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去年の大晦日のブログでは「2024年は世界がもっと平和になりますように」と書いたけれど、戦争は一向に終わらず。
政情不安は先進国のドイツやフランスでも起きていて。
驚きだったのは韓国の非常戒厳。
ヘリから兵士が降りて来て、窓を割って国会内に入っていく様子は、とても先進国で起きていることとは思えなかった。
尹大統領は親日で、「尹さんになってから日本が好きだと言えるようになった」という韓国の人のインタビューを聞いたことがあったので、残念な出来事だった。
日本でのダイビングでは、なにしろ今年は水温が高かった。
夏場は長く30℃ほどになった。
海水温は一定の高さから上がることはなく、30℃辺りが最高だそう。
これは近海にも変化をもたらした。
今年一番印象に残った魚を考えて見たら、初潜りであった1月6日、赤沢でのマダラハナダイの幼魚だった。
何回か挑戦して見れなかった魚だったし、なにしろ小さくてかわいかった。
この日は伊豆で初めて見るヒオドシベラもいて、一年の中でも印象に残る日だった。
最後まで一番を迷ったのが大瀬崎に出たキンギョハナダイの色彩変異。
普通色彩変異というと、黄化個体だったり、一部が黒くなってたりというのが多いけれど、この個体はまるで錦鯉のように白に赤い模様が入っていた。
色彩変異というのは、もう二度と同じ柄には出会えない。
そして、このこもいる場所が特定出来なくて、見れるまでに苦労した。
初めて探しに行ったのは2月24日。
色彩変異は見つけられず。
この日湾内にはヤエギスが出ていた。
この魚は通常500~1500mに生息するという深海魚で、幼魚が稀に浅瀬に上がってくる。
狙って見られるような魚ではないので、この日たまたま大瀬崎にいて、そこにいるか、その情報を得られたダイバーしか見ることが出来ない、まさに一期一会の魚。
ヤエギスをネットで調べていたら、チョウセンバカマというのが出てきた。
カゴカキダイとマトウダイを混ぜたような魚と表現されていて、撮影日は今年の2月4日の大瀬崎の湾内。
冬になると日本一深い湾である駿河湾に面している大瀬崎には珍客が現れる。
これも冬ならではのチャンス。
キンギョハナダイの色彩変異には四回目の挑戦でやっと出会えるのだけれど、見れない間にも楽しい出会いがあった。
シマキツネベラの成魚は、今まで見たベラの中でもかなり格好いいベラだったし、
婚姻色のバラナガハナダイは、あれ以来出会えていない。
いた場所は先端の中でもちょっと遠く深い場所だったので、スキルが高いゲストが揃った時でないと、狙うことさえ出来ない。
そんな色彩変異は「もう今日は駄目だな」と思い、引き返そうとした時に現れた。
目標の魚はすぐに見れるのも良いけれど、何回も挑戦して見れた時の喜びはひと際大きい。
7月にはアリエス初の久米島ツアーを開催。
個人的には20年以上前に行ったことがあったのだけど、まるで記憶がなかった。
印象にないということは、面白い海ではなかったのだろうか?
そんなことを思いながら訪れた久米島は、まるで南の島の柏島と呼べるくらい生物が豊富だった。
もちろん沖縄だから、柏島とはまるでいる生物は違う。
個人的に一番見たかったフチドリハナダイのオスは何匹も群れ、
去年大瀬崎で見損ねたタテスジハタに出会え、
シコンハタタテハゼにヒオドシベラにミナミハタに、とにかく印象に残った魚を上げたらきりがない。
さとうきび畑ばかりの、のんびりした陸上も良くて、
この海にはこれから何度も通いたい。
夏を迎えて、今年は回遊魚も印象に残った。
まずは8月の、期間限定ポイントの田子の田子島。
全周囲を覆いつくすようなキビナゴの群れの中を、カンパチの群れが延々と捕食を繰り返す。
この光景はどれだけ見てても飽きなかった。
そして9月には迷走台風10号のせいで、一時は開催が危ぶまれた柏島ツアー。
ちょうど台風が東京と高知の間にあるというキワドイ状況だった。
伊豆の海は昔と比べると激変しているけれど、
25年位は通っている柏島でも、今まで見たことがなかったオシャレハナダイやサヒハナゴイがいたりと変化を感じた。
10月。
伊東でも回遊魚が大当たりだった。
この光景は9月頃から見られるようになるらしいので、ぜひ来年も同じ時期に行ってみたい。
11月。
伊豆のベストシーズンが始まり、11月13日の赤沢ツアーでは、
ベニヒレイトヒキベラ、アルファスズメダイ、アケボノハゼ、マダラハナダイと次々とレアもの達が登場。
一年の中でも記憶に残る日になった。
八幡野では「えっ、ちょっとパラオ?」と感じさせるギンガメアジの群れが出たり、
井田ではすべての地域で初めて見るベルベットゴーストパイプフィッシュとの出会いがあった。
さらに12月になると大瀬崎で、オス化したタテジマヤッコやトサヤッコが現れた。
どちらも幼魚からメスは見かけるけれど、伊豆でオスを見たのは初めてだった。
これも高水温が続いた影響なのかもしれない。
ハナダイ系もメスから始まり、オスに性転換する魚だけれど、種によってはオスを見たことがない。
シロオビハナダイのオスも大瀬崎先端の深場では数匹見られるようなので、個体数が増えれば、もう少し浅い深度でも見られるようになるかもしれない。
伊豆の海の変化というのは、ただ南国化しているだけではなくて、他の海では見られないような珍しい生物が次々と登場している。
これだけ潜っていても、今年も新しい出会いが多くあり、限りがない。
平和な日本でダイビングが出来ることに感謝し、能登地方の一日でも早い復興を願い、少しでも平和な世界になるように祈りつつ新年を迎えたいと思います。
今年もありがとうございました、来年も宜しくお願い致します。
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