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ダイビング器材を販売するだけのお店と違い、私は自分が販売した器材でゲストの方と一緒に海に潜ります。
楽しさや上達、安全にも大きく影響し、時には何十年も一緒にダイビングをするゲストの方に変な器材を売ることは出来ません。自信を持ってお勧めできるレギュレーターは以下の機種です(価格は税別表記。データは2024年6月時点)
① エーペックス XTX200レギュレーター(定価¥170,000)
② アクアラング レジェンドレギュレーター(定価¥138,000~)
エーペックスは現在最高のレギュレーターを作っていると思います。
テクニカルダイビングでも多く使われ、他のダイビングメーカーのリブリーザーの内部でもエーペックスが使われているものもあります。
無改造で220mでも呼吸が出来る世界記録を保持。安いレギュでは5~60mでエアが止まってしまうものもあります。
価格に見合うパーツの精度とメッキ技術の高さ(耐久性が変わります)また、レギュレーターを構成するパーツ点数が少ないこともエーペックスの特徴で、技術力の高さが必要になる部分。
自分で使用しているのもXTX200(¥162,000)
さらに上級機種でXTXタングステン(¥200,000)というのもあります。
ファーストステージの素材は真鍮。真鍮は柔らかいためメッキで強度をあげます。タングステンは強度が上がるので、より丈夫なレギュレーターが欲しい方にはお勧め。
また、廉価版でXTX50(¥138,000)があり、作りは少し簡素になりますが、ファーストステージにはオーバーバランスシステムが使われています。
但しワランティ*1がないので、XTX200と実質的な価格差はありません。
(*1 ワランティとは、オーバーホール時に必要なパーツ一回約6千円を1年に一度、5年間無料になる保証)
アクアラングとエーペックスは同じグループ企業。エーペックスを傘下に収めてから、アクアラングのレギュレーターは急速に進化しました。
XTX200の性能を目指したのがレジェンド。
ジュール*2だけを見ればXTX200の0.69に対して、レジェンドは0.70。
この領域では、ダイバーが違いに気づくことはないと思います。
(*2 ジュールとは呼吸抵抗を機械で数値化したもの。低いほど呼吸抵抗が少ない=吸いやすく吐きやすいレギュレーターになります)
そしてレジェンドの最大の特長がオリジナルシステムであるACD(オート・クロージャー・デバイス)
これはレギュレーターをタンクからはずすと、自動的にファーストステージの内部に水が入らないように、蓋がされるというもの。
ダストキャップを閉め忘れて水槽に浸けても水没せず、ダストキャップの水滴を飛ばしている際に内部に水が入ることもない、安心のシステム。
2024年のレジェンドは4タイプ。
価格は¥185,000-、¥175,000-、¥160,000-、¥138,000-。
一番高いブラックエディション(性能はエリートと同じ)を除けば、違いは流量調整の部分です。
エアの出方の調節にはデマンド調節(空気の出る量)とヴェンチュリー調整(空気の出る向き)という2つの要素があります。
< レジェンドELITE > 定価¥175,000-
・ デマンドとヴェンチュリーの調節が別々に出来ます。
流量は多くして、喉には空気が当たらなくする。というような調整が可能です。
調節ノブがMBSより掴みやすく、調節の幅が大きい。
< レジェンドMBS > 定価¥160,000-
・ デマンドとヴェンチュリーの調節が同時に行われます。
流量を増やすと同時に、空気が入りやすくなるように2nd内部の”板”が水平になります。
< レジェンド > 定価¥138,000-
・ ヴェンチュリーのみが備わります。
価格は安くなりますが、MBSとの差は¥22,000。
長い目で見た時にはMBS以上がおすすめ。
上記のレギュレーターのうち、エーペックスに関しては日本最大手の量販店ではWEB上には載っていません。
最大手の量販店でのレジェンドエリート単品での販売価格は定価、5%のポイント還元となっています。
以前アクアラングの営業の方に「エーペックスは量販店に出回らないのですか?」と聞いたところ「仕入れ価格を言ったら、じゃあ、いりません」と言われたそうです。
激安、格安のイメージのあるダイビング器材の量販店やネットショップでも最近は以前ほど売れないという事もあり、アイキャッチ商品を除いて安売りをしないお店が多くなりました。
また値引きをしなくても売れる、値引きが出来ないような仕入れの高い、本当に良いものは取り扱いがない、または安売りはされていない事が多いと思います。
レギュレーターは生命維持にもっとも重要なダイビング器材で「息苦しい」と感じれば楽しめないばかりか、そのレギュレーターは使えません。
また、量販店などの商品の特徴として、ある一定メーカーのものが多いというのがあります。
例えば定価が同じ10万円の2つのレギュレーターがあったとして、1つは定価、1つは30%オフで7万円で売っている。7万のレギュレーターは得なのでしょうか?
7万のレギュレーターを売りたがったとすれば、「安いからお客様が得」ではなく、30%オフの7万のレギュの方が利益が多いのだと思います。
その場合、原価はいくらなのでしょう?
ダイビング器材に限りませんが、品質に妥協をせずに良いものを作れば原価は高くなります。
売れないメーカーは原価率を下げて、高い定価付けをし、「値引きを多くしても(ゲストにお得感を感じさせても)うちの商品は利益が取れるから売ってください」というような話があるのかもしれません。値引ける商品、安い商品には、それが出来る理由があるのです。
器材しか売っていないお店は器材でしか利益が出せませんから、ここで儲けを出さないと利益が上がりません。
ちなみに上記の話は残念ながら量販店だけの話ではなく、ダイビングショップでも同じようなことをやっているところもありますね。
自分のダイビングショップの利益が出るからと、ゲストの体格やスキルに合っていない、その器材を使っていたら上達出来ないようなものを平気で売る。
ネット上で書かれているものも、玉石混交です。
器材の良し悪しは、まず初心者の方には分かりません。
器材購入の成功のポイントは、自分が器材を購入する相手が「信用出来るか否か?」につきます。
ダイビング器材を買う予算や考え方も色々あるとは思いますが、ぜひレギュレーターは良いものを購入してください。
”水中での呼吸”は本当に大切ですから。
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