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潜行して、ダイビングを開始すると‥
ひと目見て10本も潜っていないんじゃなかと思われる初心者ダイバーの方たち。
自転車こぎ、平泳ぎ‥。
1本目が終了するとガイドのIさんは申し訳なさそうに言いました。
「今までアンカリングが多かったので、ドリフトダイビングがしたいんですが(レベルが)‥」
「そっ、そうですよねー。このチームでドリフトダイビングしたら事故が起きそうですよね‥(^_^;)」
思い出すのは今回500本を迎えた上級者ダイバーの言葉
「最終日だから攻めたいよねー」
申し訳ない‥。
2本目はチーム変更があり、一面の白砂に岩が点在する<万作>へ。
ここではミスジスズメダイやチンアナゴ、コガネヤッコやバラハタがいました。
そして、チームは‥、
さっきよりも初心者のダイバーが‥(゚∀゚)
中性浮力はおろか、自転車こぎにもなっていない、赤ちゃんが足をバタバタしているようなフィンキック‥(゚∀゚)
アシスタントが1名のダイバーを浮いたり沈んだりしないように掴まえ、
あまりに危険なので、別のもう一人を自分で押さえる。
そうして2本目のダイビングは終わりました‥(^_^)
前日に小笠原在住20年のベテランガイドMさんが言っていた、小笠原に来るダイバーのレベルが下がっているという話し。
「以前は小笠原に来るダイバーはダイビングをしに来るゲストでしたが、最近は旅行のついでにダイビングをする。
レンタル器材のダイバーも増えました。
世界遺産になってからの傾向ですね。」
ダイビングに限らず、初心者が上級者に合わせることは出来ません。
必然的に初心者に合わせたダイビングポイント選びになります。
豪快なドリフトダイビングポイントにも行けませんし、
優しいポイントでも広範囲で周り様々な生物を見ることも出来ません。
ベテランダイバーさんは言いました。
「これじゃあ、沖縄(本島から行くケラマ)と変わんないねー(笑)」*注1
*注1 ケラマでも見られるような風景で、初心者向けのポイントという意味。ケラマが全て初心者向けの海という意味ではありません。
以前、別の小笠原のベテランガイドさんから言われた言葉を思い出しました。
「小笠原には200本潜ってから来て欲しい。
そうでないと、本当の小笠原の魅力を伝えられない」
父島周辺にも上級者ダイバーが満足できる豪快なダイビングポイントもあります。
「初心者ダイバーに合わせたポイント選びで、上級者ダイバーが満足できない」
この種の問題は小笠原に限らず、与那国でもパラオでもあります。
これを解決するのには、何隻も船を用意し、ガイドも大勢いてスキルレベルでチームを分ける、またはトカラのように「最低100本以上」*注2という条件を付けるなどがありますが、経営的には難しいでしょう。
*注2 2020年6月より現地申込200本以上、ダイビングショップのツアー150本以上に変更になりました。
以前「水中ガイドの役割」という声明が出ました。
そこには「ガイドは案内が業務で、ゲストのスキルを補うことを役割としていません」
「ドリフトダイビング等の知識、技術が必要な場合は、習得されているダイバーのみをガイド致します」と書かれていました。
このような声明が出されるほど、ダイビングを安全に楽しむための問題になっています。
初心者ダイバーの方は「小笠原でダイビングした」という一定の満足感はあると思います。
しかしそれは、小笠原の海の魅力の1割にも満たないかもしれません。
小笠原がそのような海だと思われてしまうのを悔しく思うガイドさんもいるでしょう。
全てのダイバーが安全に、その海の魅力を楽しむ為に必要なことは、
「そのダイビングポイントに十分潜れるスキルを身につけてから行く」ことです。
それは小笠原であっても、きちんとしたダイビングをしていれば、そう難しいことではありません。
上手い人なら50本でもなんとかなるかもしれません、
出来れば100本位潜っていると楽しめるでしょう。
ただし、ダイビングは本数だけ増えても、慣れることはあっても本当の意味での上達はしません。
今、初心者ダイバーの方も自分が上手になってから行ったダイビングポイントで、初心者に合わせたダイビングポイントばかりでしたら、つまらなく感じるかもしれません。
それが48時間船に乗って、最低6日間かかるような海であれば尚更です。
アリエスでは、こらからもダイビングをする人全員が安全に楽しく潜れるように「きちんとしたダイビングが出来るダイバー」になって頂くことを目指していきます。
< 関連ページ >
☆ 小笠原ダイビングツアー2017①<ボニンブルーの海へ!>
2017年7月26日(水)
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初めてのダイビングポイントでも潜り方をレクチャー、水中でもフォローしますので安心です。
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小笠原でダイビングが楽しめるまでのスキルアップもお任せください。
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