3月2日(土)は東伊豆・伊豆海洋公園(IOP)ダイビングツアー。
晴れ、気温10℃、透明度15m、最低水温16.8℃、波あり。
予報に反して時折大きい波が打ち寄せていた。
まだ初心者のゲストもいらしたが、
「高い波を経験したことがないので、経験を積んでみたい」とのことだったので、他に移動することはせずに決定。
高い波があっても、正しい手順を知っていて実行出来れば安全に潜ることは出来る。
潜れるスキルがなければポイント変更をしなければならないので、潜れるポイントが限られてしまう。
そういったダイバーもいたと思われるので、ダイバーが少ない海で広々と潜ることが出来た。
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伊豆海洋公園の2月は荒れた日が多く、半分ほどしかオープン出来なかったらしい。
そして、ここ数日も荒れて、生物情報はリセットされてしまったそうだ。
まずはけっこう前からいた、砂地左のフリソデエビへ。
エビを見てると、アオウミウシがどこからともなく流されてきた。
砂地には大きなヒラメが二匹いたかと思ったら、
その近くには1mほどもある大きな個体。
二本目は、最近伊豆で大量発生中のクマドリカエルアンコウ、
一の根の深場でサクラダイ、
IOPに多いコガネキュウセン、
岩場を除くとギンポらしき魚が。
せまい隙間にいたので、きちんとした写真が撮れなかったが、
色合い的にはスバルヘビギンポだろうか?
そして常連のYさんが「ブログのネタになりそうな話をしていたショップがあったよ」と教えてくれた。
その話とはこんな感じだった。
「ビーチダイビングでは5mより浅くなると(ダイバーは)浮いていくから、石を持つんだ」
「石を持つ人がいるから、IOPの潜降ブイの下には石がないんだよ」
それについての理論も言っていたらしい。
「ウエイトはボートダイビングで5mで安全停止出来る様に合わせているから、それ以上浅い深度になると軽くなるんだ」
なんじゃそりゃ…( ゚Д゚)
Yさんは「5mに合わせていると言うけど、減圧停止になったらどうするんだろうね」と言った。
減圧停止は水深3mから始まる。
自分の意志とは無関係に浮いていくというのはダイビングにおいてあってはいけないことで、それは浮力コントロールのスキルが身に付いていないということだ。
ボートダイビングの安全停止の為に5mで止まれるようにウエイト量を決めると言っていたが、浅い深度ほど圧力変化が大きいので、5mより浅い所で浮いていってしまうんじゃなくて、よりゆっくりとした速度で上がらないと減圧症のリスクが高まる。
だから大抵のダイコンは深い深度よりも浅い深度で浮上速度が低くなるように設定されている。
ビーチダイビングをしているのに、「ボートのウエイトに合わせている」というのもおかしな話だ。
そして石も持ってはいけない。
もちろんダイバーが当たったり、波で動いたりはするけれど、その石の下には生物がいるかもしれなくて、ダイバーが動かすことによって捕食者に食べられてしまうかもしれない。
エキジット口で石を置かれたら邪魔だし、ウエイトの代わりにする位の大きさだから、遠くに放るのも無理だろう。
両手が塞がれていたら安全面でも良くない。
時にはロープを掴む必要や、手で危険を避ける行動を取るかもしれない。
他のダイバーを見れば、石を持っている人なんていないだろうし、
そもそもダイバーが石を持つということに、
このショップで潜っている人たちはおかしいと感じないのだろうか?
大瀬崎の湾内みたいに、持てるような石が無くて浅くなるポイントではどうするのだろう?
ここのショップではみんな水面に浮いていくのか…。
大瀬崎で潜っている上手いダイバーで、そんな人はいない。
どんな深度でも浮力がコントロール出来る様な適正ウエイトとスキルを身に付けないといけない。
別にウエイトが軽いことが上手いことじゃない。
自分の器材や体質に合ったウエイト量で潜ることが大切なのだ。
彼らもタンクの種類が変わればウエイト調整はしているだろう。
なぜ浅くなると浮いていくことが「ウエイトが足りない」と思わないのだろう。
そして、こんなことを教えているインストラクターは、自分も水深5mより浅くなると浮いていくのだろうか?
以前のブログで「違和感のある中性浮力」にも書いたけれど、他のイントラも同じことを言っていたことがある。
ダイビング先進国の中で「日本のダイバーのレベルが一番低い」と言っていたテクニカルダイビングのベテランインストラクターがいたが、
教える側がこれなのだから、そりゃ下手なダイバーが増えるよなぁ…(-"-)
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