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7月7日(月)~12日(土)の小笠原ダイビングツアー四日目。
【天気】晴れ、30℃
【海況】南東の強風、凪
【潜水データ】
■ 透明度:20~30m
■ 水温:24~28℃
■ 最大深度/①21.8m/②31.6m/③36.2m
■ 潜水時間/①39分/②41分/③39分
この日は海況が良ければケータ遠征の日だったが、道中の波も高く、向こうに着いてもコンディションが良い訳でもないので、遠征は中止。
当店の小笠原ツアーリピーターのお客様の中には「ケータに行かずに父島周辺のダイビングでも良いよ」とツアー前から言っている方もいた。
小笠原のダイビングでもっとも有名なポイントと言っていいのが<マグロ穴>
時に三桁の1mを越えるイソマグロが回遊する様は、ここでしか見られない光景。
ミナミハンドウイルカと泳ぐことが出来ることも多い。
が、往復4時間掛かるので、凪が悪いと船酔いする人には辛い。
そして、島周りなら三本潜れるので、見られる生物の種類は増える。
どっちに転んでもいい感じだった。
~ 画像をタップすると拡大します ~
一本目のポイントは<沖二子>
水面におにぎりを二つくっつけたような岩が出ている。
ミナミイスズミの大群に、何匹かこっちを見ているような目をしているアジアコショウダイ、他のポイントでは隠れていることが多かったのに、じゃんじゃん外に飛び出してくるコガネヤッコ。
そして、ウミウシも多いところだった。
二本目は大物が狙える<閂ロック>
閂島と南島の狭い水路を潜るポイント。
ここは潮止まりのタイミングを間違えると、ぶん流れてしまうので慎重に時を待つ。
エントリーは船の幅ほどしかない岩陰で入り、即潜降。
この岩から外れると流されてしまう可能性がある。
ガイドさんからあるお客様に「水底までフィートファーストで降りずに、頭が浸かったら態勢を変えて、ヘッドファーストで降りてください」と伝えていた。
その小さな岩礁には、人が一人しか通れないほどの穴が開いていて、中には小笠原以外では見たこともないような、大型のアカイセエビが何匹もいる。
洞窟を抜けると、白い砂の水路が広がる。
ロウニンアジと見間違うような大きなギンガメアジが通り、
その先では120cmはありそうなイソマグロ達が渦を巻く。
人ほどもある二匹のマダラエイが通り過ぎ、
草原のような緑の海草の上をネムリブカが泳いで行く。
しばらく進むと、見渡す限り一面フラットな白砂という場所に出る。
ここでの狙いは数万匹もいるミナミカナゴの群れだった。
見事この群れに会うことが出来、そこにはイケカツオがアタックしていた。
それが下の動画。
ひとしきりミナミカナゴVSイケカツオの戦いを見た後、大型のカマスが一匹のんびりと泳いでいた。
小笠原ではヤシャカマスが多いとのことだった。
ヤシャカマスとオニカマス(バラクーダと呼ばれる)は、アクアマリン福島(水族館)のスタッフも見間違えたことがあるほど似ている。
見分けるポイントはいくつかあるのだけど、その一つは、体にある黒い線が、上から側線(頭から尾に掛けての、中央にある線)を越えるのがヤシャ、越えないのがオニカマスとある。
ということで、今日見たのはオニカマスにしようということで落ち着いた。
エキジットすると「イルカがいたぞー!」となり、みんなで船首に集まってドルフィンウォッチングになった。
現れたのは50~100頭で群れを作るハシナガイルカ。
人が入ると逃げてしまうので、一緒に泳ぐことは出来ないけれど、船首の辺りで並走したり、見事なジャンプを披露してくれた。
おが丸が停泊している二見港まで戻り、穏やかな水面の所で昼食休憩。
三本目は二つのポイントの提案があり、多数決で決めることになった。
一つはシコンハタタテハゼ等が見られ、
もう一つはリュウグウベラギンポ等が見られるとのことだった。
個人的にはリュウグウ推しだったけれど、スタッフが最初に言うのもなーと思って様子を見ていた。
ところが当店以外のゲストはどんな魚か分からなくて、ガイドさんがシコンの説明を始めた。
「シコンは小笠原にいっぱいいるハタタテハゼの仲間で、アケボノハゼと同様レアな魚です」
乗船していた方のほとんどが初心者か、たまに潜るダイバーのようだった。
ワイド派かマクロ派かという以前に、魚には詳しくなさそうな感じだった。
票を入れたのは二人だけだったが、シコンがいるポイントになった。
ポイント名は<赤ブイ>
航路を示す巨大な三角コーンみたいなブイが浮いているのが目印。
シコンはいるというが、おが丸が見えている港内の海なので、それほど期待はしていなかった。
が、それは間違いだった。
エントリーした途端に目の前を巨大な壁がそそり立ち、とても港前の風景とは思えない。
いつだったか、このツアー中に「シコン見たいですか?」と聞かれて、
「前回見たので、他の魚がいいです」と答えたのだけれど、やはりシコンを目の前にすると夢中で撮ってしまう。
伊豆にもアケボノハゼ(の類似種と言われる)は出ることがあるし、よく行く柏島でも毎回アケボノは見るけれど、シコンはどっかに行かないと見られない。
淡い紫が美しい魚だ。
その後、びっくりしたのがカンザシスズメダイの幼魚が10匹位の群れでいたこと。
カンザシは幼魚の頃は単独行動が多いと言われる。それが群れているとは。
かなりシャッターを切ったのだけれど、さらに驚いたのは一枚もピントがあっていなかったこと…(;・∀・)
まるで顕微鏡モードになっていたんじゃないかと思う程にブレている。
その後にいたセナキルリスズメダイは一枚しか撮っていないのに、ジャスピンだった。
念が強すぎると駄目なのか…。
2~3cmほどのちっちゃいクマノミたちに癒されて、さらにマルスズメダイまで登場した。
尾ひれがひらひらと長い優雅なスズメダイで、まるでウエディングドレスの流れる裾のようだ。
港内でこんな出会いがあるとは。
さらにエキジット間際にはマダラトビエイまで登場して、さすが小笠原は港内でもあなどれないポイントなのだった(#^^#)
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