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ブログ ~ 西伊豆・大瀬崎ダイビングツアー ~

キアンコウがいたらしいですよ

1m以上あるキアンコウ@西伊豆・大瀬崎|ダイビングショップアリエス

1m以上あるキアンコウが水深5mに登場

3月31日(日)はダイビングライセンス取得講習の学科

 

4月6日(土)は西伊豆・大瀬崎ダイビングツアー

【天気】曇り、気温20℃。

【潜水データ】

一本目/潜水時間64分/最大深度27.6m/透明度8~12m。

二本目/潜水時間53分/最大深度29.8m/透明度8~12m。

 

前日、現地サービスのブログを見ると、透明度が5~7mとあった。

うーん、渋いなー。

まあ、仕方ない。

が、実際に行ってみると、そんなに悪くなかった。

 

今年に入り、初心者お二人から、

「春濁りって、いつなんですか?」と聞かれた。

やはり濁っている時のダイビングは避けたいらしい。

 

最近はこう答えている。

「今は春濁りってないんですよねぇ。透明度が落ちる時はありますが」

そう、今少し位透明度が落ちるのは春濁りとは言ってない。

 

~ 画像をタップすると拡大します ~

コチ@西伊豆・大瀬崎|ダイビングショップアリエス

コチ

ミホノハゴロモハゼ@西伊豆・大瀬崎|ダイビングショップアリエス

ミホノハゴロモハゼ

どの位前のことだろう。

昔の春濁りというのは、抹茶色というかモスグリーンというか、とにかく水中が真っ暗になるほどの凄い色だった。

古いログブックを見れば書いてあると思うけれど、それこそ透明度3mとかだったんじゃないだろうか?

 

あのま緑の海はダイバーは嫌がるけれど、自然環境的には必要なものだった。

あれが来ると海藻が良く育ち、それを食べたり隠れたりする魚が増え、

それを捕食しに来る魚が増える。

海にとって必要なサイクルだったので、

春濁りなんていうネガな言葉ではなくて、

「リッチグリーンと呼びましょう!」と、一時期提唱していたのだけれど、

定着はしなかった(^_^)

 

この日はエリアを選ばない常連さんだったので、

車内でダイビングプランを立てた。

まずは、湾内の砂地奥へ。

ウミスズメ@西伊豆・大瀬崎|ダイビングショップアリエス

つんつんしてたウミスズメ

ヒラタエイ@西伊豆・大瀬崎|ダイビングショップアリエス

ヒラタエイ

小さなイロカエル、

ガイドロープ横のコチ、

巣穴がお隣同士のクサハゼにミホノハゴロモハゼ、

なにかつんつん食べているペアのウミスズメ、

ペアのミジンベニハゼ、

しっぽが上からで、アカエイと区別がつかないヒラタエイ、

すぐ引っ込んだニゲミズチンアナゴ、

オキハギ、

砂地から頭だけ出ているモンガラドオシなどなどを見て、

テンジクダイ系の魚が群れている小さな漁礁へ。

 

ここで、周りの金色系のイシモチとは違う、モノトーンのこに出会った。

以前”フウライイシモチ”と紹介した魚だった。

が、ふと疑問がよぎった。

フウライイシモチとテッポウイシモチは酷似している。

正確に見分けるには、第一背鰭にある棘(鰭の中に見える骨みたいなもの)を数えるしかない。

テッポウは6本、フウライは7本。

 

が、背びれが開いていないことも多く、そこまで鮮明に撮れるとも限らない。

他に見分ける方法ないのかなーと検索していると、

ある文章に出会った。

モンガラドオシ@西伊豆・大瀬崎|ダイビングショップアリエス

頭だけ出てるモンガラドオシ

フウライイシモチ@西伊豆・大瀬崎|ダイビングショップアリエス

フウライイシモチ

以前知り合いが勤めていた沖縄本島のダイビングショップのブログ。

そこには専門家に確認したらしく、こんな記述があった。

「テッポウは目を通る黒線の下の白い線が明瞭な一本ですが、この写真では腹辺りで、点線上になるので、フウライだと思われます」

この見分け方が出来るなら、背びれが閉じていても判別出来る。

 

魚類写真資料データベースで何個体かを見ても、この傾向があるので、

今回の写真のこはフウライに違いない。

次はテッポウも探してみたい。

 

一本目を終え、二本目のセッティングも終わり、

「トイレに行って、お茶しましょうか」とお客様に声を掛けたところ、

スタッフのSくんが両手を広げながら言った、

「こんなでかいキアンコウが、水深5mにいたらしいですよ」

 

なにっ、キアンコウ?

深海魚であるキアンコウは冬から春にかけて、時々大瀬崎に現れる。

毎日のように潜る現地ガイドさんならともかく、我々には数少ないチャンスだ。

これは見ておきたい。

「ちょっと見に行きましょうか?」

「二本目も湾内にするっていうこと?」

「いえ、いつまでいるか分からないから、キアンコウだけ見て戻ってきましょう」

 

キアンコウは水深5mのガイドロープ横の分かりやすい場所にいるらしい。

トイレに行きたいのも忘れて、急いで現場に向かう。

遠目にダイバーが数人固まっているのが見えた。

「キアンコウを撮っているに違いない」

到着してみると、そこではオープンウォーターダイバーの講習が行われていた…。

終わったな…( ̄д ̄)

とてもこの状態で大人しくしているとは思えない。

周囲を探してみたが、やはりいない。

 

どこに行ったのかなんて分からない。

右か左か?それとも沖か。

二本目は先端の深場に行く予定だったので、

あまり空気を減らしたくなかったが、

せっかく来たのだから見たい。

勘を頼りに左に向かうと、ちょうど二名のダイバーがキアンコウの写真を撮っていた。

 

1m以上もある大きな個体で、ぶるんぶるんエスカを振って魚をおびき寄せている。

横ではアイゴが行こうか行くまいか迷っているようだったが、結局行かず、キアンコウは餌にありつけなかった。

ごめんね、我々が邪魔だったかもね。

まさかとは思うけど、我々に振ってた訳じゃないよね?

二本目も湾内に潜ることにしたけれど、キアンコウはさらに西に移動していた。

その後1~2時間いて、いなくなったそうだ。

 

二日前には、同じ深海魚であるカガミダイの幼魚も大瀬崎に出ていた。

日本で一番深い湾である駿河湾に面した大瀬崎には冬から春にかけて、

時々深海魚が現れる。

 

深海魚はなかなか日にちを決めて見られるものじゃない。

以前、テンガイハタを見た時も、ダイビング終りに「いるらしいですよ」という情報をもらって見に行った。

見たい方はぜひこの時期に大瀬崎に潜りに来てください。

めったにない素敵な出会いがあるかもしれませんよ(#^^#)

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