ブログ ～ 東伊豆・赤沢ダイビングツアー ～

なんとしてでも、この三種を見たくて、急遽作った今日のツアー。

生憎の雨だったおかげで、到着したのは早かった。

もう一度オーナーに詳細な場所を聞いておきたい。

すると、なんとオーナーのご好意で連れて行ってもらえることになった(^O^)／

「透明度が落ちちゃったから暗くて、アカイサキは出てないかもしれないですね」とのことだったが、行ってみていない分にはしょうがない。

場所は三番の南東方向。

深場は水が抜けているものの、浅場に濁りがあるので、水中は暗い。

ガイドさんの後について急斜面を降りていると、柏島の風景を思い出した。

その場所は暗く、明るいライトを照らせないその生物は小さく黒く見えて、

「アカイサキなんだろうな－」という感じで見つめていた。

ここに情報だけで辿り着くのは至難の業に思われた。

すぐ近くにいるオビトウカイもつるつるしていて、かわいいサイズなのだけど、

こちらははっきりと、そしてほとんど隠れることもなく、長い時間その姿を見せてくれた。

休憩中に写真を確認すると、アカイサキは写っていたのだけど、ぼんやりしている…('_')

大瀬崎のも写真失敗したんだよなー、と残念がっていると、

現地のお客様がカメラのバッテリー切れで写真が撮れなかったので、二本目も同じところに行くという。

当店ゲストの方も力強くうなづいているので、おかわりへ。

2回目のアカイサキは出がよく、暗さは変わらないのだけど、目が慣れたのか、暗がりの中でもはっきりと見え、小さな岩の下に隠れた時も顔だけ見えていた。

この時すぐ上にゲッコウがいて、オーナーが紹介してくれようとしたのだけれど、あまりに自分たちがアカイサキに集中しているので「やめておいた」と笑っていた。

その後、もう一度オビトウカイと思ったら、同じような場所にゲッコウの姿が。

オビトウカイはさっきじっくりと見たので、今度はゲッコウをじっくりと見ることにした。

すぐ上にはクダゴンベ、途中で会ったオーナーがアマミスズメダイも教えてくれた。

何から何までありがとうございますm(__)m

エキジットした船上でオーナーに聞いてみた。

アカイサキもオビトウカイも深く、ぼちぼち距離もあり、10リッタータンクではエア持ちも良いダイバーじゃないと辿り着けない。

「どの位の割合のダイバーが行けるんですか？」

「8割位じゃないですかね？（経験本数）1000本、2000本という人もザラなんで」

「ほとんどデジイチで、TGの方が珍しいですね」

「現地に直接来るダイバーは、そんなもんなんじゃないですかね」

「いや、そんなことないですよ。富戸とか行くと、（現地サービスに来ているダイバーで）自分のウエイト量も知らない人とかいますよ」と伝えると、

「えっー？」と意外そうだった。

この話は以前のブログ＜それじゃあダイビングは上達しない＞に書いたので、興味のある方はご覧ください。

赤沢は乗船時間も短く、潜降地点は10ｍほどと浅いので初心者でも楽しめる海。

そして驚異の生物層を誇る海なので、ぜひスキルを上げて、生物に詳しくなってからも来て欲しい海。

オビトウカイはスズメダイにしては珍しく、成魚カラーになっても恰好いい魚なので、ぜひ長くい続けて欲しい。

いやー、2025年前半で一番記憶に残るいい一日になりました(#^^#)