7月5日(水)~10(月)は小笠原ダイビングツアー。
当店にいらっしゃるお客様の中にも、
「小笠原には一生に一度は行ってみたい」
「小笠原で潜るのが目標」と言う方も多い。
東京都内から1,000㌔、片道24時間の船旅。
一度も陸地と繋がったことのない絶海の孤島には、さぞ素晴らしい生物たちがいるのだろう。
自分でもこう思っていた。
二回目の小笠原で潜る前までは。
その時一緒に潜ったお客様は「これならケラマで潜っても一緒だね」と言っていた。
それはケラマがつまらないという意味ではなく、同じような生物が見られるという意味だった。
沖縄の方が遥かに短時間で行ける。
なぜそんなにつまらないダイビングだったかと言えば、
まったくダイビングが出来ない初心者ダイバーが同じチームにいたから。
初心者が上級者に合わせることは出来ない。
必然的に初心者が泳げる範囲の、普通のものしか見られないダイビングになる。
ダイビングを楽しめる条件が揃わないと、
小笠原の海は、びっくりするほど退屈でつまらないものになる。
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そんなことがあったので、今回は小笠原のダイビングを楽しむための条件を揃えて臨んだ。
何が必要なことかは以前のブログ、
「小笠原でダイビングを楽しむために、絶対必要な3つの”人”」
に書いたので、興味のある方はご参照ください。
今回のツアーでは初の貸し切りガイドをお願いした。
アリエスのチームだけで潜ることが出来るので、
スキルが許せば生物のリクエスト出し放題である。
一本目はチェックダイブでポイント名”バラ沈”へ。
ここは最大水深18mほどで白い砂が広がり、
バラバラになった沈船が散らばっている。
このチェックダイブというのが重要で、
ここでガイドさんはダイバーのスキルを見極め、この後のポイントやプランを決めていく。
絶対に失敗出来ない一本。
沈船内にはヨスジフエダイやアカヒメジが群れ、
大分大きなマダラタルミが泳ぎ、
ナガサキスズメダイに混ざってデルタスズメダイがいて、
ムレハタタテダイの隙間からタテキンやナンヨウハギが見え、
キンメモドキの大群が視界を覆う。
ガイドさんの後ろをオグロメジロザメが通り過ぎていった。
ここまでお読み頂くと、魚に詳しい方は気づいたかもしれない。
全て伊豆で見られるような魚ばかりである。
そこはチェックダイブなので仕方がない。
チェックも終わり、二本目からは”小笠原らしい魚”を紹介してもらえるポイントへ。
二本目のポイントはひょうたん島。
サンゴが点在し、白砂がすり鉢状に落ち込んで行く。
小笠原ならではの魚ということで、コガネヤッコやダイダイヤッコを見る。
ちょっとダイダイヤッコに似たアカハラヤッコはあちこちにいる。
ハタタテハゼやキホシスズメダイの幼魚も沢山いる。
そして個人的にぜひ見てみたかったヨコシマニセモチノウオがいた!
水中で見るとグレーっぽいのだが、光が当たると、
ピンクと言うか紫というか、パステルカラーで美しい色合いをしている。
深場にはもっといるらしいけれど、ここの深度では珍しいらしい。
そしてお客様達にはヨコシマ以上に刺さったのが、次に出てきたメイキュウサザナミハギ。
ガイドさんが知る限り、この一匹しかいないらしい。
名前の由来は幼魚の頃は、まるで迷宮のように複雑な模様をしているから。
ちなみに成魚になるとまったく違って、モノトーンの縦じまになる。
そんな感じで二本が終わると、ガイドさんから今ツアーで「どの魚を見るか?」の相談があった。
見たい魚に上がっていたのが、
水深30mのボニンハナダイ、
大分深いニラミハナダイのコロニー、
水深37mほどのシコンハタタテハゼ。
三日目はケータ予定なので、
深場の魚は二回しか狙いに行けない。
大物派と雰囲気派のお客様は「どれでもいいよ」という感じだったので、
マクロ派のお客様たちと話し合った。
小笠原の固有種とも言うべきボニンハナダイは外せない。
去年リクエストをした時は水深50mということで断念した。
今年は30mというボーナスチャンスである。
シコンも捨てがたかったが、
ニラミはなんとコロニーである。
去年はオスを一匹見ただけで、すぐに逃がされてしまったというのがあったので、
今回はニラミを取ることにした。
うーん、楽しみ過ぎる~(≧◇≦)
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上手くなれば同じ海に潜っても見られる生物はまったく違い、安全性も高くなります。
「上達して、その先にある水中風景を見て欲しい」
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