今日の目的は先端の新しいエリアを開拓すること。
いつ潜っても、ボートポイントにも勝る魚影を見せてくれる先端。
ここはもっともっと潜りこんで、面白い生物がいるエリアを見つけたい。
一本目は勝負をしすぎて、前半は魚がいなくてやばかった…。
大きなトビエイが通り過ぎ、
オトヒメエビの横にクリアクリーナーシュリンプ。
よく見るエビである。
大して見もせずに、証拠写真だけ撮って終わりにした。
が、よく見てみるとクリクリエビとは模様が違う。
ベンテンコモンエビのようだった。
検索してみると南方系のエビで、
伊豆大島の現地サービスなどでもブログに載るので、珍しいエビなんだろうか?
うーん、もっと真剣に撮っておけば良かったなぁ( 一一)
一本目は失敗に終わるかと思われた後半。
ケラマハナダイの見事なオスがいるエリアに当たった。
メスは湾内にも沢山いるけれど、背びれに赤い点のあるオスは湾内では見た記憶がない。
少しすると三匹のフタイロハナゴイが寄ってきた。
目の前にいるアカシマシラヒゲエビにクリーニングされたいようで、
すーっと寄っていく。
「掃除して~」とねだっているようでかわいかった(#^^#)
二本目はまた別のエリアに行ってみることに。
ちょうどうちの横でエントリーの準備をしているチームの中に気になる人がいた。
ドライスーツのファスナーが3cmほど開いていたのだ。
誰か気づかないかなーと見ていたのだけど、いよいよ駄目そうなので声を掛けた。
ちなみに「様子を見てずに早く教えてあげればいいじゃん」と思った方もいるだろう。
なぜ様子を見ていたかというと、実は他店のスタッフから自店のゲストのミスを指摘されることを嫌がるイントラがいるのだ。
「うちのゲストは俺が見るんだから、余計な口出すなよ」的な。
まあ、見えてないからこういうことが起こるのだけど、
通常イントラは前からゲストのチェックをしているので、仕方ない面もある。
「ファスナー開いてますよ」と声をかけると、
まだ若い男性は「ありがとうございます!」とはきはきした声で応え、
横にいたバディの女性は「私が気づいてあげられれば良かったねー」と言った。
この考え方は素晴らしい。
ダイビングは自己責任でやるものだけれど、
バディは特に水中で助け合えるといい。
別に難しいことはない。
たとえトラブルに対処出来なくても、バディがいなくなった時にイントラに教えるだけでも、十分安全性は上がる。
過去に一緒に潜ったことのあるダイバーの中には、バディがいなくなっても、まったく気にしない人もいた。
ドライスーツの浮力コントロールが出来なくて浮いていったのだけど、
「下手だから浮いていったんだね」とばかりに笑っていた。
バディ失格である、というかダイバーとしても相当まずい。
ちなみにアリエスではドライスーツのファスナーを閉めてもらった際に、たとえイントラに閉めてもらったとしても、自分で目視するように伝えている。
これはやり方を変えてはいけない。
時々「自分で引っ張って確認してますから大丈夫です」と言う人がいるが、
インナーが噛んでいると途中で止まってしまい、完全に閉まっている状態と勘違いしてしまう。
他にも見てはいるのだけど、取っ手がファスナーの終着部に重なったまま「見てるふり」的な方もいる。
もちろん、これでは開いていても分からない。
ダイビングは一つのミスもなく終了するのが当たり前。
なにしろ水中という器材なしでは生きられない場所に行くのだ。
事故やトラブルを防ぐには、セッティング、バディチェック、水中でのチーム意識や位置取り、適切な判断など、様々な要素をきちんと行える必要がある。
二本目は先端の先端と呼ばれるエリアへ。
エントリーすると頭上にはメジナの群れが凄い。
そして正面のエリアには婚姻色のイトヒキベラが多く見られる。
ずーっといるのだけど、この美しい色合いの紫はついつい写真に撮ってしまう。
メスもごく普通種なのだけど、なかなか美しい透明感で目を引く。
ズンズンと左に泳いでいく。
相も変わらずキンギョハナダイ、サクラダイといった魚が無数に群れる。
目の前を一匹のクダゴンベが泳いでいく。
三分もしない内に、もう一匹。
以前は珍しかったこの魚も、段々見かけるのが普通になってきた。
が、普通になっても美しい魚であることは変わらない。
泳ぎ進んで行くと、ある所から水底の石の感じが変わってきた。
そこで水深を落としてみることにした。
そこにいたのは素朴な美しさを持つベニハナダイのメスだった。
写真で見ると「色の薄いキンギョハナダイのメス」のように見えるけれど、
実際に見ると、体色には透明感があり、顔と尾ひれが黄色くて、かなりのかわいさなのだ。
くぅ~、やっぱりハナダイはいいなー(≧◇≦)
戻っていくと、ザ伊豆の魚のカゴカキダイが群れていた。
この黒と黄色のツートーンカラーの魚は、群れると見応えがある。
ザ伊豆の魚と書いたけれど、オーストラリア辺りにもいるので、
南国風な感じと言えば南国風な感じもする。
今日のダイビングは最大深度30m、潜水時間は62分と65分だった。
条件さえ許せば、潜れるだけ潜るのがアリエス流。
先端でがっつり調査ダイブ出来る方、募集中です(#^^#)
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