12月3日(土)は、またもや西伊豆・大瀬崎ダイビングツアー。
前日、海の準備をしてると電話が鳴った。
「あのー、ダイビングの講習料金が適正かどうか教えて欲しいんですけど…」
当店ホームページのQ&Aにある、
「違いすぎる!ダイビングライセンス取得料金の仕組みとは?」をご覧頂いたそうだ。
時々こうしたご相談を頂くので、他のダイビングショップの情報が蓄積していく。
そのダイビングショップでは、ダイビングライセンス取得コースとステップアップコース(PADIで言うアドバンスコース)で36万。
ここには器材などは一切含まれていない。
これでも十分高いが、本来は70万するのが割引になっているそうだ。
もちろん売れ残り商品の叩き売りじゃないのだから、
ソフトである講習が、半額近くで30万以上も安くなることは、まともな店ではあり得ない。
~画像をタップすると拡大します~
プール講習に行くと器材はボロボロで、
「レンタル器材は日本人に合わないから、自分のものを買った方がいい」と言われたそうだ。
なんじゃそりゃ?
日本人に合ったレンタル器材を揃えなかった自分の店のせいだろう…( ̄д ̄)
そもそも海外製だから日本人に合わないとかもないし、
相手が初心者だと思って、言っていることがめちゃくちゃだ(-"-)
器材セットの値段を聞くと「120万だけど、プール講習でみんな買っている」そうだ。
適正価格か聞かれたので、
「まあ、ダイコンだけでも高いものだと20万するので、最高級品を定価で買えば、その位になるかもしれませんね」と答えると、「ダイコンは含まれていません」と言われた。
うーん、なにを入れたら120万になるのだろう。
もちろん値付けは自由だ。
自店の講習に70万の価値があると思って、お客様がそれを選ぶのなら、それも良いだろう。
が、こちらの方はダイビングショップを調べることはしなかったそうで、
「親しくない知り合いからの紹介」だったそうだ。
先日ご相談いただいた方も「マッチングアプリで出会った人からの紹介で、150万の器材をローンを組んででも買うように言われている」とのことだったので、
この手の集客方法が増えているのかもしれない。
後々大変なので、ダイビングショップはよく調べてから始めてくださいね。
本当に悲惨なのは買った後ですから。
そして、翌日の大瀬崎。
今回は潜れるメンバーで、一本目は柵下のスジクロユリハゼ狙い。
沖に出ていくと、少し流れていて、先端方向に押される。
ちょっと着底位置がずれながらもスジクロエリアに行き、
NDLの限界まで粘ったが、スジクロは現れなかった、無念…。
深度を上げて、ニシキフウライウオのペアを見て、
そのすぐ下には、伊豆では珍しいのかな?カモハラトラギスと、
えらく赤青黄の信号機カラーがはっきりとしたウメイロモドキがいた。
さらにエキジット口近くで、見慣れぬモノトーンの口の尖った魚を発見、
「おっ、クギベラ?」
これも伊豆では珍しいのではないだろうか。
このこがえらくチョロチョロするので、写真を撮るのは難しかったが、伊豆では珍しいとか、初めて見るとかだとテンションが上がる(^^)
エキジット口横の水深20cmほどの場所ではシマスズメダイの幼魚がいて、
この水深1~2mあたりでじっくり遊びたいなと思った。
二本目は魚影が濃すぎるでお馴染みの先端へ。
前回の落石事件でアケボノハゼを見損ねたお客様がいたので、アケボノエリアヘ行ったのだけど、ハタタテハゼは沢山いたが、アケボノの姿はなかった。
どこに行っちゃったんだろう。
まだ水温はそれほど低くないけれど、天に召されてしまったのかなぁ。
道中にはイナダの群れが頭上を通り、
いつも同様、キンギョハナダイやらイトヒキベラやらスズメダイの群れが、
バサーッと視界を覆いつくす。
そんな中、キンチャクダイの幼魚がいたんだけれど、もはやチャイロヤッコよりよほど珍しい。
なにしろチャイロは、この辺りにやたらいっぱいいるのだ。
そして、巨大なソフトコーラルの中といういい場所にクダゴンベがいた。
クダゴンベ自体は伊豆では珍しい存在ではなくなってきたけれど、
この赤い格子模様が好きだなぁ。
トサカの中に浮かぶクダゴンベは幻想的ですらあった。
たっぷり潜って、そろそろエキジット口に向かおうかと思った頃に、あれが見つかってしまった。
通称ゾンビカラーのホカケハナダイ!
それがキンギョハナダイの群れの中で、メスに猛アタックをかけている。
ホカケハナダイは帆(背びれ)を開かないと、めっちゃ地味な魚なのだけど、
ゾンビカラー(婚姻色)になると、ゾンビ映画の顔色のような、薄青白い体色に赤いラインが出て、特徴的な背びれを広げて、凄い速度で右に左に弾丸のように動き回る。
それが「こんなにホカケハナダイっているもんなの?」っていう位の数がいるものだから、
それは凄い迫力だった。
大分時間的にはオーバーしていて、潜り過ぎ感は否めなかったが、水中での出会いに次はないかもしれない。
奇跡のような光景を堪能した。
お客様の中には水中に叫び声が聞こえるほどアゲアゲで楽しんでいる方もいた(#^^#)
けっこう粘って写真を撮ったのだけど、なにしろ動きが早いので、自分でもびっくりする位まともに写ってなかった…。
帆が全開だとピントが合ってなかったり、
ピントが合ってるとヒレが閉じてたり。
ほとんどの個体は中層にいたのだけど、水底近くにいた個体もいたので動画を撮ってみた。
ゾンビカラーのホカケが、ヒレを全開にするシーンを見てみてください。
ブレブレなので酔いやすい方は閲覧注意m(__)m
浅瀬に戻ると、チョウチョウウオ系の少ない大瀬崎にあって、チョウハンが三匹いた。
そして、シマハギは数えられないほどいる。
先端が面白すぎて、ついつい長く潜ってしまう。
ブリーフィングでは「60分予定で、もしかすると70分位になっちゃうかも」と言ったのだが、
最大水深34mで、潜水時間は78分になってしまった。
参加された皆さま、ご安心ください、普段はこんなに潜りませんから(#^.^#)
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