6月11日(日)は西伊豆・大瀬崎ダイビングツアー。
器材をセッティングしていると、現地ガイドのFさんが、水を張ったマスクに入った小さな魚を見せてくれた。
おぉ、カガミダイの幼魚だ!
通常は水深200~800mほどに生息する魚で、幼魚が時々浅瀬まで上がってくる。
メタリック感の強い銀色の体に黒いドット。
生では初めて見たなー、死んじゃってるけど。
息を引き取っているとはいえ、まだ目は黒々としていて、ついさっきまで生きていたのが分かる。
周りのガイドやイントラが口を揃えて言う、
「生きてる内に見たかったなー」
この一匹さえ見れれば、今日一日当たりだったと言えるほどレアな魚だ。
さすが日本一深い湾に面している大瀬崎だけあって、色々と出てくる。
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ブランクダイバーのお客様もいたので、一本目は湾内へ。
透明度が悪い悪いとは聞いていたが、マジで悪かった…(@_@)
ゴロタまで水面移動をする時には顔を上げていないと、まったく方向が分からない。
ぐるーっと周ったけれど、新漁礁では暗い所を好む、アヤメエビスやナミマツカサが外に出てきちゃっていた。
夜と勘違いしたのかもしれない。
上のムレハタタテダイの写真も新漁礁の前で撮っているのだけど、まったく背景が写らない。
近くにはコロダイも群れていた。
二本目は、絶対に魚の大群が見られる先端へ。
エントリーすると、ゲストのYさんが言う、
「湾内よりは透明度いいよ」
うーん、大分みどりぃが確かに湾内よりは見えている気がする。
12リッターエンリッチタンクを使って、水深25mほどを流していく。
少し奥まで行くと、他のポイントでは珍しいかもしれない、ナガハナダイが増え始める。
そして帰り際、またしてもホカケハナダイが婚姻色カラーをまとって乱舞していた。
前回見た時との違いと言えば、泳ぐ速度が上がっていたこと。
水温が上がって来たからだろうか?
この調子だと、元々珍しい魚だったホカケが一年中、しかも婚姻色のまま見れそうな勢いだ。
先端にはアカオビハナダイもケラマハナダイも、イトヒキベラも年中婚姻色の状態でいる。
先端に外れなし!
今日も魚をたっぷり見て、安全にダイビングが終わった。
当店のチームがエキジットする時、エントリーを待っててくれたチームがいた。
少し年配に見えるインストラクターが言う、
「二人ともタンクのバルブ開けた?」
すると若い女の子二人が言った、
「あっ、開けてなーい」
さらに一人はゲージがBCの内側に入ってしまっていたようで、引っこ抜いている。
ふぅー( ̄д ̄)
バルブが開いていないのも問題なのだけど、このチームがバディチェックをしていないということが、もっと大きな問題だ。
前回のブログで書いたばかりだけど、セッティングミスとバディチェックをしていないことで起きた事故もあるのだ。
人間だからセッティングミスもする。
でも、そのミスに気付くための確認がバディチェックなのだ。
安全を守るための基本にして絶対条件のことが出来ないダイバーや、教えられないインストラクターが増えてしまった。
昼食にいつものご飯処に寄ると、他のグループの会話が聞こえてきた。
レベルは分からないが、講習問題の内容の話のようだ。
「インストラクターは寒さに強いので肥満の方が良い。〇か×か?」
「えー、それさぁ、最初の頃なら迷うよね!」
いや、迷うとか迷わないとかの問題ではなくて、それを知ってどうするんだ?
肥満自体が健康的に駄目だろう。
お店の名前が分かったのでホームページを覗いてみたら、色々と気づいたことがあった。
限定水域(=プール講習)がまるまるない指導団体なんてあるんだろうか。
それともこのダイビングショップがやっていないだけなのかな?
「いきなり海が心配な方はプールで練習も出来ます」とある。
いやーダイビング業界には謎がいっぱいだ(*^_^*)
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