7月5日(水)~10(月)の小笠原ダイビングツアー四日目。
この日は出航日ながら、飛行機ではないのでダイビングが出来る。
一本目は個人的に楽しみにしていた2つの魚の内の1つ、ニラミハナダイ狙いだった。
通称キャベツサンゴと砂地の境を深く深く進んで行く。
NDLを節約するために、かなり浅い深度を取る。
しばらくしてガイドさんの合図で一気に水深を落とす。
そこにはオス、メス、幼魚と10匹以上のニラミハナダイがいた。
深度は大分深いが、ここまで来ればこんなにいるんだな。
まずは逃げないように遠目でシャッターを切る。
んっ?写真が青い…。
近寄って2枚目を切る、青い…。
なんとストロボが光らない…Σ(゚Д゚)
えっ、チェックの時は灯いてたじゃん!
~ 画像をタップすると拡大します ~
接触かなーと光ファイバーケーブルをいじったりしたが駄目だった。
仕方ないのでライトで撮ることにしたが、青いままだった。
写真だけでも七匹のニラミが写っているのだけど…。
深度を上げていたゲストは、
「写真撮り終わって、ライトを点けて目で楽しんでいるんだなー」と思ったらしい。
違うんだよー、ストロボが光らないんだよー(T_T)/~~~
少し上の深度にはミズタマヤッコが数匹いたらしいが、一匹も見ませんでした。
ラストはドブ磯で大物を狙おうかと思いきや、風向き悪く断念。
他にも大物ポイントはあるが、今は当たるか分からないそう。
大物ポイントは当たりはずれがあるので、ちょっと深いがシコンハタタテハゼを狙いに行くことにした。
初日のマクロ派会議で断念した魚だったので、これはこれでラッキーだった。
シコンポイントに着いて、ガイドさんが指さす先には何匹ものセナキルリスズメダイとキツネベラがいた。
んっ?と思って見ると、その下にシコンハタタテハゼの姿が。
色が薄くて、ぱっと目に入らなかった。
日本にはハタタテハゼ属が三種いるが、もっともレアなのがシコン。
以前はヘルフリッチとも呼ばれていたが、最近別種であることが発表された。
ハタタテハゼやアケボノハゼは赤と紫というはっきりした色をいしているが、
シコンは淡い紫で、うっとりするほど美しい
数年前まで伊豆ではハタタテハゼすら登場するとネタになった。
それが今や、去年の大瀬崎先端では1ダイブで50匹ほども見るようになった。
都市伝説のようだったアケボノハゼですら、1フレームに5匹収められるほど増えた。
このアケボノハゼも、2013年に別種がいることが新種記載された。
学名をNemateleotris exquisitaと言い、違いは旗が短いのと、体の上半身が黄色っぽいのが特徴らしい。
これだけ、ハタタテハゼやアケボノハゼが大量に出てくると、シコンハタタテハゼが伊豆に出現する日も来るのかもしれない。
くぅ~、伊豆の風景の中でシコンを見てみたい(≧◇≦)
そして、小笠原で発見されたカレハスズメダイ、
中層でツバメウオの群れを見て、今年の小笠原ツアーは終わった。
以前、つまらない小笠原を経験していたお客様からは、
「ドブ磯は残念でしたが、今回は相当良かった」
「三度目の小笠原は素晴らしかった」との声を頂いた。
この声を聞くのが目的の一つだったので、本当に良かった。
帰って来てから、別のゲストからも「小笠原でつまらないダイビングをしたダイバー」の話を聞いた。
今回は小笠原を楽しむために絶対に必要な<三つの人>が揃うことが出来た。
どんなにガイドさんの腕が素晴らしくても、そのガイディングに応えられるスキルが、自分や同じチームのダイバーになければ、満足に楽しむことは出来ない。
もう、随分前からダイバーのレベルの低下で、特にリゾートでダイビングを楽しめないことが増えてきているという。
これからもインストラクター(=指導員)として、少しでも上手なダイバーを増やし、
ダイビング業界を良くしていけたらと思う。
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