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9月1日(日)~4(水)の高知県・柏島ダイビングツアー三日目。
【天気】晴れ、気温32℃、ベタ凪。
【潜水データ】
透明度:15~20m
水温:23~28℃
最大深度/①38.6m/②19.0m/③33.6m
潜水時間/①58分/②57分/③60分
昨日までガイドをしてくれていたKさんは、新しく年配のご夫婦の担当になっていた。
色々と魚のリクエストを出しているのだけれど、
「あっ、それは台風後いなくなっちゃったんですよねー」という声が何度か聞こえてきた。
こちらのご夫婦とは船上の席が向い合せだったのだけれど、セッティングミスをしていた。
水中で会うことがなかったのでスキルは分からないが、セッティングが出来ない人で、ダイビングが上手い人はいないだろう。
~ 画像をタップすると拡大します ~
リゾートでこういうシーンをちょくちょく見かけるが、その度に「ガイドの役割」という声明が出されたのを思い出す。
それは日本レジャーダイビング協会(PADIやNAUIなどの指導団体が集まって出来た団体)が出したもの。
内容としては「ガイドは水中の案内が仕事であり、ゲストダイバーのスキルを補うためにいるのではありません」というもので、「目的とする海に潜れるスキルを身に付けてから来てくださいね」というものだった。
私は職種がインストラクター(=指導員)なので、ダイビングが出来ないダイバーがいらっしゃれば、「練習して上達しましょうね」というのが仕事になるが、
ガイドさん(=案内人)は、リクエストの生物などを見せなければならない。
浅場、近場の簡単なものばかりなら良いけれど、深かったり、遠かったりしたら、とても危険で連れて行くことは出来ない。
この「自分のスキル以上のものを見たがる」ダイバーが増えてしまった、あるいは増やしてしまったことに、ガイドさんの苦悩や苦労を感じる…(;^ω^)
本日のガイドはRくん。
大学時代にダイビングサークルでならし、今年の4月からガイドを始めた期待の若手。
一本目は民家下北北の深場でオシャレハナダイ狙いから。
台風前はここにオビトウカイスズメダイもいたのだけれど、いなくなってしまったようだった。
オシャレはいたものの、一瞬で引っ込んでしまった。
浅場に戻る途中と浅場では、
タテジマヤッコの若魚、キツネベラの若魚、アジアコショウダイの幼魚、
オニハタタテダイ、黄色のニシキフウライウオ、クロメガネスズメダイなどがいた。
そして、ごく浅い所にブチブダイと格子模様がかわいいニシキブダイの幼魚が、まるで追いかけっこをするように、二匹でちょこまかと動き回っている。
浅場にはベラやブダイの幼魚がいくらでもいるので、ずっと飽きずに探し回る事が出来る。
二本目は初の柏島ツアー参加で、まだアケボノハゼを見たことがないというゲストの方がいたので、鉄板ネタということでアケボノ狙いに。
ポイント勤崎には深いけれど何匹かいるということだったのだけれど、ブイが空いていなかった。
そこでポイントをストーンウォールに変更。
ここでは17mに出ていればラッキー、出ていないと40mにいるとのことだった。
ラッキーなことに17mにアケボノハゼは出ていた。
この種にしては驚くほど浅いし、なにしろ引っ込まない。
どんなに寄っても堂々と、撮られることなど気にしていない風だった。
ここの浅場にもベラやブダイの幼魚たちが沢山いて、目移りしてしまう。
水中では赤と金に見えた、アカオビベラの幼魚が良かった。
他にもタレクチベラやナンヨウブダイの幼魚、
サザナミフグ、ニシキフウライウオ、コウワンテグリ、キンチャクガニなど。
もう船に上がろうかというタイミングで、ウメイロモドキの群れが現れた。
三本目にはサイズも数も多いムレハタタテダイの群れが見られたのだけど、
20数年前から柏島に来ていて、こういった魚はあまり見た記憶がない。
以前はハナダイ系も少なかったし、柏島の海にも変化が訪れているのだろうか?
そして高水温過ぎて、柏島でもサンゴ白化が目立った。
柏島生物図鑑の数を増やすべく、チョウチョウウオ系の魚を撮りまくろうと思っていたのだけれど、今年は大分数が少なかった。
最後のダイビングでは、まだ見ていないメジャーどころということで、ハナヒゲウツボを狙いに勤崎へ。
何匹かいるらしいのだけれど、なかなか出ていなくて、30m辺りに成魚が出ていた。
が、一人のダイバーがライトを至近距離で当てていて、ほとんど出て来ない。
そんなにライトを近づけたら、そりゃあ引っ込むだろう。
ハナヒゲはにょろにょろと長く出ているのが良いのに。
浅場に上がる途中、常連のYさんが16mでハナヒゲウツボを見つけた。
こんな浅場で見られるとはラッキー。
それにしてもハナヒゲが偶然見つかる海って少ないだろう。
そんな時にムレハタタテダイが通りかかった。
その様子が下の動画。
ウメイロモドキといい、ちょっと南国化が進んだような気がする。
他にもカミソリウオ、ナガブダイ、ヒトスギギンポ、カミナリベラ、オトメベラ、シロタスキベラなどの幼魚が次々と出てきて、延々と探し続けることが出来た。
8本潜った柏島でのダイビングも終わってしまった。
ブログを書いているといつも感じることだけれど、柏島の海は写真で見るよりも、
実際に潜った方がはるかに楽しい。
見たことのない生物たちがいくらでも出てくる。
来年も参加希望の方がいれば開催したいと思いますので、
特にマクロ系が好きな方はぜひリクエストしてください(#^^#)
最終日。
今年の観光スポットは宇和島城。
小さな城なのだけれど、平日だからか人も少なく、穴場的な感じが良かった。
天守閣では風が吹き抜け、宇和島の町が一望出来る。
今でこそ眼下は町だけれど、作られた当初は海に面していたそうだ。
柏島から松山までの車中、こんな話題をした。
「伊豆で3つのポイントしか潜れないとなったら、どこにする?」
一か所は、やはり伊豆の中でも、もっとも多い生物層を誇るあの海だった。
そして、他は意外とバラバラ。
すると次のお題は「施設だけで選ぶベスト3は?」となった。
ここも海で上げたポイントが入ってきた。
あそこは海も施設もいいね。
そして、こんな話になった。
柏島は水中の生物が楽しいのが一番の魅力なのだけれど、
陸上の雰囲気や施設の居心地もいい。
島にはなんの観光施設もなく、静かな民家だけがあり、外に食事に行くこともない。
濡れたまま過ごせる野外スペースにはフリードリンク。
今回もグループルームと呼ばれる、二部屋の外に専用リビングが付いている場所を用意してくれて、アリエスだけでのんびり過ごすことが出来た。
海も陸ものんびり楽しめる柏島なのでした。
松山から無事に飛行機も飛び立ち、短いフライトで羽田空港に到着する。
飛行機の車輪が滑走路に接地するという間際、「旅も終わりだなー」なんて考えていたら、
飛行機が急加速を始めて上昇していった。
どうした、どうした(゜o゜)?
機長からアナウンスが入った。
「滑走路に他機がいたため、当機は着陸をやり直します」
ゴーアラウンドだった。
いや、距離は分からないけど、滑走路に他機ってダメなやつじゃないの…。
飛行機のルートマップ上には見たこともない小さな円を描き、10分後降りることが出来た。
荷物受け取り場で解散。
預け荷物のないお客様たちは帰っていった。
「とりあえず解散までは無事に終わった」と安堵する。
ベルトコンベアーの荷物がどんどん減っていき、自分の荷物が出て来ないまま空になった…。
ロストバケッジ?
かと思ったら、地上係員の人が「お客様~、荷物のタグが取れてました」とキャスターバッグを持って来てくれた。
なんか旅の前後がちょこちょこあったけど、楽しいツアーで終わりました(#^^#)
<アリエスはダイビングを上達したい初心者ダイバーのためのダイビングショップです>
ダイビングを本当に楽しむために必要なのは、
<本当の上手さ>と<生物を見る楽しさ>だと、アリエスでは考えています。
上手くなれば同じ海に潜っても見られる生物はまったく違い、安全性も高くなります。
「上達して、その先にある水中風景を見て欲しい」
ダイビングはただ本数をたくさん潜っても上手くはなれません。
上手くなりたい、きちんとしたダイビングをしたい、
そんなお客様はダイビングツアーの特長をご覧頂き、
当店のツアーにご興味をお持ち頂けたら、ツアー参加の流れをご覧ください。
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