イトヒキベラは普通種ながら体色バリエーションが多く美しい魚。
この日もブルーグレーメタリックという感じの婚姻色の個体が多くいた。
写真は雄相ながら、婚姻色の名残が残っている。
横に横に移動していくと、イサキやスズメダイの群れが通り過ぎ、
ある地点で、一気に水深を落とす。
そこにいるのが美しいナガハナダイの群れ。
ここにはとにかく数が多くて、なんとも言えないピンクとオレンジが混ざったようなグラデーションに、背びれの折り重なった色が美しい。
エキジット間際、深い方を1mはありそうなコブダイが急いだ様子で通り過ぎて行く。
そういえば、大瀬崎ではあまりコブダイを見かけないような。
二本目は湾内で”魚の見分け方”の講習。
ミジンベニハゼとカエルアンコウ狙いで深場に移動していくと、
恐ろしい(スキルの)ダイバーがいた。
もはや立ち泳ぎというか、水底を歩いているというか、もうもうと砂を巻き上げ、
手は平泳ぎのようにかいている…。
そんな状態でも、マンツーマンのイントラはアドバイスもせずに普通に進んでいる。
これはひどい…(-_-;)
当店のゲストが見ても一目で「ダイビング下手だね~」というのが分かるのだが、問題は下手にとどまらない。
こんな潜り方をしていると呼吸が苦しくなってしまう。
呼吸が苦しくなることはパニックに繋がりやすく、パニックは容易に事故に繋がる。
砂の舞い上がりで視界がなくなる前に、さっさと抜いてしまおう。
湾内では深場になる-23m辺りに数匹のミジンベニハゼがいる。
瓶の中から顔を出す姿が、なんとも可愛らしい。
この日は当店のゲスト数も多く、見られる角度も限られているので、みんなで囲んでいた。
その時、自分の横で先ほどの恐ろしいダイバーが暴れ始めた…。
それをイントラが抑え込んだのだけど、もがくものだから、当店のダイバーを弾き飛ばした。
コラ、うちのお客様になんてことすんだっ!( ゚Д゚)
よろっとなったお客様を支えているうちに、かのイントラ達はいなくなっていた。
生物は自分達だけのものではないので、一緒に見るのは構わない。
ただ、相手の人数や生物によって考えながら見るものだ。
自分からは見えてなかったけれど、お客様の話では、かのイントラがグイグイと自分のゲストに、間に入るように押していたらしい。
ダイビングを教えることも出来なければ、マナーも悪いのか…(-_-;)
あとから気がついたけれど、そのダイビングショップが使っている器材に見覚えがあった。
特徴的なレンタルドライスーツの色と、あまり使っている人が多くないフィンを、その店では好んで売っている。
そこは以前ブログにも書いた、二年連続で死亡事故を起こしている大手ダイビングショップだった。
あんな潜り方をしていたら事故も起きるだろう。
せっかくマンツーマンで潜っているなら、こんな深場に連れて来ずに、浅いところでスキルを上達させてあげた方が良い。
ゲストダイバーを上達させるのがインストラクター(=指導員)の仕事なのだから。
気を取り直してカエルアンコウ探し。
以前、カエルアンコウがイザリウオと呼ばれていた頃。
よく見るのは、カエルアンコウとベニカエルアンコウ位で、クマドリやオオモンなんてすごく珍しかった。
それが今ではカエルやベニは見る機会が減ってきたが、この周辺にはカエルが三匹いるらしい。
ノーマルのカエルアンコウはいつからか、THEカエルと呼ばれるようになった。
数も復活してきているのだろうか。
この日見たカエルもちっちゃくて、なんか髭みたいなのがはえててかわいかった(#^^#)
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