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ブログ ~ 西伊豆・大瀬崎ダイビングライセンス取得 ~

上達させられないなら、インストラクターの価値はない

アカオビハナダイのオス@西伊豆・大瀬崎|ダイビングショップアリエス

アカオビハナダイのオス

5月17日(土)~18日(日)はダイビングライセンス取得講習

初日のポイントは西伊豆の大瀬崎。

 

【天気】南西の暴風雨、22℃

【海況】凪

【潜水データ】

■ 透明度:5~10m

■ 最低水温:17.8℃

■ 最大深度/①10.0m/②12.0m

■ 潜水時間/①53分/②46分

 

この日は低気圧から延びる温暖前線の通過があって、伊豆の海上では風速15m以上の予報だった。

しかも雨。

 

そんな中でも波が立たなくて、広い屋内施設がある所ということで、海は大瀬崎に決定。やはり同じことを考えるショップが沢山あるので、広い施設はダイバーでいっぱいだった。

陸上は立っていると風で押されるほど、雨は横に飛び、水面からは水煙が立ち上る。

そんな中でも風向きが違うので、波は立たない。

 

毎度のことながら、ダイビングライセンス取得コースを受けるお客様たちは大変そうだ。覚えることも多いし、水中という無重力に近い状態で体を動かすことは、想像以上に難しい。

この二日間では「ダイビングの一連の流れを覚える」ことと「適正ウエイトに近づけて中性浮力を少しでも取れるようなる」という2つのことを目標にしていた。

 

~ 画像をタップすると拡大します ~ひr

メジナ@西伊豆・大瀬崎|ダイビングショップアリエス

メジナ

ウツボ@西伊豆・大瀬崎|ダイビングショップアリエス

ウツボ

今回参加のお客様たちで、一番大きなスキル変化があったのはHさんだった。

まずは水面でウエイトチェック、4㌔で水面から沈まない位だったので、空気減少分と、一本目は体を沈み気味にして安定させるために6㌔から開始。

ロープに掴まりながらの潜降なので大丈夫なのだけれど、降りるのが速かった。

最初からあまりウエイトを少なくしすぎると、フィンキックで態勢を変えようとしたり、バランスが崩れると足が動いて、すぐに浮いていってしまう。

それを戻して、また浮いてを繰り返していると、お客様も疲れてしまう。

まずは少し重い状態で水慣れをして頂く。

 

中性浮力が上達するうえで、適正ウエイトであることは必須条件。

潜降の速度で適正ウエイトかどうかを見極めているので、水面でのウエイトチェックや潜降というのは非常に重要なスキル。

ブログ2万で講習を受けたら、ウエイトが2倍以上付いていた>でも紹介したけれど、今は本当にいい加減な講習をしているダイビングショップが増えてしまっていて、こういったスキルを省いてしまうという重大な不正をしている店が複数ある。

 

Hさんはプール講習の時からバランスに苦戦していた。

一本目でも体が立ってしまい、そのまま後ろに歩いていってしまう。

湾内は緩やかな斜面なので、どこまででもいってしまいそうだった。

 

二本目はウエイトを1㌔減らした。

一本目の潜降を見た感じでは2㌔は減りそうな感じだったけれど、あまり大きな変化をすると、浮力の調整加減も変わり過ぎてしまう。

ウエイトが奇数になると、重さの左右差にも気を付けたい。

初心者の時は少しウエイトバランスが悪いだけでも態勢が崩れてしまう。

そして、頭側を重くするために、BCのベルトをタンクの下の方に付けてもらった。

これだけで一本目に比べてはるかにトリムが良くなり、泳ぎやすくなった。

アカハタ@西伊豆・大瀬崎|ダイビングショップアリエス

アカハタ

カミナリベラのオス@西伊豆・大瀬崎|ダイビングショップアリエス

カミナリベラのオス

二本目の終わり頃、けっこうな人数の目を引くチームと会った。

体は45°に立ち、キックは早く、横に流れていて、ほとんど蹴れていない。

もしこれがダイビングライセンス取得コースの一本目であったとしても、かなりまずいスキルだった。

こんなに体が立ってしまうのは浮力も取れていないし、オーバーウエイトなのかもしれない。

オーバーウエイトだとBCに多くの空気を入れる為に、体が立ってしまう。

そして、みんなゴムフィンを使っていたけれど、よほど足が浮いてしまう人以外は、初心者はゴムフィンは使わない方がいい。

日本人はゴムフィンが好きで使っている人も多いけれど、世界のスタンダードは樹脂製のフィンが多いと聞く。

足先に重たいものを付けるのは、フィンキックという上下運動には負担になる。

そして、その人の体質を含めたトリムの状態が分からず、足が浮く人以外に、重たいゴムフィンを使うと、きれいなトリムが取れなくなってしまう。

ある大手ダイビングショップでは、講習前からドライスーツ専用の重たいフィンを販売している。

ドライスーツ専用のフィンを販売しておけば、ウエットスーツになった時に、もう一本フィンを買ってくれるからやっているのだと思うが、まるでお客様を上達させようという概念自体がない。

 

先ほどのチームについて言えば、浮力調整も出来ていないけれど、インストラクターが泳ぐのが速過ぎるのだと思う。

速いと言っても、ぱっと見には十分遅く泳いでいる。

それでもなぜ速いと感じたかというと、初心者の方というのはキック効率が悪い。

その為、イントラがゆっくり泳いでいるつもりでも、ゲストはキックが早くなってしまう。

そして、ダイバーはびっくりするほどキックの力で体が浮いてしまうので、自分が中性浮力が取れているように勘違いをしてしまう。

当店では中性浮力を上達してもらう時はスローモーションのように動き、時々停止しながら進んで行く。

キックを止めれば、浮力のごまかしは効かない。

 

Hさんは6時間掛けて当店を探し当ててくれたそうだった。

そしてKさんはAIに聞いたそうだ。今時(笑)

せっかく数あるダイビングショップの中から当店を選んで頂いたのだから、明日のもう一日で、どれだけ上達を実感して頂けるか。

上達させられられないならインストラクター(指導員)の価値はない。

明日はどうなるだろう(#^^#)

<アリエスはダイビングを上達したい初心者ダイバーのためのダイビングショップです

ダイビングを本当に楽しむために必要なのは、

<本当の上手さ>と<生物を見る楽しさ>だと、アリエスでは考えています。

上手くなれば同じ海に潜っても見られる生物はまったく違い、安全性も高くなります。

「上達して、その先にある水中風景を見て欲しい」

 

ダイビングはただ本数をたくさん潜っても上手くはなれません。

上手くなりたい、きちんとしたダイビングをしたい、

そんなお客様はダイビングツアーの特長をご覧頂き、

当店のツアーにご興味をお持ち頂けたら、ツアー参加の流れをご覧ください。

 

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