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この何もない中層を移動していくというのが、意外と難しい。
水深の管理は深度計だけが頼り。
ガイドさんのライトの合図で、一気に深場に降りる。
アサヒハナゴイの幼魚はアカオビハナダイに混ざって、
覆いかぶさるように生えているウチワの中にいた。
浅場に戻る途中には、長い尾ひれをたなびかせながら通り過ぎるタテジマヤッコのオス、
ペアのユカタハタ、
浅場のサンゴエリアでは、動きが早くて、なかなか写真を撮らせてくれないクギベラの幼魚、
パンダダルマハゼ、ミノカエルウオ、カスリフサカサゴ、コバンハゼ等々。
二本目はまだ水中マップがない民家下new。
大きい生物が少ない柏島では珍しいアオウミガメが登場。
柏島では初めて出会ったクロハコフグ。
そして、これは伊豆の方が多いかもしれない、シロクマこと白いクマドリカエルアンコウ。
去年だったか?大瀬崎には延べで10数匹シロクマが現れて、大フィーバーしていた。
他には、ゴシキエビ、フタイロサンゴハゼ、メガネスズメダイ、フタスジリュウキュウスズメダイ、クビアカハゼ、カモハラギンポ等々が見られた。
この日、もっとも追いかけた魚が、浅場のサンゴをチョロチョロと泳ぎ周る、薄い緑色のベラとおぼしき魚。
なんとか写真を撮って、夕食前に「ベラ&ブダイ図鑑」を頭からずっーと探したのだけれど、特定出来なかった。
ベラじゃないのかなー?
夕食の時、この日は食事当番だったガイドのSさんに写真を見せて、聞いてみた。
「ぱっとは出て来ないけど、覚えました」と、調べてくれることになった。
夕食を食べてると、「これじゃない?」と、
「日本のベラ大図鑑」を指さして教えてくれた。
それはセナスジベラの幼魚だった。
Sさん曰く「紹介する魚じゃないですからねー」とのことだった。
自分でガイドをしている時も、時々お客さんから「紹介する魚としない魚って、どういう違いがあるの?」と聞かれることがある。
うーむー、珍しい魚はもちろ紹介するのだけど、そこまで珍しくなくても紹介する魚は、やはり好みというのがあるのだろうか。
セナスジベラの幼魚が「ベラ&ブダイ図鑑」で見つけられなかったのは、まったく体色も柄も違ったからだった。
この図鑑では、同じ位のサイズだと成魚同様の背中から腹にかけて数本の黒い線があり、体色も背中側は濃い緑、腹側が白だった。
「日本のベラ大図鑑」は大きい上に高くて、手が出なかったが、様々なバリエーションが載っていて、こういう時には役に立つんだなと感じた。
この本がなかったら、永久に判別出来なかったかもしれない。
Sさん曰く「金持ちが趣味で作った図鑑ですからねー」とのことだった。
本の図鑑は作れないけれど、柏島生物図鑑にはガイドさんから紹介されないような魚も含めて、見た魚をどんどん増やしていきたいと思う。
三本目のポイントはストーンウォール。
少し深場の砂地で、ヤシャハゼ、ヒレナガネジリンボウ、ヤノダテハゼなどを見てると、
横の方に半透明や、少し黒や黄色が出てきたコロダイの幼魚がいた。
浅場に戻る途中、「えっ、これ珍しいんじゃない?」と思わせた、
白地に頭からしっぽにかけて黄色いラインが入ったベラがいた。
このデザインならすぐにキスジキュウセンなのだけど、
この個体は後方に黒い斑点があるし、顔にピンクのラインが入っている。
ダイビングが終わってから「ベラ&ブダイ図鑑」で調べると、
どうも性転換の途中の雄雌中間相のようだった。
レアものではなかったけれど、そういえば幼魚やメスは伊豆でも見かけるけれど、
雄というのを見たことがない。
柏島にはいるのかな?
きれいな体色なので、このこも探してみたい。
浅場では、サンゴの中に住むコバンハゼ属探しとなった。
このこたちは何度見ても飽きないくらいかわいいのだけど、
なにしろ写真に撮るのが難しい。
上の写真はアワイロコバンハゼとフタイロサンゴハゼ(だと思う)写真。
なんか同じように見えるのだけど、見分け方としては、アワイロの方は背中に白い斑点が並ぶ(この写真だと分からないけど)
検索をしてみると、白っぽい個体が多いけれど、この薄いオレンジがかった個体も出てくる。
よほど、どーと体が出ていないと判別は難しそう…。
そして最後に1.5㎝位しかないコバンハゼ属の魚を見せてくれた。
それが最初の写真なのだけれど、体長が1.5㎝ということは、体幅は5㎜もないので、さっぱりなんの魚か分からない。
船に上がって、ガイドのKさんに「なんの魚だったんですか?」と聞くと、
「小さすぎて分からないんですよねー」とのことだった。
夕食待ちをしていると、Kさんが今日の水中マップを持って来てくれた。
「最後の魚、普通のコバンハゼでよかったみたいです。ほら、目のところに二本のラインが入っていたので」
二本のライン?
「そんなラインなんて1㎜も見えなかった!」と答えてから思った、
いや、あのライン1㎜幅もなかっただろう。
確かに写真を拡大してみると、目のところにラインがある。
ガイドさんは写真を撮っている訳ではないので、あの線を目視出来てたのだ。
恐るべし現地ガイドさんの目であった(#^^#)
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