サクラダイがいる場所は深いので、誰でも行けるようなところではないけれど、
この日はたまたま、少ない方で200本弱、多い方で1000本超というゲストが集まった。
凪も良く、一本目からサクラダイを狙いに行く。
沖根の根頭は水深10mほどで、そこから一気に40m目指して壁沿いを降りる。
すると、-20mほどでお客様から、
「マスクに水が入る」という合図。
マスクの半分くらいまで水が入っている。
まず確認したのが、マスクのスカートがフードに被っていないか?
これは大丈夫だった。
次はスカートを確認すると、かなり大きくスカートが内側に折れ曲がっている。
これでは、じゃんじゃん水が入るだろう。
それを直して、少し深度を落とすと、
「まだ水が入る」の合図。
よく確認をしたいのだが、呼吸が早くなりすぎていて、泡で数秒しかチェックが出来ない。
「呼吸をゆっくり」の合図にを出しても、ゆっくりとはならない。
何回かに分けて、さらに上の方でスカートが折れているのが分かった。
その時点での私の残圧が150で、ゲストの残圧が100。
あれだけ早い呼吸をしていたので、大分減ってしまった。
これ以上深くは行けないので浮上を開始する。
このゲストは20年以上のダイビング経験があり、経験本数も多く、ブランクもないので、大きなトラブルにはならなかった。
が、マスクに水が入り、特に鼻から吸ってしまうと、経験の少ない人はパニックになってしまうかもしれない。
このマスクのスカートが内側に折れ曲がってしまったのは、ちょっとしたマスクの付け方に問題がある。
このブログを読んで頂いている方には、そのトラブルの原因は分かるでしょうか?
答えはストラップを後頭部に付け、後からマスクを顔に装着していたから。
ダイビングライセンス取得講習では、必ず顔にマスクを付けてから、ストラップを後頭部に回すように教わる。
が、この通りにしていないダイバーは意外と多い。
顔にマスクを付けてからストラップを後頭部にかければ、このトラブルは起きなかった。
このブログを読んで頂いた方は、トラブルを避けるためにも正しいマスクの付け方をしてください。
再挑戦ということで、二本目も沖根へ。
一気に深度を落として群れを探す。
最初にいたのはキンギョハナダイの大群、
場所を変えるとサクラダイのメスの大群、
さらに位置を変えると、サクラダイのオスとメスが混泳してきて、
最後にサクラダイのオスの群れにあたった。
まだ前哨戦とも言える時期だけれど、既にかなりの数のオスがいた。
暗がりの中に浮かぶピンク色の大群。
この光景には目を奪われる。
しかし標準レンズでは、全然全景が写らない。
やっぱりワイドレンズ付けてこないとだめだなー(^_^)
この日は千葉にはよくいるけど、伊豆には少なめのヒゲダイや、
沖根の暗がりを移動する、大きなスジアラがいた。
ストロボが当たらないと黒く見えるけれど、光が当たると鮮やかな赤をしている。
サクラダイのオスの大群は、誰でも行けるような場所ではないけれど、
これは必見とも言える季節限定の光景なので、
ぜひとも皆さんに挑戦して欲しい(#^^#)
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