今年発売されたTUSAのニューウレタンフィン、スイッチを使い始めてから2ヶ月が経ちました。
スイッチとは一体どんなフィンなのか?を実際に使った経験から解説してみたいと思います(^^)
製品自体の解説は以前ブログに書きましたので、一番下の関連ページからご覧ください。
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② 多くのダイバーがヘタったフィンを使っている?!耐久性の話
ハイフレックス・スイッチ使ってみて感じたのは、
< 軽く蹴れば、抵抗なくスイスイ進む >
< 強くフィンキックすれば、かなりのスピードが出る >
< 水面移動もしやすい >
< 水中でのトリムが取りやすい >
ということ。
スイッチを使う前はGULLマンティスフィンを使っていましたが、初めてスイッチでフィンキックした時は「スカッ」とフィンが抜けるようでした。
今までフィンは「固くて重い蹴り心地の方が進む」「蹴り心地が軽いフィンは初心者向け」と頭が認識していたので、つい強く蹴りすぎていたんです‥(^_^)
「固くて重いフィン」は脚力がある人がフィンキックすれば速く進みますが、脚力がない人は蹴れず、脚力がある人でも長く蹴っていれば疲れてしまいます。
それをTUSAは東京工業大学と共同研究し「いかに楽に速く進め、疲れずにダイビングを楽しめるか?」をテーマにフィンを開発してきました。
スイッチはフィンに20°の角度を付けているので、一番力の必要な蹴り始めに水を捉えるのが楽で、フィンキックの終わりにフィンがしなるので、脚力以上に加速をしていきます。
下の動画で、蹴り終わりのフィンの動きに注目してみてください。
スイッチを使うダイバーのレベルとしては、本当の初心者や脚力の弱い人にはソラJスペックをお勧め、それ以上のダイバーであればスイッチをお勧めします(^^)
10年経ってもウレタンはウレタンのまま
日本人のダイバーに多く愛用されているラバーフィン。
柔らかい蹴り心地、
重さがあるので水面移動やダウンキックがし易いなどの利点があります。
反面、3年もすると本来の能力を発揮していないのをご存知でしょうか?
新製品を腕全体で倒して離すと、勢い良く「ビョン!」といった感じで元に戻ります。
3年も使ったフィンだと新品の頃の勢いはなく、何度も繰り返していると段々と反ってきてしまいます。
こうなるとゴムの特性である、蹴りきった瞬間にフィンがしなって進む事が出来ず、力が逃げていきます。
ぜひ、自分のフィンの状態をチェックしてみてください。
レギュレーターやBCDなどと違って、明確な”故障”という感じがしないので、そのまま使用しているダイバーの方も多いようです。
「ウレタンは10年経ってもウレタン」と言われるほど劣化が少なく、性能を維持出来るそう。
5段階で調整できるバンジーストラップ
スイッチにはバンジーストラップ(¥8,800)が標準装備。
従来のように履いた後に引っ張る作業がなく、ドライスーツのように水中でサイズが変わるような場合でも自動的にきつくなるので、非常に便利(^^)
TUSAの全てのフィンに後づけすることも可能です。
調整は5段階で、ストラップのサイド部分の蓋を開けることで簡単に出来ます。
片側が3段階で幅が3cmあるので、最大6cmまでの調整が可能。
注意点として、脱ぐ際にバンジーストラップが真下になっている状態で力がかかると、ジョイント部分が外れる時があること、また調節用の蓋をあまり繰り返し開閉するとロックが弱くなることがありそうです。
ただし、ロックが弱くなった場合にはパーツ単位で買えるそうです。
サイズ感としては、カタログの数値はウエットスーツ用なので、ドライスーツであれば1cmプラス位で考えます。
ドライスーツ27cmのブーツだと、Mサイズのフィンで、バンジーストラップは下から2番目のきつさになりました。
総評としては「軽くも速くも蹴ることが出来、非常に使いやすいフィン」という印象です。
アリエスでの販売価格は¥21,000(定価¥24,000*価格は税別)となっています(^^)
通信販売も行っておりますので購入ご希望の方は、お問い合わせフォームより「氏名 スイッチ購入希望 サイズ 色」をご連絡頂けましたら、折り返しご連絡させて頂きます。
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2017年7月7日(金)
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