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減圧停止とはNDL(減圧不要限界)を越えてダイビングをした場合に、直接の浮上が出来ずに一定の水深で停止し窒素を抜くこと。
多くのダイビングコンピューターではNDLがなくなると<DECO>という表示が現れ、停止しなければいけない深度と時間が表示される。
DECOが点灯した状態で更に深い潜水を続けると、当初3m程の停止深度が深くなり、停止時間も長くなっていく。この深度や時間が大きくなるとエア切れのリスクも高まる。
減圧停止を無視して浮上すれば、ダイビングコンピューターにより24時間使用不能になったり、メーカーに出さないと使用出来なくなったりする。
もとより減圧症のリスクが上がるので、その後のダイビングは止めて、24時間は減圧症の症状が出ないかを見ること。
NDLが1分になったとしても、決して慌てて浮上してはいけない。かえって減圧症になりやすくなってしまう。必ず通常の浮上スピードを保つこと。
NDLと同意語。NDLの項を参照。
ダイビング後に海抜300m以上の場所へ行くこと。
ダイビングでは窒素が体に吸収されていて、高所に行くと気圧が下がるため、減圧症の原因となる窒素の気泡が形成される危険がある。
関東のダイバーが西伊豆でダイビングをした場合には必ずと言っていいほど高所移動を伴う。東名高速の御殿場付近は約450m、箱根を通ると約900m。極力高所の移動を避ける事が重要。
ダイビング後、一定時間の飛行機搭乗が禁止されているのも、機内の気圧が低くされているため。
ガス酔いとは深度下で麻酔作用が起こる事。
以前は窒素酔いと呼ばれ、窒素が麻酔作用を及ぼすとされてきたが、酸素にも麻酔作用がある事が分かったため変更になった。
麻酔作用が起る深度は個人差、体調、薬の服用の有無などによって変わるが、一般的に30mを越える深度から起きると言われる。
症状としては、
・不安感 ・眠気 ・高揚感 ・認識の遅れなど様々。
ガス酔いの症状自体は浅い深度に浮上すれば消え、後遺症などもないが、ガス酔いで起きる二次的被害に注意しなければいけない。
中には水中で眠ってしまう人、レギュレーターをはずしてしまう人など生死にかかわるトラブルを起こすダイバーもいる。
自分が講習で受けた深度以上には行かない事。深い深度に行くのであればディープスペシャリティーを受講し、インストラクターの管理下に置かれた講習で大深度を経験すること。
減圧症とはダイビング中に体に溶け込んだ窒素が気泡化し、障害を起こすこと。
症状は気泡が出来た場所により異なり、関節などの痛みや違和感、知覚障害、運動障害、ひどい場合には死に至ることも有ります。
完全に防ぐ方法はありませんが予防として、
・浮上速度を十分に遅くする。
パディでは1分間に18m以下の速度と習います。多くのダイビングコンピューターでは、深度により変わる物もありますが、1分間に10m。この位の速度がお勧めと言われています。
また、1分間に3m以下の速度で浮上する事はリスクを増大すると言う報告があります(DAN JAPAN協力医師より)
浅い深度ほど窒素の膨張率が高いので、安全停止後は更にゆっくりとした速度で浮上をしてください。
・安全停止を行う。
・過剰な窒素を溜めない。
・ダイブプロフィールに注意する事などがあります。
ダイビング後に体に違和感を感じたら、すぐにインストラクターに相談してください。
減圧症の治療は経過時間が症状に大きく影響します。
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冬に室内と外気の温度差で窓が水滴で曇るのと同じ現象。ダイビングでは水中カメラのハウジングやダイビングコンピューター、残圧計でも起ることがある。
気温と水温に差が大きい初夏~夏の近海で起きる事が多く、両方低い冬や、両方高い南の海では起こりずらい。
水中カメラハウジングで結露を起こさない対策としては、
① シリカゲルを使用する。
温度差が大きい時は新しい物や複数使用すると効果的。
② 陸上にいる時は冷たい水に浸けておく。
カメラ水槽の水温が上がってしまっている時があるので、水温にも注意。
③ 直射日光に当てないようにする。
水槽から出したあとはメッシュバッグやウォータープルーフなどで隠しておく。
この際、カメラが見えていないと上から物を置かれたり、どかされる際に雑に置かれたりするので要注意。
④ 湿度の低い部屋でセッティングする。
ハウジング内の湿度が低いほどいい。湿度の高い野外でセッティングした場合には結露のリスクも上がる。
⑤ ハウジング内に曇りどめを塗る。
マスクの曇り止めは水で洗い流さないといけないので使用出来ない。村上商事からふき取るだけの曇りどめOPドロップ(価格¥1,800)が出ている。
ダイビングコンピューターや残圧計が結露した場合には水没している可能性がある。程度により水没ではない可能性もあるので、インストラクター等に確認してみて下さい。
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