7月5日(水)~10(月)の小笠原ダイビングツアー三日目。
父島到着当初は「ケータに行けるかは微妙です」と言われていたが、海況も天気もどんどん良くなっていった。
この日は他のダイビングサービスの大型船に同乗し、片道2時間かけてケータへ。
ケータのマグロ穴は小笠原で一番有名なポイントかもしれない。
大海原に巨大なアーチがそびえ立ち、波が打ちつけて高いしぶきが上がる。
初心者だったら、この波を見ただけで臆してしまうかもしれない。
マグロ穴の前で既に150~160㎝はある巨大なイソマグロが群れを成す。
肉眼でははるかに近くに見えて、顔のシワまで分かるようだった。
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穴に入ると流れが強い。
ちょっと流されるゲストもいて、岩場の隙間に入ってもらう。
日影になった、少し薄暗い穴の中で見上げると、イソマグロが延々と行進をしている。
もうちょっと寄りたいなー、と岩場から体を出すと自分が流される。
たっぷりと巨大イソマグロを楽しんだ後は、入った口の方には流れが強くて戻れない。
反対側から抜けるのだが、ここがダイバーが一列にならないと通れない程狭く、
まるでジェットコースターに乗っているように、
上に下にいきながらと速い速度で通り抜けた。
エキジットしてフーディーベストを脱いでいると、他船がマグロ穴の前あたりでスキンダイビングをしている。
こんなところで?と見ていると、イルカの大群の背びれが見えた。
本船では「イルカと泳ぎたい人はすぐに準備しましょう!イルカにも気分がありますから」と声が掛かる。
ベストを着ている時間はなく、ワンピースのままカメラを持ち、後部のラダーへ。
横には水着のままの、御年70歳位のご婦人がいた。
タイミングを見て、イルカが驚かないように、そっとラダーを降りて海に入る。
ベストがないので水が冷たい!
そう、今の時期沖縄辺りなら水温が28℃位はあるが、小笠原は23~24℃で伊豆半島とさほど変わらない。
海に入ってもイルカの姿は見えない。
足元をかわいいコガメが通り過ぎるが、誰も見ようともしない。
ケータと言えばマグロとイルカ狙いである。
いなくなっちゃったかなーと思った矢先、
船上から「正面に泳げー!」と声が上がった。
真正面からダイバーをもろともせずに、イルカの大群が向かってくる。
イルカは、このむにゅっと上がった口角がかわいい。
すると先ほどのおばあちゃんがジャックナイフで潜降し、イルカに近づいていく。
すげぇ、あの年であの動き!
水中で感心していると、船上ではこんな声が上がっていたそうだ。
「バ〇〇、また潜りやがった!」
「イルカに触んじゃねーぞ!」
いや、いくらなんでもお客様に対してバ〇〇と呼ぶものだろうか?
すると当店のゲストが言った、
「あたし見たよ、ウエイトベルトにク〇バ〇〇って名前書いてあるの」
うーむー、キャラの濃いダイビングサービスだ(当店が利用したお店ではありません)
「よっぽど仲いいんでしょうね」
そりゃそうだろう、仲が悪くて言ってたら相当まずい。
いや、もしかしたらおばあちゃんがニックネームとして伝えていたのかもしれない。
ダイビングサービスと言えば小笠原内でも変化があるそうで、
前代未聞の理由で廃業するお店や、
体験ダイビング専門店になったところもあるらしい。
ふと思った。
その体験ダイビング専門になった店のインストラクターはそれで良かったのだろうか?
自分が惚れ込んだ海だったら、小笠原でしか見られないような最高の生物達をゲストに見せたいんじゃないだろうか。
もう仕事としてはマグロ穴に来ることも、ボニンハナダイやニラミハナダイに会うことはないのかもしれない。
それだけ小笠原が「腕を磨いたダイバーだけが目指す海」ではなくなり、
アクティビティの一環としてちょこっと海に入る旅行者が増えたのだろう。
二本目はケータの人差岩だったが、
ここが驚くほど透明度が悪かった…。
前回ケータに来た時は、ほんとに水が透き通っていて、
やっぱり無人島周りは違うなーと思ったものだった。
ここは回遊魚狙いで、ツムブリの群れや、カンパチ、ウメイロモドキの大群などいるのだが、いかんせん見えずらい。
でも大丈夫。
なにしろ伊豆ダイバーですから透明度のハードル低めなので(#^^#)
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<アリエスはダイビングを上達したいダイバーのためのダイビングショップです>
ダイビングを本当に楽しむために必要なのは、
<本当の上手さ>と<生物を見る楽しさ>だと、アリエスでは考えています。
上手くなれば同じ海に潜っても見られる生物はまったく違い、安全性も高くなります。
「上達して、その先にある水中風景を見て欲しい」
ダイビングはただ本数をたくさん潜っても上手くはなれません。
上手くなりたい、きちんとしたダイビングをしたい、
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