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5月31日(土)は東伊豆・赤沢ダイビングツアー。
【天気】北寄りの強風、雨、19℃
【海況】凪のちややうねり
【潜水データ】
■ 透明度:~12m
■ 最低水温:20.2℃
■ 最大深度/①9.4m/②9.4m
■ 潜水時間/①63分/②73分
今日はアリエスツアー初参加のMちゃんがいらした。
先日某大手ダイビングショップでライセンスを取得したのだけれど、
「ダイビングが出来ている実感もないのに、どんどんステップアップコースを勧めてくる姿勢に疑問を感じた」そうだった。
この「出来ている実感がない」というのは正しい感覚だった。
この店はブログ<上達させないダイビングショップ>に書いたところで、ゲストを上達させる気など、1ミリもなかった。
~ 画像をタップすると拡大します ~
Mちゃんは女性で標準体型ながら、付けていたウエイトは10キロ。
男性はもっと多くのウエイトを付けていたそうだ。
前回のブログがちょうど<中性浮力の上達は適正ウエイトを見つけること>だったけれど、アリエスでは適正ウエイトから1キロ違えばダイビングがしづらく、2キロ違ったらめちゃくちゃ、とお伝えしているほど、適正ウエイトを見つけることは重要だった。
マニュアルでは「水面で全ての器材から空気を抜き、普通の呼吸をしている状態で水面が目線にくる」のが適正ウエイトの測り方だと書いてある。
ここに空気の減少で軽くなる分を足すことになる。
実際には水面で測るのは目安で、潜降の速度で確認している。
適正ウエイトであれば、簡単に沈むことはなく、体の動き、姿勢、息の吐き方、ドライスーツからのエア抜き、全てがきちんと出来てからスムーズに沈むので、これで適正ウエイト量が分かることになる。
初心者の方には、この潜降をマスターするのが難しく、ここが出来ないと適正ウエイト自体が分からない。
前述したダイビングショップでは、ダイビングライセンス取得講習で必須のスキルになっているウエイトチェックも、垂直潜降すらも省いてしまっていた。
「潜降しないで、どうやってダイビングするの?」と思われた方、このお店ではもの凄いオーバーウエイトにすることで、体験ダイビングのように、海に入るスロープを使用して、まるで歩くようにして水中に入ってしまっている。
ダイビングライセンス取得講習の時からこうして水中に入っていた場合は重大な不正。PADIのショップであれば、青いトレーニングログの11ページに書いてある、「指標を使った潜降」「指標を使わない自由潜降」が、ロープなどに頼らないフリー潜降(垂直潜降)になる。
さらに恐ろしいのが、そんなダイビングショップがYouTubeでダイビングの上達について語っている事だった。
こんな大事なスキルを省いているダイビングショップが上達を語るとはホラー映画よりも怖い…( ゚Д゚)
Mちゃんも初めての垂直潜降となった。
もちろんウエイトが10キロな訳ないので、4キロでチェック、6キロで開始、二本目は5キロにした。
スロープで下るように水底がないので、まずはバランスが取れない。
そして、10キロも付けていたら浮力調整をして泳ぐことなど出来ないので、ほとんどゼロからのスタートになり、大変そうだった。
ウエイト量が倍も付いている、5キロもオーバーウエイトになっているのは、ダイビングが上達しないばかりか、危険でもある。
この店ではスキルが出来ていようが出来ていまいが(まあ、自分たちがスキルを省いているけど)認定してしまうので、この状態でお客様は他の海に潜りに行くことも出来る。
さすがに現地のガイドがウエイト量がおかしいことに気づいてはくれると思うけれど、もし気づかずに、こんな量のウエイトでフリー潜降をしたら、耳抜きが追い付かずに痛めてしまうだろう。
今後は当店で上手になって、安全に楽しめるようになって欲しい(#^^#)
水中では季節柄、沢山の幼魚たちがいた。
エキジット口には何百というメジナの幼魚、アオリイカの産卵用に沈めた木の漁礁には、マメマクラことキタマクラの幼魚や、メバル、マダイ、シマウミスズメなど。
少し沖に泳いだ漁礁には、まだ純白のアオリイカの卵がびっしりと付いていた。
親はいないかなーと思って見ていると、ちょうど一杯だけ現れた。
赤沢に来たら、ぜひ見たい魚がいたのだけれど、一本目はそのエリアまで行けなかった。二本目は少し慣れてきたので、泳ぐ練習がてらガイドロープを沖へ沖へ、するとお目当ての魚を発見!
その魚とはマトウダイ。
昔は冬になると大瀬崎や田子で見られたけれど、もう随分長いこと見ていなかった。
最初赤沢に現れた時は500円玉サイズだったらしけれど、今はもう20㎝弱ほどまで大きくなっていた。
本当はもっと小さい内に見に来たかったけれど、赤沢はボートばかりでビーチがなかったので仕方ない。
見れたので良しとしよう。
午後の方がいるかなーと思って、再びアオリイカの産卵床に行ってみると、オスは60㎝はあるような大型のアオリイカがメスをエスコートして、何杯も産卵に来ていた。
普段だったらダイバーが近寄ると、離れて行ってしまうイカも、産卵に夢中でダイバーの真上を通り産卵床に向かっている。
吐いた泡が当たってもおかまいなし。
ポイントによって産卵の時期は異なるけれど、今の時期限定なので、ぜひ下の動画のような光景を楽しみに来てください。
朝は2~3番目に到着したのに、長々と潜っていたので、帰る頃には最後だった。
ちなみにMちゃんが行っていたショップでは、潜水時間が30分ほどなので、講習の二日間四本分を一日で潜ったことになる。
条件的に可能ならば、潜水時間は長い方がダイビングにも慣れるし、上達も出来る。
当店は多くのダイビングショップの情報を持っているけれど、上達をさせる気がないダイビングショップは潜水時間が短いという特徴がある。
精算する時オーナーに「マトウダイ見たくて、やっと見れましたよ。ビーチは需要がなくて」と伝えると、
「赤沢のビーチはつまらないっていう認識を変える計画があるんですよ」と言われた。「いや、つまらないとは言ってないですよ。需要がないだけで(笑)」
そのビーチを面白くする計画とは、防波堤の付け根辺りから海に向かってスロープを作るそうだ。
赤沢はビーチとボートではまったく水中風景が異なる。
ビーチは深度変化の少ない、防波堤周りの岩礁を除けば、ほぼほぼ砂地。
ボートは全然変わって、巨石が点在する、急傾斜の岩礁で深さもある、豪快な地形。
なかなか他では見られない大きなウチワやソフトコーラルという豊かな自然も残っている。
これがスロープが出来ると、一気に水深10mほどに行けるようになるそうだ。
今のビーチエントリーだと、防波堤をぐるっと周るので、ボートエリアまで行くのは、慣れたダイバーでないと難しい。
スロープが出来れば、ボートポイントの魅力をビーチでも少し味わえることになりそう。
楽しみなポイントがまた一つ増えそうだ。
スロープが出来たら、すぐに潜りに来よう(#^^#)
<アリエスはダイビングを上達したい初心者ダイバーのためのダイビングショップです>
ダイビングを本当に楽しむために必要なのは、
<本当の上手さ>と<生物を見る楽しさ>だと、アリエスでは考えています。
上手くなれば同じ海に潜っても見られる生物はまったく違い、安全性も高くなります。
「上達して、その先にある水中風景を見て欲しい」
ダイビングはただ本数をたくさん潜っても上手くはなれません。
上手くなりたい、きちんとしたダイビングをしたい、
そんなお客様はダイビングツアーの特長をご覧頂き、
当店のツアーにご興味をお持ち頂けたら、ツアー参加の流れをご覧ください。
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