10月20日(火)は平日の西伊豆・井田ダイビングツアー。
北東風のこの日、井田にしようか八幡野にしようか考えていたら、ゲストから「アカボシハナゴイが見たい」というリクエストが入った。
井田ダイビングセンターのブログを見てから、ずっと気になっていた。
10月16日に見つかったのが、実に8年ぶりらしい。
これは見に行くしかない。
井田に到着するとメインガイドのK君が外にいたので、「ハナゴイ見に来たよー」と声を掛け、早速生物情報を仕入れる。
うーん、見たい生物が多すぎて、しかもどれも遠くて、数を絞らないとならない。
とにかく”今日の絶対見たい生物”はアカボシハナゴイなので、これを抑えたいが、まだアリエスのツアーでは行ったことのない奥の方で、未知のエリアだった。
*画像をクリックすると拡大します。
今回、井田は三回目というお客様がいたが、水中の印象がないらしい。
一回目が雨水が流れ込んで、透明度が悪くて潜水禁止になった時。
二回目が初心者とブランクダイバーの方がいて、エアがあっという間になくなった時。
その時にも書いたけれど、とにかくダイビングは上達すればするほど楽しい、
いや、上達しないと楽しくない。
最初から最後までミスなくダイビングが出来るようになり、
中性浮力も取れるようになったら、
次はもっと遠くまで泳げるように、もっと水中に長くいられるようになりたい。
そうすれば、格段に見られる生物が増える。
エアが早いというのは、ダイビングを楽しむうえでかなり致命的なので、
心当たりのある方は「エアの消費が早い5つの問題点」を読んでみてください。
前回の井田のブログにも書いたけれど、最近”レアもの”は潜水エリアの奥の方に多い。
それをメインガイドのK君に確認してみた。
「僕は前から奥の方を紹介しているんですよ。やはり定着しますしね」
そう、手前の方に色々と生物が出ても、見に来るダイバーが多いと、すぐにいなくなってしまうこともある。
今日はチャレンジしても良さそうなお客様たちだ、奥まで行ってみよう。
水深7mほどを奥へ奥へ、ケーソンのずっと先へ。
16mの目印のロープを見てから、深度を落とす。
水深28mの大きなヤギが目印。
アカボシハナゴイがいると聞いた、大きなウミウチワはすぐに分かった。
聞いた通り、2cmほどのアカオビハナダイやスズメダイ、イシモチの幼魚たちが沢山群れている。
アカボシを探すが見当たらない。
尾の方にしか特徴はないが、あれだけはっきりとした模様なので、目に映れば分かるはず。
が、見つからない…(;・∀・)
こんなとこまで来て手ぶらで帰る訳にも行かないので、近くにいるクダゴンベを見にいった。
南方系のレア種なのに、井田では越冬して通年いる。
時間もない、再度アカボシチャレンジ。
いたーーーーっ!!!
ちっちゃーい、うつくしー!
腕の問題で、写真で見るとそうでもないが、実物は遥かに美しくて可愛い。
うーん、いいもの見た(*^▽^*)」
エアもNDLも少なくなるのは分かっていたので、帰りはがっつり浅瀬の2mほどを行く。
浅いところも実はダイビングは難しい、タンクが軽くなる後半は特に。
なぜ、そんな浅いところにいったかといえば、見たい生物がいるから。
ニジハギが三匹もいるらしい。
井田には比較的少ないチョウチョウウオ系が、浅瀬にはたくさんいた。
トゲ、フウライ、ミゾレ。
チョウハンというレアものもいたが、唯一撮れた一枚が他の魚と被っていた、無念…。
ニジハギは見つけられなかったが、やはりレアなゴマハギはいた。
そして、淡いブルーをしたスズメダイを発見。
確かずいぶん前にも井田で見た記憶がある。
シロボシスズメダイだろうか?
図鑑スズメダイには「淡い青の体色」とあって、特徴がない。
あるブログには「表現のしにくい美しい青」とある。
スズメダイ好きとしては、見たい一匹のひとつだった。
一本目にけっこう泳いだので、二本目はケーソン先でオオモンカエルアンコウやニシキフウライウオを見に行った。
今年はニシキフウライウオの当たり年で、今年ダイビングを始めたゲストは毎回のように見てる人もいるので、ちょっと有難味がない。
初めてニシキフウライウオを見た時の感動は今でも覚えている。
まだインストラクターに成りたての頃、大瀬崎の湾内、神社と呼ばれる場所のウチワについていた。
5cmほどの幼魚で「こんな不思議な形をした魚がいるんだー」と思った。
それが、こんなに当たり前に見れるようになるとは。
それにしても、また井田の浅瀬をじっくり潜りたいなー。
かわいい生物がぞくぞく登場しそう(*^_^*)
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