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ブログ ～ 高知県・柏島ダイビングツアー ～
ピグミースーパープレイ
大きなウチワから小さなピグミーを
見つけられる目に驚き
9月9日（土）～12（火）は高知県・柏島ダイビングツアー。
週間天気予報では、ずっと曇り時々雨というさえない感じだったが、実際は日中は晴れていて、夜にだけ雨が降るという都合のいい天気だった。
そして、ツアー前日から一気に透明度が上がり、水温は高く、ベタ凪という最高のコンディションに恵まれた。
柏島に行くと何が大変って、魚の種類が多すぎて、
ブログの為に写真を選んだり加工したりするのに、えらい時間を要する。
そして、こんなに生物がいるのに、意外と柏島生物図鑑の写真が少ないことに気が付いた。
ついつい人気処を繰り返し載せてしまうのだけど、これからは生物数を増やすべく、
ガイドさんに紹介されない魚も積極的に載せていこうと思う(#^^#)
～ 画像をタップすると拡大します ～
柏島ではタテキンは割と珍しいらしい
砂地にはヤシャハゼやネジリンボウが見られる
今回は柏島ツアー初参加のAちゃんとMさんがいたので、
まずは定番のハゼ系から見せてもらうことにした。
船に乗り込むと、正面にいた男性がセッティングを間違えていてオーナーに直されていた。
「出来ると思ったんだけどなー」と彼は言っていた。
その彼を水中で見かけると、やはりスキルも低かった。
彼が普段どんなダイビングをしているかは分からないが、
こういう海に来るならば、潜れるだけのスキルを身に付けてから来て欲しい。
一緒のチームになった他のダイバーの楽しみを奪わないためにも。
やはりダイバーのレベルはどんどん下がっているんだなーと、ここでも実感した。
が、柏島がありがたいのは、ショップ単位でガイドを付けてくれるので、
知らないダイバーに足を引っ張られることもないし、リクエストもし放題である。
一本目のポイントは後浜2番で定番のハゼをメインにガイドしてもらう。
紹介されたり、写真に撮った生物は、
ヒトスジギンポ、ノコギリハギ幼魚、黒いニシキフウライウオ、
タテジマキンチャクダイの幼魚（タテキンは柏島では少ないと、以前聞いたことがある）
そして砂地に降りてハゼを探す。
いつも感心するのが、ハゼをえらい遠くから見つけること。
うす暗い水中で、何の目印もないハゼたちを次々と見つける。
ネジリンボウやヒレナガネジリンボウ、ヤシャハゼなどがいるが、
ネジは伊豆のこたちより、小さく色が薄いので、より見つけづらい。
モンツキベラの幼魚
サンゴには何匹ものタテジマヘビギンポ
器のようなサンゴには何匹ものタテジマヘビギンポ、
ミヤケテグリに、ペアのフリソデエビ、モンツキベラの幼魚、
よく見るメガネゴンベやホシゴンベ、
ちょっと育ったルリホシスズメダイ。
スズメダイ好きのYさんは「もうちょっとサイズが小さい方がいいんだよなー」と言っていた。
そう、スズメダイのかわいい大きさは2～3ｃｍ位がベストだと思う。
今年の柏島ツアーで個人的にお気に入りの魚の一つがバラハタの幼魚。
今まで柏島では見たことなかったが、今回は何度も見ることが出来た。
この派手な色合いがいいんだよなー(#^^#)
自分の中でハタは密かなブームになっている。
柏島は伊豆と一緒で、年によって魚の流行りがある。
一昨年はスズメダイ、去年はカサゴ、
そして今年はハタが多いそうだ。
アカハタの幼魚も沢山いたので、オーナーは
「あれが全部育ったら、他の魚食べちゃいそうで嫌だなー」と言っていた。
お気に入りのバラハタ幼魚
メガネゴンベやホシゴンベは普通にいる
二本目のポイントは後浜6番。
ハナヒゲウツボの幼魚、2ｃｍほどのセジロノドグロベラを見てから、
リクエストのあったピグミーを探しに砂地へ。
背丈ほどもあるウチワの中から、すぐに小さなピグミーを見つける。
エキジットしてから、見たいと言っていたAちゃんは、
「あれ、見つけるの凄くないですか！？」
「見れたのも嬉しいんですけど、あれを見つけるスーパープレイが凄かった」と
楽しそうに話していた。
同じウチワにはクダゴンベも二匹付いていた。
浅瀬に戻って、ヒトデヤドリエビを紹介された後、
砂地で次々とネジリンボウとヒレナガネジリンボウを見つけ、
一匹目はライト、二匹目は指示棒、三匹目はライトと、次々とマーキングしていく。
ちょっとテンション上がり気味のカメ
でかいイソコンペイトウガニ
そしてここでも二匹のフリソデエビがいた。
一匹は言われなければ見逃してしまうほど小さくて、
大きな個体にすりすりと寄っていった。
その先の岩場で寝ているアオウミガメを発見。
小さいものが多い柏島では、カメは大物で、ガイドさんの指さし方にも、
ちょっと力が入っているような気がした。
上の方にツバメウオがいるなーと見ていたら、
数匹が集まり、水底近くでくるくると泳ぎ始めた。
横にはオグロクロユリハゼが群れ、
ソフトコーラルの中には、でかいイソコンペイトウガニがいた。
テンジクダイ科には珍しく黒い
ミナミフトスジイシモチ
今年はイシガキスズメダイが大量発生
あまり注目されないテンジクダイ科の魚も種類が多いので、今後紹介していきたい。
その中でもミナミフトスジイシモチは、イシモチの仲間にしては黒と金という珍しい色合いをしている。
テーブルサンゴの下でスズメダイ好きのゲストがイシガキスズメダイの幼魚を発見。
ここには大小様々なイシガキがいたけれど、大きいのが小さいのをどついて追い出す。
スズメダイは気が強いからなー。
幼魚相手でも容赦ないらしい。
初日の夜から初柏島ゲストの方は「来て良かった～～～」と言っていた。
明日も沢山の生物見て楽しみましょう(#^^#)
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＜本当の上手さ＞と＜生物を見る楽しさ＞だと、アリエスでは考えています。
上手くなれば同じ海に潜っても見られる生物はまったく違い、安全性も高くなります。
「上達して、その先にある水中風景を見て欲しい」
ダイビングはただ本数をたくさん潜っても上手くはなれません。
上手くなりたい、きちんとしたダイビングをしたい、
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