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2月22日(土)は東伊豆・富戸ダイビングツアー。
【天気】晴れのち曇り、9℃
【海況】わずかなウネリ
【潜水データ】
■ 透明度:15~20m
■ 最低水温:15.2℃
■ 最大深度/①20.2m/②15.2m
■ 潜水時間/①48分/②57分
この日は東名高速で多重事故が重なり、富戸に着いたのはなんと10時半だった…。
運転もダイビングも事故が無いように気を付けたい。
私と常連のYさんは、ワールドダイブからお借りして、初めてシェルドライをモニター。
今までネオプレンしか着たことがなかったけれど、水中でも陸上でも動きやすかった。
陸上ではネオプレンの様な締め付け感が少なく、まるで暖かい服を着ているよう。
水中では、樹脂ファスナーが腰にあるので、肩回りがまったく制限無く動かすことが出来る。
これで、両方の違いを実感としてお客様に伝えることが出来るようになった。
そして、他のお客様達には「今日はちょっと練習多めで」ということにした。
アリエスのツアーはレベル分けはされているものの、そのツアーの内容によって、スキルアップの部分は変わってくる。
先週から連続で参加のKちゃん。
前回のウエイトは8㌔でも沈みずらかったのが、今回は7㌔でも少し早い位の潜降になり、次回は6㌔でも行けそうな感じだった。
ウエイトが少なくなるのは上達している証拠。
これは軽ければ上手いという話ではなく、あくまでも自分に対しての適正ウエイトを見つけるということ。
適正ウエイトで潜ることはスキルの上達にもなるし、安全性も上がる。
その他には、キック停止やホバリングを動画で撮ってスキルチェックをする。
キックをしている状態では分からない、浮力はきちんと取れているか?
トリムを見て、きれいな水平姿勢が取れていないなら、重量配分を変える、
きれいなフィンキックはエア持ちを良くし、効率よく力を使って進むことで、遠くの生物も見られるようになる。
~ 画像をタップすると拡大します ~
このブログを書いている前日の夕方、Yさんから「流氷ダイビング事故」というタイトルで、URLのあるメールが送られてきた。
事故は2025年2月23日に61歳の女性が、海水を飲み込み溺れ、肺炎を発症し、
意識はあるものの、喋れない状態であるとのこと。
ツアーは東京のダイビングスクール主催で、ゲスト14名のゲストに対して、3名のインストラクターと2名監視員を配置。
海上保安庁は、現時点で安全管理体制に大きな不備はないと見ている、とのこと。
ダイビング上の不備が無くても事故は起きる。
この事故の内容を見て思ったのは、事故にあったダイバーは流氷ダイビングに潜れる身体的スキルや精神的スキルがあったのかどうかということ。
初めての流氷ダイビングであれば、ご本人には分からないので、誘う側のスタッフが判断しなければいけないでしょう。
もちろん事故は大丈夫だと思っていても不意に起こるものだし、流氷の水温は他では体験出来ない物なので、低水温に関係がある事故ならば防げないのかもしれない。
私は流氷ダイビングの経験はないけれど、随分前に水温3℃ほどの海で潜ったことがある。
インストラクターになって15年程は経ち、数千本は潜っていたけれど、
港から飛び込んだ時に、あまりの冷たさに呼吸が苦しくなり、
ダイビングをしていて初めて「この冷たさで30分も潜れるのかな?」と思った。
流氷の水温はさらに冷たく、マイナス2℃ほどという。
水温の1℃は気温の1℃とはまるで違うほど大きな差がある。
私が経験した水温から、さらに5℃も低いとなると、身体に与える影響も大きいだろう。
ただ今回のブログは、決して「水温の低い流氷ダイビングは危ない」と言っているものではありません。
自分の住んでいる国で出来る貴重な体験で、水中から見上げる流氷の造形は素晴らしいものだそうで、日差しが出れば氷上は暖かく、北海道なので食べ物も素晴らしく美味しいとのこと。
あくまでもここでお伝えしたいのは、自分が潜りたい海に、ダイビング出来るだけのスキルが備わっているか?ということ。
アリエスのブログを読んで頂いてる方には、度々お伝えしている、日本人ダイバーのレベルが低くなっているという問題。
それは教えているインストラクター側のレベル低下にほかならない。
自分のスキルより上のレベルの海に行けば、自分が楽しめないばかりか、危険だったり、他の潜れるダイバーに迷惑を掛けてしまうというのを、
ブログ「小笠原で潜るダイバーのレベルが下がっているという問題」や、
「メガトンハンマーゾーンに行けないダイバーたち」で実際の事例を紹介してきました。
お客様の中にも「スキルレベルに関係なく、どこの海でも連れて行ってくれるのが良いダイビングショップだ」という意見を聞いたこともありますし、
インストラクターの中にも「スキルアップしてから行きましょう」なんて言うと、お客様が自店から離れていってしまったり、悪い評価をされるのを嫌がってか、無理と思われる状況で連れて行ってしまっているのを見ることがある。
どんなに楽しませることが上手なスタッフでも、事故を起こしては、特に死亡という結果になれば、今まで楽しかったダイビングが全て無に帰してしまう。
最初に出てきた流氷ダイビングで事故に遭われた方も、ダイビング最終日で、夜には楽しい打ち上げもあったでしょう。
周りのお客様も、一緒に潜っていた方が事故に遭っていては、とても楽しい気持ちでは過ごせないでしょう。
今は意図的に上達させないダイビングショップがあるというのも知っている。
それは、いずれ事故という形で自分に跳ね返ってくるかもしれない。
ゲストダイバーの方も、自分が行きたい海に見合ったレベルまでのスキルアップを、本当のインストラクターと一緒にして欲しい。
一件でもダイビングの事故が減りますように。
事故に遭われた方の、一刻も早い回復を願います。
< 冬期営業のお知らせ >
1~4月までは水・木曜日が定休日、営業時間は12:00~19:00までとなります。
宜しくお願い致します。
<アリエスはダイビングを上達したい初心者ダイバーのためのダイビングショップです>
ダイビングを本当に楽しむために必要なのは、
<本当の上手さ>と<生物を見る楽しさ>だと、アリエスでは考えています。
上手くなれば同じ海に潜っても見られる生物はまったく違い、安全性も高くなります。
「上達して、その先にある水中風景を見て欲しい」
ダイビングはただ本数をたくさん潜っても上手くはなれません。
上手くなりたい、きちんとしたダイビングをしたい、
そんなお客様はダイビングツアーの特長をご覧頂き、
当店のツアーにご興味をお持ち頂けたら、ツアー参加の流れをご覧ください。
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