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7月7日(月)~12日(土)の小笠原ダイビングツアー五日目目。
【天気】曇り一時雨、30℃
【海況】南東の強風、凪
【潜水データ】
■ 透明度:15~30m
■ 水温:24~28℃
■ 最大深度/①32.6m/②25.0m
■ 潜水時間/①28分/②43分
小笠原を発つ日、この日は午前中に2ボート。
出航時間が15時と遅いので、最終日も潜れるのが有難い。
一本目のポイントは港内にある<エビ丸>
今まで潜ってきたバラ沈や横倒しと違い、割と原型を留めたまま、態勢を崩さずに、水底に鎮座している。
前回来た時にボニンハナダイを見たところだった。
今は三匹いるらしい。
ボニンハナダイは、ボニン(=小笠原)の名を冠す、フチドリハナダイの近似種の美しい魚。
かつては小笠原でしか見られなかった。
~ 画像をタップすると拡大します ~
ここは周りに岩礁が無い、船がポツンとあるだけの場所で、最大水深も深いので、長居は出来ない。
ポイントに着くと先に一隻いたので、ブイが空くまで待機をする。
エントリーすると一気にボニンのいる深場まで降りていく。
前回のブリーフィングでは、「船内は砂が巻き上がりやすいので、まずは船の外側から全員で見て、それから中に入りましょう」とのことだった。
そう、前回のブリーフィングでは。
まずは鉄格子のような船の外側からボニンを確認。
すると前回の小笠原ツアーにも参加してくれたCちゃんが、すっーと内側から目の前に現れた。
内側からの方が圧倒的に見やすい。
なにっ?まずは外側からだろうと思ったが、確かに今回のブリーフィングでは、そんな話は出ていなかった。
急いで内側に移動。
何度見ても美しいハナダイである。
他のゲストは深度を上げる中、ここの一番の見ものであろうと、ハナダイ好きとしてはぎりぎりまで粘った。
その後も、深度を上げると、もうマストしかなくなるので、各種スズメダイなんかを見ていると、上の方でYさんがなにやら小さなサンゴを熱写している。
なんだろうなーと覗き込むと、よもやのイトヒキコハクハナダイだった。
エキジットしてからオーナーに聞くと、以前ここで出たことがって、探してみたとのこと。
小笠原では珍しいらしい。
コハクはどこに行ったら確実に見れるというのが少なく、
大瀬崎辺りでも、かなり深場に行けばいるらしいのだけど、お客様を連れて、気軽に探しに行ける深度ではない。
魚に詳しくないと「スジハナダイと何が違うの?」という感じなのだけど、レア度がまるで違う。
安全停止の為に深度を上げると、そこはマストしかないのだけれど、
この時は三十匹ほどのヒレナガカンパチがぐるぐると周り続けて楽しませてくれた。
二本目のポイントは日吉丸か大岩かということになったが、沈船は何度か潜ったので大岩に行くことになった。
<西島大岩>は巨大な丘がいくつもあり、その間が白砂の狭い水路になっている。
潜り始めてすぐ、小さなサンゴの上にでーんと乗っている赤い魚がいた。
一瞬、えっ?と思ったが、ベニゴンベだった。
ベニゴンベは小笠原以外では珍しいらしく、小笠原には場所によっては沢山いるのだけど、サンゴの奥に入っていてなかなか写真を上手く撮ることは出来ない。
そんなベニゴンベが丸出しだったので、一瞬躊躇している間に、奥に引っ込まれてしまった(^_^)
その後、伊豆ではホンソメワケベラでお馴染みのベラ科ソメワケベラ属のソメワケベラがいた。
タイプ種なのに見る機会が少ない。
そして、水路に生えているウチワでピグミーシーホースを紹介してもらった。
今回のこは特に小さくて5mmほど。
肉眼では(私には)見えないので、顕微鏡モードで場所に当たりを付けて撮っておく。
ピグミーシーホースという名で定着しているけれど、これは小さなタツノオトシゴの総称。
最近は大瀬崎でよく出るようになった、ジャパピグことハチジョウタツもピグミーの仲間。
ピグミーというと写真のタイプを思い浮かべる方が多いと思うけれど、この種はバージバンティという。
とうとう伊豆半島にも現れるようになって、伊豆で見れる日も遠くないかもしれない。
小笠原ではよくヨロンスズメダイも見た。
体色が濃紺やもっと薄いタイプもいて、最初は別の種類の魚かと思った。
最後は根頭の方に上がっていくと、一面のサンゴにキホシスズメダイやタカサゴが乱舞していて、小笠原の海らしいボニンブルーの中で安全停止に入った。
その時、一匹の小さなカメがゆっくりと泳いできた。
最後まで楽しいダイビングとなりました(#^^#)
お昼頃に港に戻り、でかい唐揚げと明太マヨののった丼ぶりを、クーラーの効いたコンドミニアムの中で頂く。
おが丸の停泊している港には14時過ぎに行き、船内に荷物を置いたら、すぐに右舷のデッキで場所取りをする。
ここが直射日光直撃で、えらい暑いのだけれど、小笠原名物のダイビング全船での見送りを見るためには早めに行かないとならない。
勇壮な和太鼓と共に、港に集まったダイビングサービスや宿の人たちからは、
「いってらっしゃーい」の声が響く。
「さようなら」ではなく「いってらっしゃーい」で、船上からは「いってきまーす」と大声で叫んでいる人もいる。
大きなおが丸がゆっくりと岸壁を離れ、近くのダイビング船が停まっている港から次々と船が出てくる。
しばしおが丸と並走し、外洋に出る頃になると、船速を落とした船から次々とスタッフが海に飛び込む。
中には見事な回転飛び込みをする人も。
そして、最後まで残っていたのが海上保安庁のスピードボート。
最後はまるで魅せるかのように急旋回をし、船上からは「おっー」という声が上がり、「ありがとー」の声も聞こえた。
いつも日本の海を守ってくれてありがとうございます。
また小笠原の海に戻って来たいと思います(#^^#)
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