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このブログはダイビングライセンス取得コース改定のお知らせですが、「ダイバーの低レベル化が進んでいる今、どうすればレベルを上げられるのか?」を考えた経緯が書かれています。
すでにダイバーの方も、この問題に興味があれば、ぜひご覧ください。
「ダイバーのレベルが下がっている」
ずいぶん前から言われてきました。
ここ数年は自分でも強く実感するようになりました。
そして去年の小笠原ツアーで、その想いが決定的となり、なんとかしないといけないと考えるようになりました。
では、なぜレベルが下がってきたのでしょうか?
また、なぜダイバーのレベルが低いといけないのでしょうか?
自分なりに考え「このコースならレベルを上げられるのでは?」という答を出してみました。
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「一年に一度リゾートで潜るだけだけど楽しめてるよ。事故も起こしたこと無いし」
こういう風に考えているダイバーの方も多くいるのではないかと思います。
ダイビングをする上で大切なことが3つあります。
1つは、楽しめること、
2つ目が、安全に潜ること、
3つ目が、他のダイバーに迷惑をかけないこと。
ダイビングをする上で適度な緊張は安全性の面でも必要ですが、あまりに潜る頻度が少なく、怖いとすら感じてストレスが強すぎると楽しめません。
スキルがかなり低いダイバーでも「安全に潜れている」と思っている方がいます。
「事故が起きなかったダイビング」と「安全なダイビング」は結果が同じでも違うダイビングです。その違いは「危険までの距離」
一歩間違えば、すぐ事故になりそうなスキルのダイバーもよく見かけます。
ダイビングは小さな事故は少ないですが、一度事故が起きると死亡や障害が残るような重大事故になりやすいという特徴があります。
また、スキル不足のダイバーは自分が危険なダイビングをしていても、気づいていないことがほとんどだと思います。
レベルの低いダイバーが神子元や与那国などに沢山来るようになれば、きっと事故は増えていくでしょう。
それは誰にとってもマイナスにしかならないことです。
また、リゾートでは知らないダイバー同士がグルーブを組んで潜ることがよくあります。
そのグループの一番初心者にダイビングを合わせることになるので、あまりレベルが違い過ぎると、上手いダイバーは楽しめなくなってしまいます。
これは去年の小笠原ツアーで痛感しました。
また、レベルの低いダイバーが見ている小笠原の海は、上級者ダイバーが見る小笠原とは違います。
ダイビングは上手くなればなるほど潜れるポイントが増え、今まで見れなかった光景が見れるようになり、ますます面白くなっていきます。
では、なぜダイバーのレベルが下がってしまったのでしょうか?
理由は色々とあると思いますが、低レベルのダイバーを増やしたのは教えるインストラクターですから、ダイビングショップ側の問題が大きいでしょう。
ダイビングショップを取り巻く環境も、この20年ほどで大きく変化してきました。
ダイビングライセンスを取得する人は横ばいか減少傾向にあるのに、パディのダイビングショップは約2倍に増えました。当然一店舗あたりのお客さんは減ります。
また、「景気が悪くなりお金を使わなくなった」
「スマホの普及で使えるお金が減った」等もよく聞く理由です。
お客さんが減って、困ったダイビングショップが取った方法が「講習料金を安くすること」
以前はダイビングを始めれば継続したので、最初は赤字でも後から元が取れると考えました。
ところが2万でCカードが取れたのに、一回のツアーが2万では高く感じて行かない。
安い値段でCカードが取得出来るようになりましたから「年に1~2回リゾートで潜るだけだけど、体験ダイビングより楽しそう」という感じの方も出てきました。
そういった取得者ばかりだと赤字が大きくなるばかりですから、売上を上げるために「器材の押し売り」が始まりました。
しかし、頻繁にダイビングをしようと思わないダイバーは器材を持とうとは思いません。
まるで脅しのように押し売りをするお店もあって、かえってダイビングショップから離れる結果にもなっています。
また、あの手この手で無理やり利益をあげようとするダイビングショップが増え、「都市型ダイビングショップ = 胡散臭い」と思う人も増えてきました。
手軽に取得出来るようになった結果、ブランクダイバーがどんどん増えていき、ダイバー全体のレベルが下がっていきました。
講習料金が安くなり、手軽にダイビングライセンスが取れるようになっても、ダイビングの難しさが変わった訳ではありません。
呼吸の出来ない水中での活動であるダイビングは、ひとつの簡単なミスで命を落とすことになります。
年に1~2回ダイビングするダイバーは伊豆などで潜るよりも、リゾートに行くことが多いでしょうから、リゾートでレベルの低いダイバーを良く見かけることになりました。
「いくら安い講習料金にして、ダイビングライセンス取得者が多く来ても、続かないダイバーが増えてもしょうがない」
多くのダイビングショップが気づき始めました。
一時期はCカードの取得料金が1万円なんていう時もありましたが、今は7万位の店が増え、内容によっては10~15万というところも増えてきました。
それでも、
「3万で取れると書いてあるのに、実際に行ったら20万だった」とか、
「コースは6万なのに100万円の器材を勧められた」など、変わらないダイビングショップもまだまだあって、さらに自分たちの首を締め続けていますが‥(^_^;)
また、講習料金は安いままでダイビング器材を購入してもらう、という店もあります。
「ダイビング器材を持つのは、やる気のある証拠」
これも一つの考え方だと思います。
ただ、はじめから「器材購入してもらいます」とホームページに書くと来客が減るからなのか、来店してから器材購入が必要だと説明をする。
そうすると「高いものを買わせようとしている、押し売りだ」という印象を持つゲストもいます。
また、「確かにダイビングを続けたくて器材を買ったけれど、自分には合わなかった」という場合もあるので、必ずしも最初に購入するのがお客様にとってベストとも言えません。
ダイビングに必要な3つ(楽しさ、安全、迷惑をかけない)を実現するには上達することが不可欠。
そのためには、間を空けずに質の高いダイビングを続けることが重要です。
もし「年に1~2回リゾートで潜れれば良いよ」と思った方は、Cカードは取らずに、体験ダイビングやシュノーケリングを趣味にしてはいかがでしょうか?
どのみち、年に1~2回では上手くなりませんから、上級者ダイバーと同じ風景は見られませんし、自分が危険にさらされたり、周りのダイバーに迷惑がかかる可能性があります。
私達はインストラクター(=指導員)ですから、正しいダイビングの知識をお伝えするのが仕事です。
ダイビングライセンス取得コースを受けてもらう前に、きちんとダイビングがどういうものであるかを説明し、時にはダイビングライセンスの取得を勧めないことも必要だと考えています。
では、どうしたらブランクダイバーを増やさず、ゲストへの負担が大きくならないのか?を考えました。
アリエスではダイビングライセンス取得講習を¥88,000-に変更をします。
そして、取得後に利用できる¥30,000-分のツアー割引券をプレゼントすることにしました。
まず、最初の料金を見て「経済的に自分はダイビングを続けられるか?」を考えてもらい、続けられるのならば、結果的に安くなる。という方法にしました。
きちんとダイビングをしようと思えば、お金がかかるのは事実です。
ある程度の経済的余裕がなければ出来ないかも知れませんが、上達して様々な海に潜れるようになれば、対価以上の感動や興奮を与えてくれるのは間違いありません!(^^)
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2018年3月25日(日)
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