PADIダイビングショップ アリエス

DIVINGSHOP ALIES

〒151-0071 東京都渋谷区本町6-37-8 渡辺ビル1F

営業日時:12:00~20:00  定休日 :木曜日・不定休があります

ダイビングのお問合わせはこちらへ

お問い合わせフォーム

留守番電話になった際はお問い合わせ
フォームよりご連絡をお願い致します

03-6276-5758

ブログ ~ 東伊豆・富戸ダイビングツアー ~

危険性を知るダイバーになる

アジアコショウダイの幼魚@東伊豆・富戸|ダイビングショップアリエス

アジアコショウダイの幼魚

11月1日(土)は東伊豆・富戸ダイビングツアー

 

【天気】薄曇り、西南西強風、22℃

【海況】うねり特大から小

【潜水データ】

■ 透明度:5~15

■ 水温:22℃

■ 最大深度/①15.4m/②25.0m

■ 潜水時間/①64分/②60分

 

966hPaまで気圧の下がった爆弾低気圧のせいで、大きなうねりが予想され、西南西の強風が吹き荒れる予報だった。

諸々を考慮して、ポイントは富戸にしたが、うねりは大きかった。

港内からのエントリーエキジットがOKになっていたので、予定通り富戸の海で潜ることに。

 

~ 画像をタップすると拡大します ~

マサバの大群@東伊豆・富戸|ダイビングショップアリエス

マサバの大群

タカサゴヒメジ@東伊豆・富戸|ダイビングショップアリエス

タカサゴヒメジ

セッティングが終わったお客様から順に、エントリー口の波を見て来てもらい、自分が出入り出来るのかを判断してもらった。

目をつむってもらって、通常のスロープから行くか、港内から行くかを挙手してもらう。

経験本数にも幅があるし、波のある海況の体験の有無もある。

挙手の結果、通常のスロープから行くことになった。

 

ブリーフィングも終わり、いざエントリーとなった時、明らかに先ほどよりうねりが大きくなっていて、時折胸の高さまで、崩れた白い波が打ち寄せていた。

中には臆せず進んで行くお客間もいたが、「ちょっと怖い」という方もいたので、港内から潜ることにした。

 

この辺の判断はスキルや経験によるので、一概にどれが正解とは言えない。

この状況からでも、問題なくエントリーしていくダイバー達もいる。

但し、迷うような海況なら安全な方を選ぶ。

 

ダイバーとしてのレベルを上げていくのに、中性浮力などの身体的なスキルが身に付いてきたら、もっと遠くへ、深く、波のある、流れのある、うねりのある海況でも潜っていきたい。

海は穏やかに越したことはないけれど、難しいコンディションで潜ったことがなければ、穏やかな海でしか潜れないダイバーになってしまうし、急な海況変化があった時に対応が出来ない。

フウライチョウチョウオ@東伊豆・富戸|ダイビングショップアリエス

今や貴重なフウライチョウは港内にいた

イシガキダイの若魚@東伊豆・富戸|ダイビングショップアリエス

イシガキダイの若魚

富戸の場合、コンクリートのスロープと、金属の手すりがあるのでエントリーはしやすい。

ただ、スロープから外れてゴロタに落ちると、立つことは出来ないし、ハイハイで進んだり戻ったりも難しく、波が打ち寄せる度に、大きな石の上をゴロゴロと転がり続けることになる。

転がっている最中にレギュレーターが外れれば、溺れるかもしれない。

これがIOPだと、しょっちゅう波が立っているので、よくIOPに行っているダイバーなら波のある時の対処方法は慣れることが出来る。

エントリーエキジット口も比較的平らで広いので、万一転んでもハイハイで移動も可能だ。

そもそも波が立たないけれど、大瀬崎の湾内ならエントリーエキジット口が玉砂利で、どんなに転んでも、あまり怪我をすることは考えられない。

そういったポイントに合わせた状況まで判断出来るようになって欲しい。

 

必ずしもガイドの判断が自分に合ったものとは限らない。

時にはガイドが行くと言っても、やめる判断が必要になるかもしれない。

ダイビングの危険性がどこにあるのかを知り、最終的には自分の身は自分で守らないとならない。

 

以前、「私は事故は起こさないから大丈夫です!」と言ったお客様がいた。

怖いなと思った。

数千本、いや万単位で潜っているベテランガイドさんが、事故で命を落とした例を知っている。

それはレクリエーションダイビングの範囲ではなかったけれど、それでもあれだけ水中環境に慣れている方達にでも事故は起きるのだ。

誰の身にでも事故は起きる。当然私にも。

ダイビングの事故は軽微なものは少なく、一度起きると大きな事故に繋がることが多いと言われる。

なので、起きる前に聞いた知識を自分事として捉え、危険性を知るダイバーとなって、事故を未然に防げるようになって欲しい。

 

以前<ダイビングで死なない為にやるべき10のこと>という記事を書いた。

その中では意識すればすぐに出来るものもある。

かなり有効なのがバディシステムを守ること。

今年8月に、ご夫婦でバディ潜水をしていた方が、バディシステムを崩した後に、事故で亡くなられた。

ご本人的にも痛恨の極みだと思う。

 

本当に上手いダイバーなら良いのだけど、少し潜れるようになると、自分の楽しさを優先して、バディをまるで見ていないダイバーの方がいる。

もちろんダイビングは自己責任で行うものだけれど、水中という特殊な環境なのだから、グループ全体で安全を高められるようなチーム作りをして潜れることを目指していきたい。

<アリエスはダイビングを上達したい初心者ダイバーのためのダイビングショップです

ダイビングを本当に楽しむために必要なのは、

<本当の上手さ>と<生物を見る楽しさ>だと、アリエスでは考えています。

上手くなれば同じ海に潜っても見られる生物はまったく違い、安全性も高くなります。

「上達して、その先にある水中風景を見て欲しい」

 

ダイビングはただ本数をたくさん潜っても上手くはなれません。

上手くなりたい、きちんとしたダイビングをしたい、

そんなお客様はダイビングツアーの特長をご覧頂き、

当店のツアーにご興味をお持ち頂けたら、ツアー参加の流れをご覧ください。

 

<お問い合わせ&お申込み>

お電話03-6276-5758、または下部、メニューにあります問い合わせフォームよりご連絡を願い致します。

‥ページの先頭へ‥

その他のメニュー

ファンダイビングで自然に上達できることなど、10の特長とサービスをご紹介。

ブランクダイバー、再開したい方は、こちらをご覧ください。

ツアーの特長やサポート、スタッフと店内の紹介、お店の考えなどをご説明しています。

お問合せはこちら

お気軽にお問い合わせください

03-6276-5758

電話受付時間 :12:00~20:00(お問い合わせフォームは24時間受付)

*留守番電話になりましたら、お問い合わせフォームよりご連絡をお願い致します。

 (電話番号が履歴に残りません)

定休日:木曜日・不定休があります

   お問合せ

03-6276-5758

ご来店は予約制となっております。
留守番電話になった際は、問合せフォームよりご連絡をお願い致します(電話番号が履歴に残りません)