9月2日(木)はダイビングライセンス取得コースのプール講習。
9月4日(土)夜~5日は南伊豆・神子元ダイビングツアー。
出発の日、神子元にまたジンベイザメが出現!
5日前の8月30日にもジンベイザメは出ていて、現地ダイビングサービスが10年ぶりの再会だったにも関わらず一週間に2回も!
伊豆では8月だけで三回もジンベイザメの目撃がある。
こんなの今まで聞いたことが無い。
ちなみに8月30日は<国際ジンベイザメの日>だそうだ。
今回のツアーは、神子元ツアーに初参加の方がお二人、
10年振りというお客様もいたので、
ドリフトスペシャリティーのレクチャーをしてからの出発となった。
当店のドリフトSPは、もちろんドリフト(潮に流されるような)ダイビングも含まれるが、
主に<神子元の潜り方>と言える内容。
アリエスでは、与那国やトカラといった難しいと言われる海にも行くが、
ゲストの皆さんが口を揃えて言うのが「神子元が一番難しい」ということ。
普通のダイビングポイントに比べれば、遥かに広大なダイビングエリアを誇り、
巨大な根が多くそびえ立ち、強い流れや、複雑な流れがしょっちゅう起こる。
今回はまさに<レクチャーの内容が現実化>したダイビングになった。
~画像をタップすると拡大します~
海上では10m以上の北東風が吹き、神子元島までの道中は波があった。
前日よりも海は青くなり、冷たい潮もない。
一本目のポイントはジャブ根。
数十人のダイバーが次々とジャイアントストライドエントリーで海に入っていく。
潜降して三分もしない内に、方々からハンマー発見を知らせるダイビングベルの音が鳴り響く。
水中は青くなったと言っても、少し暗い感じが残り、ハンマーは見えるものの寄り切れなかった。
南東に向けて泳ぎ始める。
この頃はゲストの方も横一列になって、私から一定の距離を保ち、いい感じだった。
次第に流れが速くなり、眼下に見る水底がどんどん過ぎ去る。
すると、二人のダイバーが急に岩場に掴まった!(;・∀・)
当たり前だが、流されているダイバーとどんどん距離が開く。
流されていたダイバーは急流の中を根のトップに掴まろうとするが、失敗して流されていく方もいる。
岩に掴まったダイバーたちは、水底を這って進んでくるが、根がV字になっていて、流れが強いところを逆らっている。
自分たちが掴まっている根の上は、まったく逆の流れだ。
深度を上げれば、逆らう必要はなく流れに乗って合流が出来るのだが…。
この辺もレクチャーに出てきた内容だった。
その後も根の上で、横を向くとマスクがずれて水が入るほどの急流が続く。
「これは動画に撮りたい」と準備をしてたら、
一名のゲストが流されていった…。
唯一の神子元常連さんだけが、次々とハンマーを見つけてはベルを鳴らすが、
ハンマーを見るどころではなかった(*_*)
二本目。
一気に潮は緩み、ゆるゆる神子元になった。
ゲストのお一人が言った「こっちが一本目の方が良かったな~」
そう、ディープダイビングなら深く行けばいいし、
ナイトダイビングなら夜潜ればいい。
ドリフトの難しいところは流れの強さが選べない。
初の本格的なドリフトで、あんまり流れが強いと勉強にはなるが楽しめない。
潮が緩いといいことばかりではなく、長距離を泳ぐことになる。
ハンマーは見当たらない…。
途中大きなクエや、前が見えない程密集したタカベに出会ったが、
この海では、これで良しとはならない。
もう見れないかもしれないと思ってた。
潮も緩み、ダイビングの流れも変わってしまった…。
もう潜水時間も残り3分。
と、そこに大きな二頭のハンマーが近寄ってきた!
みんなやたらと追ったりせずに冷静に見ていたので、
二頭のハンマーはしばらくチームの周りをぐるぐるしていた。
良かった~、ノーハンマーで終わらずに済んだ。
と思い、フロートを打ち上げると。
ダイビングベルが鳴り響く。
十数頭、いやもっといるかもしれない。
いい群れが通り過ぎ、少しだけそれを追う。
常連さんが言った「せめて三分前に出たらなー」
そう、これがあるから、もっともっと見てみたいと思って通ってしまう。
初参加のお客様は「神子元のレクチャーの意味が分かりました」と言っていた。
神子元はハンマーヘッドシャークの大群が見られる世界でも数少ない海。
潜りたいというダイバーは多くいるが、神子元で潜れるようになるには、神子元で練習するしかない。
この海だけが突出しすぎていて、他の海でいくら潜っても、
参加出来るレベルにはなっても、潜れるレベルにはならない。
参加出来るレベルになるにも練習が必要だ。
神子元がどんなところか知ってもらえた一日になった(#^^#)
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<本当の上手さ>と<生物を見る楽しさ>だと、アリエスでは考えています。
上手くなれば同じ海に潜っても見られる生物はまったく違います。
ダイビングはただ本数をたくさん潜っても上手くはなれません。
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