ブログ ～ 東伊豆・富戸ダイビングライセンス取得 ～

オーバーウエイトにしていると、潜降が速すぎて耳抜きが追いつかなかったりするので、遅くするためにキックをして、足動きの癖が付いてしまう。

一度この癖が付いてしまうと、直るまでに時間が掛かって上達が遅くなる。

二本目にさらに1㌔減らすことにしたのだけれど、少し重い状態でもトリムも中性浮力もかなりきれいになった。

それが下の動画。

経験本数が三本目にしたら十分にきれいなトリム、フィンキックで浮かしたりしない浮力、そして、ゆっくりとした動きが出来ている。

ウエットスーツならもっと簡単に出来るのだけれど、今回はレンタルドライスーツで、大きなスーツはスーツ内でエアが動いてしまい、左右のバランスを取るのも難しい。

全てのお客様が経験本数3本目でここまで出来るわけではないけれど、きちんと教わるのと教わらないのでは、まったく上達度は変わる。

今は商売の為に意図的に＜上達させないダイビングショップ＞すらあるので、そのような店を選んでしまわないように注意したい。

今、このブログを読んで頂いている方で、同じ位の本数か、あるいはもっと本数が多い初心者の方がいたら、ご自身のスキルと比べてみていかがでしょうか？

自分では出来ているつもりでも、実際には出来ていないということが多々あるので、自分が通っているダイビングショップで動画を撮ってもらって、映像で客観的に見てみてください。

この日は二本目にやったのだけれど、スキル動画を撮影してもらうなら「キック停止」がいい。

これはイントラに向かって泳いで来てもらい、イントラの目の前でゆっくり10秒数えながら停止してもらうというもの。これで、トリム、キック、中性浮力の3つが同時に確認できる。

この時も身体が立ったまま、ゴムフィンを履き、速いフィンキックをしながら泳いで行くダイバーとすれ違った。

本当にこの手のスキルのダイバーをよく見かける。

これからダイビングを始める方、またはCカードを取得したけれど、きちんと潜れていない方は、上達出来るお店を探してください。

この海にも潜降のスキルを省いてしまうという重大な不正をしている大手ダイビングショップが大勢のゲストを連れてやってくる。

そして、そんなお店のイントラがYouTubeで恥ずかしげもなく上達する方法を語っている。

ダイビングは誰に習うかで、上達出来るかが決まってしまい、いくら個人で潜りに行っても、慣れることはあっても上達はしません。

二本目、HさんとKさんにはさらに1㌔ウエイトを減らしてもらい、3㌔にした。

すると今度は背中が下になった体勢で、すぐには潜降しなくなった。

そこで、フィン先を水底に向けて降ろすだけで、頭が1ｍも沈まない内にすっーと潜降出来る。引っ張ったりはしていない。

横向きだと抵抗が大きいので沈みずらいずらいけれど、縦になるだけで簡単に沈む。

ただ、初心者の方には垂直姿勢で潜降をするのは難しい。

ドライやBCDからきちんとエアが抜けていれば、背中が下の姿勢でも、潜降用の正しい呼吸が出来れば降りることは出来る。

水深3ｍほどになれば速度が速くなるので、そこで横回転をして下を向くようにする。

よくあるのが、背中から落ちるのが嫌で水面近くで何度も態勢を立て直してしまう人。

これだとずっと正しい潜降が出来るようにならない。

ウエイトを軽くしたお二人は、一本目には沈みがちで出来なかったホバリングが、見事に浮けるようになった。

ホバリングはフィンキックでのごまかしが出来ないので、中性浮力が取れているかどうかがはっきりと分かる。

適正ウエイトに出来れば、オーバーウエイトの時とは比べ物にならないほど浮力が取りやすくなりますので、自分の正しいウエイト量を見つけて、ダイビングをしてください(#^^#)