PADIダイビングショップ アリエス

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 ダイビング事故の3つの原因と予防方法

スキューバダイビングで事故にあわないためには、どうしたら良いですか?

ダイビングは水中という人が生きられない場所で行っている活動にしては安全度が高いと言われます。

しかし、一度事故が起きれば死亡に繋がることも多く、毎年10~20人ほどのダイバーが命を落とします。

ダイビングの事故は検証が難しく、病気での事故を除くと原因究明が難しいもの。

しかし、様々な事故例を見ていくと、ほぼ全てが人為的なミスで、多くは防げたのではないか?と考えます。

全てに共通するのが技術と知識の不足。

直接的な原因は大きく3つ、パニック、病気、安全管理不足です。

 

ダイビングは水中という「人が機械なしでは呼吸が出来ない」ところで行っている割には安全性の高い活動と言われます。

 

しかし、日本だけでも年間10~20人ほどの方が死亡事故にあいます。そして、それ以上に事故にあっているダイバー、減圧症(潜水病)になる方は多くいます。

 

事故例を見ると原因の多くは「技術不足に起因するパニック」と「病気」、そして「基本的な安全管理の怠り」です。

 

「ダイビング事故の70%は一度水面に出ていて、そこから浮力確保が出来ずに水中に沈んでいる」という発表がありました。

 

どんなに技術や知識があったとしても、パニックになれば全て役に立ちません。

この「パニックが起きる原因」を知り、そのような状況にならないようにすれば多くの事故は防げます。

事故はパニックから始まる

ダイビング事故が起きる原因とは?|ダイビングショップアリエス

何かの理由で呼吸がしずらい、または出来ないと感じることは水中にいる人間にとって、もっともストレスが高くなること。

 

医療関係の方から聞いた話では「痛みを我慢できる患者さんは多いが、呼吸が苦しいと我慢できない。それは死を連想するから」と聞いたことがあります。

 

呼吸に関するパニックの要因としては、

① 運動量が多い

② 過呼吸になっている

③ レギュレーターの性能が低い

④ スキルが未熟

⑤ 安全意識の不足

⑥ 不安に感じる

⑦ レギュレーターが外れた

などがあります。

 

①の運動量が多い状態としては、

「周りのダイバーの泳ぐスピードについていけない」

「自分にとって難しい(流れが速いなど)と感じる」海で潜っている時に起きやすくなります。

②過呼吸にもなりやすく、息苦しさは⑥不安につながります。また、③レギュレーターの性能が低ければ空気の供給量が間にあいません。

この状態は初心者の方だと、④スキルが未熟で中性浮力が取れていないダイバーだと、さほど難しくない海でも起ります。

 

④のスキルが未熟で起きた事故例としては、

「マスククリアが出来なくて、鼻から水を飲んでパニックになった」

「前のダイバーにマスクを蹴られて、鼻から水を飲んだ」などがありました。

技術不足にプラスして、⑤安全意識不足としては「前のダイバーに近づかない」ことは鉄則です。

 

この中で③以外は人がカバー出来る部分です。

レギュレーター(=水中で息をするもの)はダイビング器材の中でも生命を維持するもっとも大切な物です。なるべく性能が高い物を使用してください。

 

⑦のレギュレーターが外れる。

死亡事故の例を見ると、空気は残っていたのにレギュレーターが口から外れなくなっていた、というものがあります。

 

亡くなってしまっているので正確な原因は分かりませんが、浅い深度であれば何かしらの原因で口から外れたレギュレーターを拾えなかった、レギュレーターリカバリーが出来なかったというスキル不足。

 

大深度での単独潜水では、窒素酔いにより自らの意思でレギュレーターを外した可能性があります。

 

また他のダイバーにフィンで蹴られてレギュレーターが外れたり、マスクがずれて鼻から水を飲み溺れてしまった、という事例もあります。前のダイバーにくっ付きすぎないようにして下さい。

 

「呼吸関連」で「エア切れ」を想像する方もいるかと思いますが、よほど危険なダイビングをしていない限り、空気がなくなることはありません。

病気が原因による事故が増えている

ダイビング事故が起きる原因とは?|ダイビングショップアリエス

病気が原因の事故も増えています。

 

40代以上の死亡事故の30%は病気によるものというデータがあります。

 

長くダイビングをしていても、年齢とともに不具合も出ますので、安心の為にもダイビングを知っている病院で、定期的に健康診断を受けることが重要です。

 

そして、初心者とブランクダイバーに事故は多い。

 

初心者に多いのは分かりやすいところですが、ブランクダイバーには初心者もいれば、ダイビング歴の長い方もいます。

 

そして、ダイビング歴の長いダイバーの事故が増えているのも特徴です。

 

しばらくダイビングから遠ざかっていても「自分は何百本も潜っていたんだから、すぐに勘は取り戻せる」と思い込み、長くブランクが開いているということは、年を取り体力も落ちている可能性があります。

 

こういった事に気づけずに起きるダイビング事故が増えています。

安全管理不足

ダイビング事故が起きる原因とは?|ダイビングショップアリエス

安全管理に最低限必要なこととしてバディチェックというものがあります。

 

バディチェックをしなかった為に起きた事故を目撃したこともありますが、実際にかなり潜っているダイバーの方でも「やっていない」「正しいやり方を分かっていない」という人もいます。

 

今でもネットで検索をすると出てきますが、

「大坂で新婚旅行に行くため、練習で潜りに来た花嫁がダイビング事故で死亡した」という事故がありました。

 

この時もバディチェックが行われず、バルブが完全に開いていなかったことが原因と言われています。

 

また、このダイビングショップは経費の節約のため、1本目に使った空気の残量が少ないタンクを2本目に使っていました。

 

安すぎるダイビングショップは問題が多いものです。

花嫁さんや一緒に参加をしていた夫が選んだショップがここではなく、自分たちできちんとバディチェックが出来、空気の少ないタンクを使うことの危険性を認識できる知識があれば、花嫁さんが亡くなることもなかったはずです。

 

特にダイビングライセンスの取得や初心者の内は、安さでダイビングショップを選ぶのではなく、質で選ぶようにしてください。

 

今、これをお読み頂いているダイバーの方はバディチェックの正しい順番、どこを見るか、不具合があった場合はどこをチェックするかすぐに言えるでしょうか?

 

ヒントは順番の頭文字が<B、W、R、A、F>です。

 

バディチェックの順番はオープンウォーターのマニュアルに載っていますので、今までやっていなかった方は、ぜひ行って頂きたいと思います。

 

また、自分のレギュレーターやBCDを「何年もオーバーホールに出していない」という方もいます。

「何年もオーバーホールなんて出してないけど、普通に使えているよ」

「メーカーの言う年に一回のオーバーホールなんて儲けようとしているだけでしょ?」

「使用頻度が少ないから、あまりやらなくて大丈夫だよ」

そんな声を聞くことがあります。

トラブルが起きてからでは遅いのです。

 

ダイビングショップで潜っている方は、そのお店のスタッフが必要な時期が来ると教えてくれるでしょう。

当店では潜る頻度や汚れ方によって、1~2年に一度オーバーホールに出してもらっています。

実体験で言うと、一年半を越えたころからフリーフローが出始めます。

大抵は一番圧力の高いエントリー前に起こるので、大きなトラブルにはなりませんが、

器材トラブルによる事故も起きていますので、定期的に点検に出してください。

 

また、自分のレベルに合っていないダイビングポイントに行く、ブランクダイバーなのに”自分はベテランだから大丈夫”と思うのも安全管理の怠りです。

 

いずれにせよ「きちんとしたダイビングの知識と技術を持つこと」「自分のレベルに合わない人や海に潜らないこと」を守れば、ダイビング事故に合うことはほとんどないと思います。

 

アリエスでは「個人の知識と技術をあげること」の他に、ゲスト同士が助け合えるレベルのダイビングをすることを目標にしています。

 

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