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ブログ ~ 東伊豆・伊豆海洋公園ダイビングツアー ~

なぜかゴマチョウはいる

ゴマチョウチョウウオの幼魚・東伊豆伊豆海洋公園(IOP)|ダイビングショップアリエス

チョウチョ系が少ないIOPなのに
珍しいゴマチョウはいる

12月16日(水)は平日東伊豆・伊豆海洋公園(IOP)ダイビングツアー

 

各地に大雪をもたらした寒波が来ていたので、寒いのを想定して準備をしていったら、意外にも日差しの下は暖かかった。

 

ツアー前、生物情報を調べていると、心ときめく魚が写っていた。

それはアケボノハゼ。

何度も見たことはあるけれど、それは9割方柏島で、伊豆ではもちろん見たことがない。

これは、ぜひ見たい。

行くと、「この前までいたんですけどねー」的なことも多いが。

 

IOPのスタッフにひとしきり生物情報を聞いてから、アケボノの話が出ないので、

「アケボノハゼが出てるって見たんだけど、いるの?」

「あー、いますよー」

おぉ、いるのか!

「でも、三の根の水深45mなので、いないものとしています」

三の根、45m…。

チーンである(;・∀・)

「スタッフ同士とかで減圧タンクの準備とかして行ってるんですよね。それがツアーで見れてるみたいになっちゃってるんですよ」

 

*画像をクリックすると拡大します

ニシキフウライウオ・東伊豆伊豆海洋公園(IOP)|ダイビングショップアリエス|ダイビングショップアリエス

一の根にペアのニシキフウライウオ登場

ヒトスジイシモチの幼魚・東伊豆伊豆海洋公園(IOP)|ダイビングショップアリエス

地味でもレア?ヒトスジイシモチ

アケボノハゼ狙いが無理だと分かったので、一の根に登場したニシキフウライウオを狙ってみよう。

今年はやたらとあちこちのダイビングポイントにニシキがいるが、まだ今年はIOPでは見てなかった。

この日も透明度は好調で20mほど、朝はベタ凪だった。

 

潜降ブイ下あたりには、大きくなったツユベラ、カンムリベラ、アカハチハゼなどがあちこちに見られる。

ニシキフウライウオはペアで一の根の水深25mほどのところにいた、

その近くにはヒトスジイシモチ。

一見その辺にいそうだけど、これも季節来遊魚で、普段見ない魚を見れると嬉しい。

 

その後、さらに深度を下げて先端に行くと、ちっちゃなシテンヤッコの幼魚やフタホシキツネベラがいた。

シテンヤッコの幼魚・東伊豆伊豆海洋公園(IOP)|ダイビングショップアリエス

深場でシテンヤッコの幼魚を発見

オオモンカエルアンコウ・東伊豆伊豆海洋公園(IOP)|ダイビングショップアリエス

オオモンカエルは大移動してた

一本目を終えて、セッティングをしていると、

「あれ、溺れてるんじゃない?」という声が聞こえた。

見ると、エキジット口でサンタさん(の恰好をしたダイバー)が、エキジット出来ずに波にもまれて転がっている。

どうもバディが手助けに行ったところ「俺は大丈夫だ」と言ったらしい。

特別高い波でもなく危険もなさそうだったので、そのままにしておいたが、それから数分間、サンタさんは転がり続けていた…。

 

サンタさん、助けは拒まない方がいい。

そして転ぶくらいなら、ちゃんとロープを使って上がって来よう(^_^)

 

近くに東伊豆でガイドをしている知り合いがいて、いかにも”やりそう”な彼だったので聞いてみた。

「アケボノハゼ見た?」

「今行ってきたんですけど、二の根からが遠いですね。居る場所は分かりやすいんですけど、出ていませんでした」

そうだよね、引っ込んでるパターンもあるのか。

 

彼は以前同じ店で働いていた元スタッフと潜っていて、

「次は14リッター(タンク)で行こうか…」と話していた。

 

45mという場所なので行くことに賛否はあるが、ダイビングが上手くなれば狙える生物も増えてくる。

ゲストのツイッター情報では、三の根の上まで水面移動をしていって見に行ったダイバーもいたらしい。

IOPは水域も広く深く、チャレンジングなポイントで生物も多い。

今後は当店でももっともっと通って、スキルアップの場にしたいと思う(*^_^*)

シマハギの幼魚・東伊豆伊豆海洋公園(IOP)|ダイビングショップアリエス

ちっちゃいシマハギ

オヤビッチャの幼魚・東伊豆伊豆海洋公園(IOP)|ダイビングショップアリエス

ちびっこオヤビッチャが今になって増えていた

二本目は左に行ってチンアナゴを狙うか、右に行ってオオモンカエルアンコウを狙うかリクエストを聞いて、オオモンを狙うことにした。

このオオモンは先月はクリスマスツリー前の岩場にいたのが大移動して、ここまで来たらしい。なにしろ泳ぐのは得意じゃないからなぁ。

 

もはや今年は珍しくないタテキンの幼魚を見て、ちょっとだけ寄ろうかと思った送り出しの入り江で、まだちっちゃいシマハギがいた。

その周りにはアカハチハゼの幼魚が5~6匹、さらにゴマチョウチョウウオまで加わった。

 

IOPにはチョウチョウウオ系は少ないが、なぜかレア度の高いゴマチョウは去年も見かけた。

すぐ隣の富戸は比較的チョウチョウウオ系が多いのになんでなんだろう?

 

エキジット口にはハクセン、セダカといったスズメダイが群れ、

今になってオヤビッチャの幼魚が増えていた。

黒潮が近いせいなのか、意外とこれからの時期でも季節来遊魚は増えたりする。

まだ水温も19℃近くあるので、今後の海にも期待大だっ!(^^)!

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