10月3日(土)は千葉県・伊戸ダイビングツアー。
東京湾アクアラインの分岐点が少し渋滞していたものの、2時間ほどで伊戸に到着。
毎度のことながら千葉は近い。
この日は暑すぎることもなく、青空が広がり、ベタ凪の絶好のダイビング日和だと思った。
二本目にエントリーするまでは…。
吹き抜ける風が気持ち良いテラス席に陣取り、出航を待つ。
船上、目の前に座っていた学生らしいダイバーの子が言う、
「ダイビング久しぶりだから、緊張してきた~」
久しぶりなんだろう、BCDの腹ベルトがとまっていない…。
BCのタイプ的に、腹ベルトがとまってないとタンクがブランブランするだろう。
他のダイビングショップのゲストに声を掛けるのもなんだから、本人かショップのインストラクターが気づくのを待っていたが、エントリーも近くなってきたので声を掛けた。
「BCのベルトとまってないですけど大丈夫ですか?」
「やだー、久しぶり感出てるー。ありがとうございまーす」
ダイビングは大丈夫だろうか…。
*画像をクリックすると拡大します。
エントリー前、そのショップさんのインストラクターがゲストに声を掛ける、
「タンクが12リットルですから、しっかりBCに空気入れておいてくださいねー」
いや、しっかり入れちゃダメだってば…(;・∀・)
流れがある時はBCDにエアを入れると抵抗が増えて、進むのが大変になってしまうし、
エアを抜くのにロープから手を離す時間も長くなる。
現地ダイビングサービスのオーナーガイドさんは、
「BCに空気入れないでくださいねー」と声を掛けていた。
ロープを手繰りながら、そのまま潜降。
一本目でも、けっこうな流れだった。
下は安全停止の時の動画。
上から撮っているので少し分かりづらいが、泡が横に流れていく。
流れがある時は水底までロープをたどって降りるのが鉄則だけど、目の前にいた横須賀のアメリカ海軍所属の女性ダイバーは途中でロープを離し、物凄い勢いで泳いでたけど、だんだん流されていった。
水底に辿り着くと、ドッチーズが渦を巻き、
無数のイワシが頭上を覆い、
メーター級のクエが何匹も交差し、
コブダイやヒゲダイの姿も見られる。
一本目はサメを見るのはそこそこに、レアものを先に見ておくことにした。
イソギンチャクにびっしりとミツボシクロスズメダイが付いていて、その後ろをドチザメが通り過ぎる。
ミツボシはどこにでいるけど、サメをバックにした画はなかなか見られない。
光が当たれば簡単に見つけられるニシキフウライウオ、こんなに派手な外観なのに見つけるのに苦労する。
岩場の中でも流れがあって、擬態してるので岩場に隠れることの出来ない彼らは、揺られながら耐えていた。
ニシキフウライウオの2~3m先にはクダゴンベがいるという、お得な場所。
さらに、ちょっと行くとキツネベラの幼魚がいたり、
ノコギリハギの幼魚がいたり、
前が見えなくなるほどのイサキやネンブツダイの幼魚もいた。
浮上の為に砂地に出ると、小さなムレハタタテダイが流れの中を必死に泳いでいたり、
5cmほどのメイチダイやマハタの幼魚がいたりと、砂地にも獲物がいっぱいだったのだが、片手でロープ、流れもあって砂が舞うという状況だったので、ことごとく写真は駄目だった…。
さらに潜降ロープのブイに金色の魚が付いている。
これを撮るのも難儀したが、ギンガメアジの幼魚だった。
金色の体に6本の黒線。
これもけっこうなレアものだろうか。
二本目は少し流れが落ち着いていることを期待したが、ポイントに到着するとオーナーガイドさんが言った、
「レベル5だな、潜れるかな…」
うーむー、後はゲストの体力と姿勢と気合にかけるしかない。
潜降ロープを引っ張るのは重かった。
まるで上り棒を登っているような重さだった。
ゲストは大丈夫かと振り返ると、みんなついてきている。
けっこうしんどいのに、やるなー。
以前伊戸で流れの中の水面移動が出来ず、潜れず戻ってきたダイバーを見たことがある。
状況が変われば様々なテクニックが必要になり、スキルが上手いほど様々な海況に対応してダイビングを楽しむことが出来るようになる。
レア物は一本目で抑えたので、少しサメを見る。
今日もドッチーズは元気に周っていた。
二本目は伊戸で経験したことがないような激流だったけれど、そのしんどさと引き換えに始まったのが、最高の回遊魚ショーだった。
何万というイワシの群れに数えきれないほどのイナダやワラサが捕食に突っ込んで行く。
圧巻だったのがメーター級のカンパチ。
下の動画の中盤くらいで現れるが、ダイバーの目の前を悠々と通り過ぎていく。
こんなでかいカンパチが神子元以外にもいるんだ。
伊戸というと「あー、サメがいっぱいいるところでしょ?」と言われてしまうが、それだけじゃない。
他の大物はもちろん、時には回遊魚、そして探せばマクロ系レアものも続々出てきそうな感じがする。
しかも、それがかなり狭いエリアの中にあるので簡単に見られるのだ(#^^#)
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