前ページからの続きで③から始まります。
このページから読んだ方は、ぜひ①からもご覧ください。
< 目 次 > 各項目をクリックするとジャンプします
水中で呼吸しないと性能は分からない
3つ目の失敗例が「陸上でレギュレーターを吸って選ぶ」こと。
結構これで選んだ方も多いのではないでしょうか?
なぜ失敗なのかと言えば「性能が分からないから」です。
レギュレーターは高い水圧がかかって初めて性能が分かるもの。圧力のかかっていない陸上で吸っても分かりません。さらに「水中では吸いずらいのに、陸上では吸いやすい」という物も存在するので、むしろ間違いが起こりやすくなります。
車の試乗と同じで「さわってみると欲しくなる」という感じで、「吸ってみますか?」と言われることがあるかもしれませんが、性能は分かりません。
使用してみたい場合は、ダイビングメーカーが行っているモニター会に参加してみてください。こういった日に合わせてダイビングポイントを選んでみてはどうでしょうか?
ただ、これも絶対の指針ではありません。
レギュレーターの本当の性能は大深度に行った時、運動量が増えた時、エアが少なくなった時、またはこれらが重なった時に楽にエアが供給出来るかを知らなければなりません。
これを自分が欲しい候補を全て試すというのは難しいでしょう。
またレギュレーター選びの難しいところかな?と思うのが、自分が某レギュレーターからXTX200に変えた時、最初「あれ?あんまり吸いやすくない…」と感じました。
前に使っていたレギュレーターが中圧値を高くして「ドバっと空気を出す」ものだったので、そう感じたのです。
ところがXTXに慣れてから、前のレギュを使うと「空気が出すぎて苦しい」「エアが早く減る」ということがありました。
いくつかの高性能のレギュレーターを使い続けて、違いが分かるダイバーでないと本当の良し悪しは分からないので、そういった人の意見を参考にするのが間違いないかと思います。
ハードなコンディションでも
呼吸しやすいことが重要
*機械的な話になるので、パーツ名称が出てきます。
青い文字は用語解説のページにリンクしています。
軽いものは全体的に小さめ。
ファーストステージ内に溜めた空気がセカンドステージに流れてきますので、容量が大きい方が呼吸がしやすいですし、パーツに厚みがある方が耐久性が高くなります。
セカンドステージが小さい場合。
セカンドステージが小さいと、ダイヤフラムが小さくなり、かかる水圧が小さくなるので息を吸う時に強い力が必要になります。
またセカンドステージも容量が大きい方が吸いやすいので、小さなものは奥行きを出して容量を増やします。そうするとデマンドレバーの角度が急になるので、これも呼吸に力が必要になります。
そしてセカンドステージに奥行きがあると、パージボタンを押した時にデマンドレバーが戻らずフリーフローしやすいレギュレーターもあります。
ダイビングではレギュレーターを軽くしても、その分ウエイトが増えますので、重量に関しての水中での利点はありません。
長く使い、自分の命を預けるレギュレーターですから慎重に良いものを選んでください(^-^)
< 関連ページ >レギュレーターの選び方3つの重要ポイント
お気軽にお問い合わせください
03-6276-5758
電話受付時間 :12:00~20:00(お問い合わせフォームは24時間受付)
*留守番電話になりましたら、お問い合わせフォームよりご連絡をお願い致します。
(電話番号が履歴に残りません)
定休日:木曜日・不定休があります