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8月24日(日)は西伊豆・井田ダイビングツアー。
【天気】晴れ、33℃、西南西のやや強い風
【海況】凪
【潜水データ】
■ 透明度:6~10m
■ 水温:20~26℃
■ 最大深度/①24.4m/②25.0m
■ 潜水時間/①44分/②51分
井田は大瀬崎から10分ほど先にあるポイント。
この日は西南西の風がやや強く吹く予報で、海は凪いでいるものの、桟橋より先に出ると、水面では風に流される状況だった。
水が冷たいので、全員ドライスーツを使用。
朝一はスコーンと抜けてきれいだったものの、16℃の潮が来ていたそうだ。
真冬と変わらない水温なのに、気温が33℃もあるのが厳しい。
当店が潜る時は、濁りが出てしまったものの、一本目は全域26℃、二本目はケーソン辺りから急に冷たくなって20℃だった。
~ 画像をタップすると拡大します ~
このツアーはほとんどの方が、まだ本数が少ない練習中のお客様たち。
井田にはエントリーする時にスロープなどはないため、水面に浮いた状態でフィンを履く練習をする。
バディ同士肩を貸しあって履いても良いのだけど、水面で履けるようになると、圧倒的に簡単になる。
少し荒れた海況であっても、フィンを履かない状態で海に入り、浮きながら履けば、転ぶこともない。
「ダイビングの上手さは潜降で分かる」と言われるほど、適正ウエイト、特にドライスーツでの潜降は難しいもの。
潜降の技術の要素を全て行い、それでも潜降出来ない時にだけ、ウエイトを足すことになる。
潜降出来ないからといって安易にウエイトを足すと、永遠に中性浮力が上手くならない。
この日は風があったので、すぐに潜降が出来ずに、流されてしまうゲストもいた。
潜降時ははぐれることも多く、それで事故になってしまったこともある。
スムーズに潜降が出来ることは、安全にもプラスになる。
マリンダイビングwebのSTOP潜水事故の記事の中で、アドバンス講習中のダイバーが、ロープ潜降しなかったばかりに、結果的に死亡したというのがあった。
これもロープを掴まなかったばかりに、潜降地点がずれて、原因は分からないが命を落とすことになってしまった。
ダイビングはほんの僅かなミスの重なりで、重大な事故に繋がってしまう。
アリエスではお客様に<本当の上手さ>をお伝えしたいと考えている。
それは、限られた人しか出来ない難しいことでも、高い料金を頂いて、講習を沢山することでもない。
ゲストダイバーが安全に潜れる思考的スキル、難しい海でも潜れる身体的スキルを身に付けてもらうためのツアーを開催している。
安全性を高める為に非常に有効なことが、バディ意識と位置取り。
この日は水色が緑っぽくなってしまい、見えずらい場所があった。
こんな時はガイドが振り返った時に、全員が視認出来る位置取りをしてもらうと良い。
振り返った時に人数確認が出来ないと、移動を止めて待つことになる。
ここで時間が掛かってしまうと、目的の生物を見るための場所まで辿り着けなかったり、寒さが増す、エアの消費量が多くなるなどのデメリットがある。
上手いダイバーは、それを知っていて、透明度が悪い中でもスムーズに移動することが出来るような位置取りをする。
見えずらい視界の中で、振り返った時にお客様の人数が確認出来なかったので停止した。濁りの中からお客様が現れたので、移動を再開。
後から話を聞くと、Mちゃんのフィンが取れてしまって、それをGちゃんが拾ってくれたそうだ。
Gちゃんはまだ初心者ながら、以前にも他のゲストのフィンが外れたのを教えてくれたことがあった。
きちんとバディ意識が出来ていて、これがバディ意識の低い人であったら、Mちゃんは自分で片方のフィンを履こうとしてロストに繋がっていたかもしれない。
経験本数の多い方でも、なかなか出来ていない人も多い中で、Gちゃんのバディ意識は素晴らしい。
海上保安庁の資料<ダイビングの安全対策>にも、事故はロストなど単独行動になってからが多いとある。
以前<ベテランダイバーの死亡事故から得る教訓>というブログを書いた。
この時もバディ潜水を解消し、単独潜水になってから起きた事故だった。
そして、先週起きた黄金崎での死亡事故も同じだった。
バディ意識を持ち、トラブルがあったり、特にバディがいなくなった時に、すぐに気づいて、インストラクターに教えてくれるだけで、随分安全性は高まる。
エキジット時、チームが固まり過ぎて、Nちゃんがフィンで蹴られてレギュレーターが外れた。
水深は1mほどの所だったけれど、そのまま立つことはなく、水中でレギュを拾えたそうだった。これは素晴らしい。
位置取りには多くの意味があり、前のダイバーに蹴られないような位置にいるというのも重要なこと。
フィンはそんな早い速度では下りて来ないけれど、マスクやレギュは意外なほど簡単にずれる。
その時に落ち着いて対処が出来ない場合は事故に繋がるかもしれない。
マスクに水が入って海水を飲むのは、かなり経験のあるダイバーでも苦しいものだし、
レギュレーターが外れた時にパニックになって、そのまま息を止めたまま急浮上すれば、肺の過膨張障害や減圧症になってしまう可能性がある。
片方だけならまだしも、レギュとマスクが同時にずれた場合は、多分ほとんどの人がパニックになると思う。
それだけ顔に何もついていない状態はストレス度が高い。
これも前のダイバーに近づき過ぎなければ起きない事なので、適切な間隔を取ることを意識していたい。
Nちゃんからこんな質問があった、
「レギュが見つからなかったら、オクトを咥えてもいいの?」
もちろんそれで構わない。
オクトは固定されているので、位置を把握していれば掴みやすい。
ただ、左出しにしている場合は、そのまま加えると逆さになり、水が入ってくる可能性があるので、向きを逆さにするか、頭の後ろを通して咥えるのがいい。
自分の器材であれば、右側にレギュとオクト両方二本出しにして、咥えやすくしてもいいし、スノーケルで水面移動する場合にはフリーフローしやすくなるけれど、レギュレーターネックレスを使用して、オクトパスを首に掛けておいてもいい。
これならメインのレギュが落ちた時に、簡単に予備に変えることが出来る。
安全への高い意識を持っているチームで潜る場合は安全性が高まるけれど、
現地ダイビングサービスなどで、知らない人同士だとバディを組むこともなければ、バディを指定したとしても意識は低い。
すぐに習得するのは無理だけれど、初心者の内から意識をして、
<自分の命は自分で守る>
それだけのスキルを身に付けられるように提供していきたい。
そんなダイバー達の集まりなら、安全性は飛躍的に高くなる(#^^#)
<アリエスはダイビングを上達したい初心者ダイバーのためのダイビングショップです>
ダイビングを本当に楽しむために必要なのは、
<本当の上手さ>と<生物を見る楽しさ>だと、アリエスでは考えています。
上手くなれば同じ海に潜っても見られる生物はまったく違い、安全性も高くなります。
「上達して、その先にある水中風景を見て欲しい」
ダイビングはただ本数をたくさん潜っても上手くはなれません。
上手くなりたい、きちんとしたダイビングをしたい、
そんなお客様はダイビングツアーの特長をご覧頂き、
当店のツアーにご興味をお持ち頂けたら、ツアー参加の流れをご覧ください。
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