ミヤケテグリとテングノオトシゴ狙いに決まった。

一直線で新漁礁に向かう。

大瀬続きだったので、すぐにミヤケテグリを発見。

その周りにはクツワハゼの幼魚が沢山いる。

そのすぐ横には体長3cmほどのかわいいヒレグロスズメダイ。

この二匹を堪能した後、次の目標、ビーナス先にいるテングノオトシゴへ。

テングノオトシゴ@西伊豆・大瀬崎|ダイビングショップアリエス

ずっと同じ場所にいるテングノオトシゴ
 

クロユリハゼ@西伊豆・大瀬崎|ダイビングショップアリエス

今湾内でお勧めのクロユリハゼなどが群れる場所

すると、ビーナス像の低い壁を熱心に見ているチームがいた。

ガイドさんが力強く手招きをして、一人一人に見せている。

これはなんかいいものいるに違いない。

場所が空くまで時間つぶしをして戻る。

 

別チームが見ていた場所を見ると、なにか白いものがポツンといる。

横にいたYさんに「シロクマ?」とスレートに書くと、「うーん?」という感じの表情をする。シロクマとは、白いクマドリカエルアンコウのこと。

なんか手みたいなのがあるし、シロクマだろうとTGの顕微鏡モードで撮ってみる。

目視ではよく分からなかった、赤い隈取りがちゃんとあった。

 

目視した時は1cm弱位かと思ったけれど、写真を見ると、もっと小さいようだった。

シロクマの下にある黒いのが私の指先。

グローブをすると指の幅が2cm位になることを考えると、5ミリ位だろうか。

自分史上最小のシロクマだった。

もっとジャスピンの写真を撮りたかったのだけれど、横にデジイチを持ったソロダイバーが待っていたので、全員見た所で挨拶を交わして、その場を離れた。

 

次はすぐ近くのテングノオトシゴ。登場してから随分経つけれど、居る場所がほとんど変わっていないので、すぐ発見。

前回見た時は死んでいるのかと思う程動かなかったけれど、この日は少し動きがあった。

 

さらにその後は浅場のゴロタに当てて、戻りがてらネジリンボウを探す。

一昨日見た巣穴が見当たらない。

なにしろ、ゴロタ下というガンガンダイバーが通る場所なので、巣穴が潰れてる可能性もある。

ふと足元を見ると、一匹のネジリンボウが私を見上げていた。

前の巣穴に気を取られて、近づきすぎてしまっている。

引っ込まないように、そっーと後ろに下がる。

ダイバーを警戒して、ホバリングこそしないものに、なかなか引っ込まない。

下の動画の最後も、一度引っ込んだものの、すぐに出てきた。

さらにさらに、もうエキジットに近い位置に、今お勧めの光景が見られるポイントがある。

南方系のクロユリハゼにイトマンクロユリハゼ、クロホシイシモチの幼魚が何千と群れる。

浅場で光が差し込むのもあって、南国感満載の雰囲気となっていた。

それが下の動画。

この位のダイビングだと、NDLは問題無いし、エキジット後の最終残圧も50以上残っていた。

もはや問題になるのはトイレに行きたいことだった。

ダイビングショップの中には潜水時間が30分ほどと短い店もあるけれど、当店ではお客様のレベルが許せばがっつり遊ぶ。

1ダイブでの楽しみが多くなる。

それが、上達する事の一つの価値だと思う。

 

二本目はエンリッチタンク12リッターを用意して、久しぶりの先端へ。

器材を乗せた台車をゴロゴロしていると、お客様がこんなことを話し始めた。

「さっき、休憩室で面白ネタをは話しているイントラがいたよ」

そこは当店のブログにも時々登場する大手ダイビングショップ。

初心者の講習をしていたようなのだけれど、中性浮力の説明で、

「中性浮力は体勢によって変わるの。だから、ホバリングをする時は、ホバリング用の態勢を取るの」

なんじゃそりゃ?と思ったそうだ。

まさに意味不明である。

体勢で中性浮力は変わらないし、ホバリングの時は、態勢では無くて、ホバリング用の呼吸をするなら意味が分かる。

このショップは会社の仕組みの都合で、常に経験の浅いインストラクターしかいない。

もしかすると、習った時の重要な主語が抜けてしまつているのかもしれない。

なんにせよ、そんなガセネタを教えられているゲストが気の毒だった。

この店でダイビングをしていたという方が、何人も当店にいらしているが、どなたもまともにダイビングを習っていなかった。

サクラダイの求愛行動@西伊豆・大瀬崎|ダイビングショップアリエス

サクラダイの求愛行動。雄の腹びれが真っ赤

アザハタ@西伊豆・大瀬崎|ダイビングショップアリエス

アザハタが育ってきた

先端は目的地側に押される流れがあった。

ダイビングのセオリーとしては、最初に流れに逆らって、疲れる後半に流されて戻って来るものだ。

だが、目的地がソフトコーラル畑なので、帰りに逆らうしかない。

目的地にいる時間を短めにした。

 

相変わらずこの場所には湾内の千倍、いや一万倍の魚影がある。

キンギョハナダイ、サクラダイ、カシワハナダイ、ケラマハナダイ、イサキ、スズメダイ。

クダゴンベ、タテジマヤッコ、アカハチハゼ、モンツキハギ、そしてムナテンベラの幼魚も多く見かけた。

アザハタの幼魚も、この場所にはいくらでもいるけれど、今日は成魚と言ってもいい個体を見た。

アザハタと言えば、串本辺りで見るような魚だと思っていたけれど、もう伊豆でも普通に成魚がいるようになるのかもしれない。

 

そんな魚が沢山いる中で、一番注目したのはサクラダイの求愛行動。

オスが凄い勢いでメスを追いかけて寄り添う。

大瀬崎、特に先端では年がら年中求愛行動が見られる。

他のハナダイ系と違い、サクラダイの婚姻色は大きくデザインが変わるわけではない。

赤が濃くなり、白斑点とのコントラストがはっきりとし、腹びれまで真っ赤に染まる。

うー、この美しい姿をオスが手前で撮りたかった(≧◇≦)

ハナダイの婚姻色の違いは<大瀬崎生物図鑑>で比べられるので、興味のある方はご覧ください。

 

もうすぐエキジットというところで、見事な立ち泳ぎをするダイバーがいた。

まるでタツノオトシゴくらい体が垂直になったまま移動している。

うーん、これはひどい( ゚Д゚)

エキジットしてから、「先端にも面白ダイバーいるんだね」とYさんが言った。

まともにダイビングを教えてくれる店なら、たとえ一本目のダイビングでもこうはならない。そのお店は大瀬崎ではよく見かけて、イントラの方は年配なので、経験年数はあるだろうと思われた。

だが、お客様がこのスキルでは、きちんと教えることが出来るお店ではないだろう。

まあ、正しいスキルを教えられるお店なら、このレベルのダイバーを先端に連れてきたりはしない。

ここまでスキルが低いのはゲストのせいじゃない。

インストラクターの教える能力のせいなのだ。

上達出来ないダイビングショップを選んでしまったダイバーの方は、早くそれに気づいて、上達させてくれるインストラクターがいるお店に変えた方がいい。

ダイビングは上達してからが本当の楽しいところだし、安全性も上がるので(*^_^*)

<アリエスはダイビングを上達したい初心者ダイバーのためのダイビングショップです

ダイビングを本当に楽しむために必要なのは、

<本当の上手さ>と<生物を見る楽しさ>だと、アリエスでは考えています。

上手くなれば同じ海に潜っても見られる生物はまったく違い、安全性も高くなります。

「上達して、その先にある水中風景を見て欲しい」

 

ダイビングはただ本数をたくさん潜っても上手くはなれません。

上手くなりたい、きちんとしたダイビングをしたい、

そんなお客様はダイビングツアーの特長をご覧頂き、

当店のツアーにご興味をお持ち頂けたら、ツアー参加の流れをご覧ください。

 

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