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神子元に行けるメンバーなので、この海ではスキルの話もないのでブリーフィングも短く、準備も早い。
渋滞もなかったので、新宿駅を朝6時15分に出発して、一本目のイン時間は9時39分だった。ダイビングの上手さは色々あるけれど、上手いダイバーは何もかもが要領よく行動が早い。
一本目は10リッターエアのタンクを使用して湾内へ。
見たい生物の希望を聞いて、ミヤケテグリとテングノオトシゴ狙いに決まった。
一直線で新漁礁に向かう。
大瀬続きだったので、すぐにミヤケテグリを発見。
その周りにはクツワハゼの幼魚が沢山いる。
そのすぐ横には体長3cmほどのかわいいヒレグロスズメダイ。
この二匹を堪能した後、次の目標、ビーナス先にいるテングノオトシゴへ。
すると、ビーナス像の低い壁を熱心に見ているチームがいた。
ガイドさんが力強く手招きをして、一人一人に見せている。
これはなんかいいものいるに違いない。
場所が空くまで時間つぶしをして戻る。
別チームが見ていた場所を見ると、なにか白いものがポツンといる。
横にいたYさんに「シロクマ?」とスレートに書くと、「うーん?」という感じの表情をする。シロクマとは、白いクマドリカエルアンコウのこと。
なんか手みたいなのがあるし、シロクマだろうとTGの顕微鏡モードで撮ってみる。
目視ではよく分からなかった、赤い隈取りがちゃんとあった。
目視した時は1cm弱位かと思ったけれど、写真を見ると、もっと小さいようだった。
シロクマの下にある黒いのが私の指先。
グローブをすると指の幅が2cm位になることを考えると、5ミリ位だろうか。
自分史上最小のシロクマだった。
もっとジャスピンの写真を撮りたかったのだけれど、横にデジイチを持ったソロダイバーが待っていたので、全員見た所で挨拶を交わして、その場を離れた。
次はすぐ近くのテングノオトシゴ。登場してから随分経つけれど、居る場所がほとんど変わっていないので、すぐ発見。
前回見た時は死んでいるのかと思う程動かなかったけれど、この日は少し動きがあった。
さらにその後は浅場のゴロタに当てて、戻りがてらネジリンボウを探す。
一昨日見た巣穴が見当たらない。
なにしろ、ゴロタ下というガンガンダイバーが通る場所なので、巣穴が潰れてる可能性もある。
ふと足元を見ると、一匹のネジリンボウが私を見上げていた。
前の巣穴に気を取られて、近づきすぎてしまっている。
引っ込まないように、そっーと後ろに下がる。
ダイバーを警戒して、ホバリングこそしないものに、なかなか引っ込まない。
下の動画の最後も、一度引っ込んだものの、すぐに出てきた。
さらにさらに、もうエキジットに近い位置に、今お勧めの光景が見られるポイントがある。
南方系のクロユリハゼにイトマンクロユリハゼ、クロホシイシモチの幼魚が何千と群れる。
浅場で光が差し込むのもあって、南国感満載の雰囲気となっていた。
それが下の動画。
この位のダイビングだと、NDLは問題無いし、エキジット後の最終残圧も50以上残っていた。
もはや問題になるのはトイレに行きたいことだった。
ダイビングショップの中には潜水時間が30分ほどと短い店もあるけれど、当店ではお客様のレベルが許せばがっつり遊ぶ。
1ダイブでの楽しみが多くなる。
それが、上達する事の一つの価値だと思う。
二本目はエンリッチタンク12リッターを用意して、久しぶりの先端へ。
器材を乗せた台車をゴロゴロしていると、お客様がこんなことを話し始めた。
「さっき、休憩室で面白ネタをは話しているイントラがいたよ」
そこは当店のブログにも時々登場する大手ダイビングショップ。
初心者の講習をしていたようなのだけれど、中性浮力の説明で、
「中性浮力は体勢によって変わるの。だから、ホバリングをする時は、ホバリング用の態勢を取るの」
なんじゃそりゃ?と思ったそうだ。
まさに意味不明である。
体勢で中性浮力は変わらないし、ホバリングの時は、態勢では無くて、ホバリング用の呼吸をするなら意味が分かる。
このショップは会社の仕組みの都合で、常に経験の浅いインストラクターしかいない。
もしかすると、習った時の重要な主語が抜けてしまつているのかもしれない。
なんにせよ、そんなガセネタを教えられているゲストが気の毒だった。
この店でダイビングをしていたという方が、何人も当店にいらしているが、どなたもまともにダイビングを習っていなかった。
先端は目的地側に押される流れがあった。
ダイビングのセオリーとしては、最初に流れに逆らって、疲れる後半に流されて戻って来るものだ。
だが、目的地がソフトコーラル畑なので、帰りに逆らうしかない。
目的地にいる時間を短めにした。
相変わらずこの場所には湾内の千倍、いや一万倍の魚影がある。
キンギョハナダイ、サクラダイ、カシワハナダイ、ケラマハナダイ、イサキ、スズメダイ。
クダゴンベ、タテジマヤッコ、アカハチハゼ、モンツキハギ、そしてムナテンベラの幼魚も多く見かけた。
アザハタの幼魚も、この場所にはいくらでもいるけれど、今日は成魚と言ってもいい個体を見た。
アザハタと言えば、串本辺りで見るような魚だと思っていたけれど、もう伊豆でも普通に成魚がいるようになるのかもしれない。
そんな魚が沢山いる中で、一番注目したのはサクラダイの求愛行動。
オスが凄い勢いでメスを追いかけて寄り添う。
大瀬崎、特に先端では年がら年中求愛行動が見られる。
他のハナダイ系と違い、サクラダイの婚姻色は大きくデザインが変わるわけではない。
赤が濃くなり、白斑点とのコントラストがはっきりとし、腹びれまで真っ赤に染まる。
うー、この美しい姿をオスが手前で撮りたかった(≧◇≦)
ハナダイの婚姻色の違いは<大瀬崎生物図鑑>で比べられるので、興味のある方はご覧ください。
もうすぐエキジットというところで、見事な立ち泳ぎをするダイバーがいた。
まるでタツノオトシゴくらい体が垂直になったまま移動している。
うーん、これはひどい( ゚Д゚)
エキジットしてから、「先端にも面白ダイバーいるんだね」とYさんが言った。
まともにダイビングを教えてくれる店なら、たとえ一本目のダイビングでもこうはならない。そのお店は大瀬崎ではよく見かけて、イントラの方は年配なので、経験年数はあるだろうと思われた。
だが、お客様がこのスキルでは、きちんと教えることが出来るお店ではないだろう。
まあ、正しいスキルを教えられるお店なら、このレベルのダイバーを先端に連れてきたりはしない。
ここまでスキルが低いのはゲストのせいじゃない。
インストラクターの教える能力のせいなのだ。
上達出来ないダイビングショップを選んでしまったダイバーの方は、早くそれに気づいて、上達させてくれるインストラクターがいるお店に変えた方がいい。
ダイビングは上達してからが本当の楽しいところだし、安全性も上がるので(*^_^*)

<アリエスはダイビングを上達したい初心者ダイバーのためのダイビングショップです>
ダイビングを本当に楽しむために必要なのは、
<本当の上手さ>と<生物を見る楽しさ>だと、アリエスでは考えています。
上手くなれば同じ海に潜っても見られる生物はまったく違い、安全性も高くなります。
「上達して、その先にある水中風景を見て欲しい」
ダイビングはただ本数をたくさん潜っても上手くはなれません。
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