沖に向かって進んで行くと、
砂地にいるキスジキュウセン、
ゴンズイの群れ、
海藻から顔を出すイロカエルアンコウ、
まるっとしたアオサハギ、
そして正面奥でカミソリウオ。
このカミソリウオ、前は三匹でいたらしい。
そして一匹が分かれ、
今日は近くにはいるのだけど、バラバラで二匹がいた。
ツアーの中盤過ぎ、キック停止のスキルに入る。
これは泳いで来てもらい、私の前で静止して、また泳ぎ始めるというもの。
これで3つのスキルが同時に分かる。
1つ目が中性浮力が取れているかどうか?
ダイバーはフィンキックをしている間は中性浮力が取れていなくても浮いていることが出来る。
停止をした時に、沈むこともなく、グラグラすることもなく、そのままで浮いていられること。
2つ目がトリム。
中性浮力を取って浮いた状態で、きれいな水平姿勢が保てるかどうかを見る。
中には浮力が取れていても足が下がってしまう方がいる。
これはスキルではなくて重量バランスの問題。
足が下がるのは体質であったり、フィンの重さだったりする。
それをタンクベルトの位置やフィンの重さを変えて調整をする。
停止した時に足が下がるという事は、泳いでいる時にはその姿勢を保つために余分な力がいる。
そして水平姿勢が取れていないと水の抵抗が増え、疲れたり、エアが多く減ったりしてしまう。
3つ目はフィンキックがきれいに蹴れているかどうか?
アップキックの時は軽く膝を曲げながら上げ、
足が水平になる時にピンとくるぶしまで伸ばし、
水平より少し下まで蹴る。
これをゆっくりとした速度で蹴る。
中性浮力が取れていないダイバーは、深度を保つために早いキックになってしまう。
そしてきれいに蹴れているようでも、膝から先に落ちてしまっていたり、
足の根本から動いていなくて膝下だけで蹴っていたり、
足が水平まで降りず、上の方だけで蹴っていたりと、
チェックする部分は多くある。
キックには重量バランスも関係あるので、これを動画に撮って自分で認識し、調整をしていく。
今回のお客様のキック停止の様子は下の動画の様な感じ。
いい加減な講習をするインストラクターが増えて、今日本のダイバーのレベルは低下の一途を辿っている。
先日いらした新規のダイバーのお客様も「講習では垂直潜降をしなかった」と言っていた。
信じられないことなのだけれど、潜降のスキルを飛ばして、まるで体験ダイビングのようにスロープから潜っていくというお店が、某大手ダイビングショップ以外にもあることが分かった。
大瀬崎の湾内や富戸などで潜ると、びっくりするほど下手なダイバーを見かける。
そして、そんなダイバーはリゾートにもいて、潜れるダイバーの足を引っ張る…(-_-)
今回の一番経験本数が少ない方で11本目。
個人差があるので、みんながこの本数でこの位のスキルが身に付くわけではないけれど、
ダイビングはきちんと教われば、ほとんど全ての人が上手になれる。
「自分は中性浮力が取れている」と思っているダイバーでも、意外と出来ていない人は多い。
「停止して浮く」だけなら、ファンダイビング中にも出来るので、自分のスキルを知るために、ぜひ試して欲しい。
二本目はナビゲーションの課題を行った後、西側のエリアに行ってみた。
西側は長らく潜水禁止だったのだけど、最近潜っても良いことになったそうだ。
東側は大きな岩が少なく平たいけれど、西側は少し進むと人の背丈を越えるような大きな岩が増えてくる。
今日は講習の後だったので少ししか回れなかったけれど、
もっと探索出来れば、色々と出てきそうな気もする雰囲気でした(#^^#)
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