PADIダイビングショップ アリエス

DIVINGSHOP ALIES

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ブログ ~ 高知県・柏島ダイビングツアー ~

ハゼゾクゾク

ヤシャハゼ@高知県・柏島|ダイビングショップアリエス

定番のヤシャハゼ

8月29日(金)~9月1日(火)は生物王国・柏島ダイビングツアーの二日目。

 

【天気】快晴、33℃

【海況】ベタ凪

【潜水データ】

■ 透明度:15~25

■ 水温:22~27℃

■ 最大深度/①39.2m/②18.2m/③26.2m

■ 潜水時間/①68分/②58分/③50分

 

一本目に狙うは、去年見れなかったオシャレハナダイ。

深場にいるので、NDLに余裕のある、その日最初のダイビングでしか狙えない。

ポイントは<民家下北>

近くのブイが空いていなくて、大分浅瀬を泳いでいき、さらにほの暗い中層を沖に泳いでいき、一気に深度を落とす。

 

~ 画像をタップすると拡大します ~

ヒレグロスズメダイ@高知県・柏島|ダイビングショップアリエス

ヒレグロスズメダイの正面顔

ミナミハタタテダイ@高知県・柏島|ダイビングショップアリエス

ミナミハタタテダイ

そこは緩やかな斜面で、凹凸のない一面のガレバ。

一匹目のオシャレハナダイはすぐに見つかった。

が、すぐに引っ込んだ。

すかさずガイドさんが、板のような石をひっくり返すとオシャレはいるが、またすぐに岩場に引っ込む。

今回はチラ見だったが見ることは出来た。

いつも数匹はいるそうなので、次回こそはばっちり写真に収めたい。

 

深度を上げて、生け簀の枠にいるマルスズメダイ、同じ場所にいたヒレグロスズメダイ、

ナガシメベニハゼ、ヤミハタ、派手なカラーのヤマブキベラ、クギベラ、中層にはタイワンカマスの群れ。

ヤマブキベラのオス@高知県・柏島|ダイビングショップアリエス

派手なカラーのヤマブキベラ

マガダマエビ@高知県・柏島|ダイビングショップアリエス

ちっさーなマガダマエビ

浅場に戻るとガイドさんが、むぎゅっとシラヒゲウニを手掴みし、まるでルービックキューブのようにくるくると回し始めた。

これを掴むということはアレを探しているのだろう。

しかし、なかなか見つからない。

全員でウニを覗き込むこと数分、こんなにウニばかりを凝視していて良いのかとも思ったが、こんなに一生懸命探してくれているガイドさんを置いて、他には行けない。

とうとう近くにいた先輩ガイドのHさんに聞きに行った。

Hさんは以前、かなりの深度でナギナタハゼを見せてくれた、凄腕のガイドさんである。それはあっさり見つかった、マガタマエビ。

大きさは1cmほど、ウニのトゲとほとんど同じようで、見つけるのはかなりの難易度だった。

オトメハゼのペア@高知県・柏島|ダイビングショップアリエス

オトメハゼのペア

ヤノダテハゼ@高知県・柏島|ダイビングショップアリエス

ヒレが美しいヤノダテハゼ

一本目が深かったので、二本目は<後浜№5>の砂地でハゼでも探しましょうということになった。

まずは岩の下からペアで顔を出すオトメハゼ、クビアカハゼにオニハゼ。

そして、尾ひれや背鰭が非常にきれいなヤノダテハゼ。

ヒレが開いていないと、ただのすっきりしたダテハゼのように見える。

さらに、ヤシャハゼも定番で見られる。

 

20数年前から柏島に来ていて、最近感じるのが、見られる魚が変わってきたこと。

以前はこの辺りの固有種とも言えるキツネメネジリンボウも見たし、

ホタテツノハゼも、毎年ではなかった気がするけど、何度も見た。

それが、当店の<柏島生物図鑑>では、見ていて更新されていない可能性も有るけれど、2019年から写真が変更されていない。

時間があればオーナーに生物の変化を聞いてみたかったけれど、それは出来なかった。

 

ここの砂地でハゼ探しをする時は、いつもガイドさんの目の良さに感心する。

写真はストロボが当たり色が出て、アップにもなっているけれど、実際に見るとほぼほぼ保護色で、それを遠目から続々と見つけていく。

これぞプロの技だなと思う。

オニハゼ@高知県・柏島|ダイビングショップアリエス

オニハゼ

タイワンカマス@高知県・柏島|ダイビングショップアリエス

タイワンカマスの群れ

三本目だけ、一般のお客様お一人とチームが一緒になった。

通常、ショップツアーは他のお客様が入ることはなく、ショップチームに貸し切りでガイドさんを付けてくれるので、いくらでも見たい魚のリクエストが出来る。

 

ブリーフィングの際に紹介して頂いて、ガイドさんとの会話から大体想像は付いた。

ガイドさん「Tさんは普段はどこで潜っているんですか?」

「普段は潜っていないですね。強いて言えば沖縄かな」

ガイドさんが続ける「ダイコン持っていないですよね?私よりも浅くいるようにしてください」

 

三本目は昨日は時間がなくなって探せなかったボロカサゴを、後浜で探そうということになっていたのだけれど、ブイを他船が使用していたので、ポイントは<勤崎>になった。

 

職業柄、ついTさんのスキルを見てしまう。

BCのベルトがタンクの上の方に付いていて、体が立ち、常に深度を保つためにフィンキックをしている。

経験本数などは分からないけれど、まったく中性浮力は取れていない。

我々よりも大きなタンクを使っていたのだけれど、エアの減少が早く、ダイビングの時間は短めになった。

タテジマキンチャクダイ@高知県・柏島|ダイビングショップアリエス

タテジマキンチャクダイ

シテンヤッコ@高知県・柏島|ダイビングショップアリエス

シテンヤッコ

他のダイバーの方でも、きちんとしたダイビングの知識を持っていない方を見かけた。

ロングツアーに出ると、ほとんどといっていいほど普通に潜れないダイバーの方達に出会う。

もう20年以上テクニカルダイビングを教えている、TDI(指導団体)のP氏から、

ダイビング先進国の中で「日本人ダイバーが世界で一番レベルが低い」と言われたことがある。

自分でも毎週潜りに行き、他のダイバーもよく見るので、そりゃあそうだろうなぁと驚きもしなかった。

 

低レベル化はガイドのリスクを上げるという問題になり、ダイビングの指導団体から

水中ガイドの役割>という声明が出されるほどになった。

内容は、例えば小笠原なら、「小笠原に潜れる技術を身に付けてから潜りに来てください。ガイドは水中の案内が仕事であって、ゲストダイバーのスキルを補うためにいるのではありません」というものだった。

そして、水中ガイドのリスクの高まりと共に、上級者ダイバーが、潜れないダイバーに合わせることで、ダイビングが楽しめないということにもなった。

ツユベラ@高知県・柏島|ダイビングショップアリエス

幼魚カラーだけど、大分大きいツユベラ

マツバギンポ@高知県・柏島|ダイビングショップアリエス

人差し指の先ほどのマツバギンポ

こうなった原因は色々とあるけれど、大きな要因としては、いい加減な講習をし続けるインストラクターが増え過ぎたことだと思う。

ブログ<上達させないダイビングショップ>にも書いたけれど、当店には「潜降したことがないダイバー」すらやってくる。

ダイビングライセンス取得講習中に垂直潜降をさせないというのは、基準違反で重大な不正なのだけれど、これをやっているのは日本でも1、2位を争う大手で、自分のことを先生と呼び、YouTubeでスキルについて語っている。

もはや呆れるのを通り越してホラーである…( ̄д ̄)

仕事として手間は掛かっても、当店では今後もお客様に本当の上手さを提供し続けていきたいと思う。

 

さあ、明日の一本目も潜れるダイバーだけが狙える、アレを狙いに行こう('◇')ゞ

<アリエスはダイビングを上達したい初心者ダイバーのためのダイビングショップです

ダイビングを本当に楽しむために必要なのは、

<本当の上手さ>と<生物を見る楽しさ>だと、アリエスでは考えています。

上手くなれば同じ海に潜っても見られる生物はまったく違い、安全性も高くなります。

「上達して、その先にある水中風景を見て欲しい」

 

ダイビングはただ本数をたくさん潜っても上手くはなれません。

上手くなりたい、きちんとしたダイビングをしたい、

そんなお客様はダイビングツアーの特長をご覧頂き、

当店のツアーにご興味をお持ち頂けたら、ツアー参加の流れをご覧ください。

 

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