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世界でも数少ない
ハンマーヘッドシャークが群れる海
大物派のダイバーであれば、ぜひ潜って欲しい神子元。
夏から秋にかけて現れるハンマーヘッドシャークの大群。
日本で狙えるのは冬の与那国と夏の神子元だけ。
世界の中でも数少ない海。
他にもマグロのようなカンパチの大群、視界を覆い尽くすワラサ、トビエイ、カメ、クエ、時にはマダラトビエイやマンボウ、ジンベイやクジラまで現れたこともある驚愕のポイント。
定番のイサキやタカベの群れだけでも、他では見られない魚影の濃さ。
そんな海にたった一日あれば行けます!
しかし、アリエスでは与那国など難しいと言われる海にも行きますが、その中でもっとも難易度が高いと位置づけているのが神子元。
強く複雑な流れ以外にも、様々なスキルが要求されます。
ただダイビングが上手なだけでは満足に潜れません。
どんなスキルが必要なのか?
順番にご説明します。
< 目 次 > 各項目をクリックするとジャンプします
神子元島の灯台
目安として神子元でダイビングをするには、どの位の経験本数が必要なのでしょうか?
現地ダイビングサービスのガイドラインでは「最低30本」となっています(海遊社は50本)
しかし、よく神子元で潜っているダイバーの方は口を揃えて「そんな本数で、まともに潜れるわけがない!」と言います。
現地ダイビングサービスはガイド(案内)が主な仕事なので「ガイドの力で潜ってもらい、楽しんでもらう」
私はインストラクター(指導員)なので「ゲストが自分の力で潜れる実力をつけてもらう」という違いがあります。
アリエスで目安としている経験本数は(上手い人で)80本。
実際はこれでも人によってはギリギリで、200本潜っていても参加して頂けないゲストもいました。
多くの難しいと言われるダイビングポイントで同じですが、本数はあくまでも目安。
最低限必要な基本ダイビングスキル
大前提として必要になるのが基本ダイビングスキルが身についていること。
基本ダイビングスキルとは、
・ セッティング、装着、セルフ(バディ)チェックが完璧に出来る。
・ 潜降や浮上がスムーズに出来、中性浮力が取れる。
・ 残圧やNDLの自己管理が出来る。
この辺りの事が出来ていない場合には、他のダイビングポイントで練習をしてクリアする必要があります。
< 関連ページ >
ドリフトダイビングの知識を身につける
神子元で行われるのは全てドリフトダイビング。
色々なダイビングスタイルの中でも、もっともスキルの差が出やすいダイビング。
例えば中性浮力が上手く取れず、体が少し立ってしまっているダイバー。
通常のダイビングでは支障がなくても、ドリフトでは水の抵抗が増え、疲れが大きくなる、呼吸が荒くなる、一人だけドリフトする速度が違ってしまうことなどが起こります。
ドリフトには通常のダイビングでは使わない知識が必要となりますので、神子元で講習をすることも出来ますし、他のダイビングポイントで受講してから参加する事もできます(^^)
< 関連ページ >ドリフトダイビング・スペシャリティー
グループ意識をしっかり持つ
少し上達したダイバーにありがちな行動が、自分勝手に動いてしまうというもの。
「少し離れてもガイドをちゃんと見ているし、いつでも戻れるから大丈夫!」とばかりに、あっちこっち動き回ります。
通常のダイビングポイントでは許されても、ドリフトでは絶対にNG。
深度によって流れの速さが違うことがあるので、潜降、浮上時、泳いでいる時も常に深度を全員で合わせる事が必要。
耳抜きが出来ないダイバーがいれば、その人に高さを合わせる事になります。
< 関連ページ >インストラクターが考える本当の上級者ダイバーとは?
激しい流れが出ることもある
ドリフトダイビングは「潮に乗って流されるので楽」と言われることがありますが、常に流されているばかりとは限りません。
そもそもハンマーは流れに逆らって泳いでいることも多いので、長く見ようと思えば、並走しながら流れに逆らうことになります。
神子元のダイビングの難しさのひとつが、流れの速さ以外に複雑さがあります。
パラオや与那国といったドリフトダイビングのポイントでは流れが強くても根が大きいため、普通にガイドしてもらうようなポイントでは、極端に複雑な流れにならないことが多い。
伊豆の中ではかなり巨大な根が連なる神子元でも、多くの岩礁があるせいで複雑な流れになることもよくあります。
時には延々と流れに逆らって泳いだり、岩に掴まりながら前進をしたり。
時にはダウンカレントにはまって、全力でフィンキックをしたり。
ハンマーヘッドシャークが出た時には、体力がなくなりそうになるまで泳いだり。
外洋でのダイビング 波が高い時もある
「他のダイビングポイントではスムーズに潜降が出来るのに、神子元に来ると出来なくなる‥」
こんな方がよくいます。
それは雰囲気にのまれてしまって、普段出来ている事が出来なくなってしまっているから。
まず、他のポイントではありえないほど陸地から離れた外洋でのダイビングで、目の前にあるのは灯台のある壁が切り立った島だけで、陸地はかなり離れたところに。
日本のダイビング船では最大級で、リフトでエキジット出来る海遊社の290(福丸)は、かなり高い波でも出船をする。
私がダイビングで見た中でも最高に波が高かったのが神子元。
「えっ、本当にこの波で潜るんだ?」と思いました。
その時はチャックを閉めたボートコートのポケットに入れていた携帯が水没してました…。
あのでかい福丸で、どんだけ波をかぶってたんだ( ゚Д゚)
そして、トップシーズンともなれば30人も40人ものダイバーが一斉にエントリー!
日本最大級のダイビング船
伊豆で出会える
ハンマーヘッドシャークの大群!
潜れるダイバーが限られる神子元ですが、アリエスでは大物派以外に、普段はマクロが好きな方にも潜れるようになって欲しいと思っています。
それは「難しい海に潜ったほうがダイバーのレベルが上がる」から。
どんなに優しい海に沢山潜っても、スキル的な向上には限界があります。
自分のレベルを上げておけば、優しい海に潜った時でも、そのスキルは役立ちます。
また、大物派のダイバーであれば、難しいコンディションの神子元を満足に潜れるようになれば、大抵のダイビングポイントで潜れるのではないでしょうか?
「ちょっと心配」という方も、いつもハードなコンディションの時ばかりではないので、「伊豆にこんな凄いスポットがある」というのを知ってもらいに、ぜひこんな光景(下の動画)を見て頂きたいと思います(^^)/
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