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先端は北に向くような角度になるころ、ソフトコーラルが減り、石ばかりの地形になる。
そこで1mほどもある大きなコブダイが、メスを追いかけて、深場に消えていくのを見た。
すると、今度は外海側から自分たちを目がけて、一直線に突進して来る。
触れるほどの距離で、目をギョロギョロさせながら、自分たちの周りを品定めをするかのように、ぐるぐる回る。
どうも彼の縄張りに入ったようだ。
コブダイは一匹のオスに対して複数のメスのいる縄張りを作る。
そこに入ってきたオスとは、嚙みつきあったり頭突きをしたりして戦う。
我々を縄張りを荒らす敵だとは思わなかったようで、少しすると去って行った。
下の動画がその様子。
先端の中ほどから、大きなソフトコーラルが密集し、他にはないカラフルな風景を作り出す。
その中を色取り取りのハナダイたちが泳ぎ、特に二色に分かれたナガハナダイの婚姻色が美しかった。
幼魚は見ることが多いが、成魚は少ないフタホシキツネベラに、
コガネスズメダイの大群が通り過ぎる。
二本目は先端のカラフルさから一転、一面砂地の湾内へ。
ガイドのSさんに生物情報を聞くと、困ったことに見たい生物が多すぎる。
難易度が高いのもいて、取捨選択をし、ぱっぱっと見て行かないと周れそうもない。
まずは「今日の生物情報の中で一番珍しいから、ぜひ見ていって」と言われた、
オガサワラカサゴの幼魚へ。
これは他のダイバーたちと被ってしまったので一旦スルー。
沖に進み、1.5㎝ほどのクリームイエローのイロカエルアンコウを見てから、奥の砂地へ。
水深25m。
そこはふっかふっかの砂泥地帯で、手がずぶずぶと地底に入っていってしまうほど柔らかい。
ちょっとでも手やフィンを大きく動かすと、すぐに視界が無くなってしまう。
目印の棒の辺りを数分見続けたけれど、魚の姿は無い。
近くに何本かの目印の棒があったので、じりじりと移動するが、そこにも魚の影はない。
この時に思い出した。
生物情報を聞いている時にSさんが言った、
「水温が低くなって、出てないことも多いんですよね」という言葉を。
お客様には伝え忘れていたが…。
待つことしばし、その魚は突然目の前に現れた。
黒い砂泥の上に、青白く輝くような体色、
ミホノハゴロモハゼだ。
機嫌よく全身出ていて、目ではよく見えるのだけど、カメラの液晶を覗くと全然見えない…。
大体の位置を見積もってシャッターを切る。
ハレーションがひどいので光量を落とす。
そうこうしている内に引っ込んだ。
出待ちをしている間、ずっと横にいるホシノエソを撮ったりした。
目視では地味なこの魚も、ストロボが当たると鮮やかな赤い色をしている。
今度はミホノが半身出てきて、少しするとまた引っ込んだ。
次に見たい生物も控えてるし、ぼちぼち次に行かないとなーと横を見ると、
常連のYさんが微動だにせずに、ミホノの巣を凝視している。
「まだミホノを見るぞ!」という強い意志を感じた。
しばし待ったが、次に出ることはなかった。
写真では全然表現されていないけれど、
実際のミホノは、透き通るような青白い体色に、ヒレは青と黄色のストライプになっていて、美しいハゼだ。
距離も遠く、そこそこ深いのでエンリッチが使えた方が良く、何よりフカフカの砂泥なので、巻き上げない完璧な中性浮力が要求される。
また砂泥地帯なので、スキル以外に好みとしても分かれるけれど、興味のある方はお声がけ下さい(#^^#)
少し深度を上げてペアのミジンベニハゼへ。
この辺だと瓶や缶に入っていることが多いミジンだけれど、
ここのこは貝にいるので、見た目にもよく、引っ込むこともなく、ずっと出ていた。
少し前まではゲッコウスズメダイと一緒に住んでいて、
一緒に写っている絵面は貴重だった。
帰り際、オガサワラカサゴを探しに行ったが見つけられず、
代わりにオガサワラカサゴの真っ黒バージョン、
ヒレナガカサゴの幼魚とカンナツノザヤウミウシがいた。
これだけ色々見て周ると、アリエスでもなかなかやらない、潜水時間70分越えになってしまった。
条件さえ許せば、アリエスは目一杯遊ぶ。
その条件の中には高いスキルがあるけれど、上手くなればなるほど、
遠くに行け、長く潜れるようになるので、見られる生物がどんどん増えていきます(#^^#)
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<本当の上手さ>と<生物を見る楽しさ>だと、アリエスでは考えています。
上手くなれば同じ海に潜っても見られる生物はまったく違い、安全性も高くなります。
「上達して、その先にある水中風景を見て欲しい」
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